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マルコ・パンターニ|闇のツール・ド・フランス|海賊の生と死

今のツールより2000年ぐらいのツールの方が面白かったなぁ。Jsport独占になってしまってNHKのデイリーまとめもなくなっちゃったんだよね。
そして、昔は中野浩一さんがなぜかツールの解説もしてた。競輪の人やでw
そしてその時代の寵児マルコ・パンターニのお話でまとめようかと。


2004年のツールはクライマーが勝った最後のツール

てか、ツール・ド・フランスのエグさについては、前の記事でもチラッと書きましが、毎日フルマラソンを21日間続けるようなもんで、箱根駅伝みたいな山登りからトレランまであるような世界です。

これには3種類あるんです。イタリア版、ジロ・デ・イタリア。スペイン版、ヴェルタ・ア・エスパーニャ。フランス版、ツール・ド・フランス。
これを3大ツールというわけなんですが、これを一年に二つ勝った鬼のような選手がいたわけです。
年20日かける2回通して走り続けてそれに勝った、それがマルコ・パンター二になるわけです。

パンターニが特別なわけ

パンターニが特別なのは彼がクライマーという山登りの専門選手なのにツール・ド・フランスに勝ったというところにあります。多分、おそらく今後数十年、クライマーがツールを総合優勝することはないでしょう。ワットメーターによるデジタル化による効率化はグランツールの仕組みや戦略性を変えてしまったんですね。
で、時代に逆らって勝ってしまったからパンターニは特別なんです。
この本はそんなパンターニの話です。ちなみにジロ・デ・イタリアでなくジロディターリアって書いてあるので翻訳者さん、せめて日本の表記方法使ってくれよって思ったりします。

そして、さらに特別になる悲劇の死という要素

日本人にとって、特別になる要素が彼にはあります。それが2004年2月14日に非業の死を迎えたことにあるんですよね。判官贔屓の悲劇のヒーローになってしまった。もちろんクライマーとしての唯一性はあるとは思うけど、当時、無罪とされていたけど健康上の理由で試合出場停止になってしまった。
(結局やっていたのは後に判明する)
そして、彼はそれでキャパシティがオーバーしてしまい、繊細な彼は自殺のような追い詰められた非業の死を遂げてしまったわけです。コカイン中毒とかマフィア説とか色々あるわけですが本書ではコカイン死亡説でした。

無罪とされていた、若き特別なクライマーの死。そこに物語性を見出してしまうんですね。

パンターニとランスアームストロング

前回、ランスアームストロングが剥奪されてもそれでも、自己虚飾で生き続けられた。一方、パンターニは繊細すぎて、Zガンダムのカミーユ・ビダンのように自己崩壊してしまう。
人間らしい、人間だった。その人間らしさがイタリア人がパンターニをいまだにヒーロだけど人間らしい人間という独特の立ち位置を与えているんじゃないかな。
イタリアと日本で受け入れているポイントが違うというのは読んでいてなんとなく感じるんだよね。
日本人なら死の真相を追うだろうけどこの作者はそれよりも人間的マルコをみてるのがお国柄だなぁ…って。

まとめ

人間らしさを合理性で無視してしまった今らしいランスと人間らしさに負けて死んでしまったパンターニ、これってなんか因果な世界だよって思う。

追伸。追悼文の中に元サッカー日本代表のザッケローニ監督が追悼文が書いててファ?ってなりました。なぜサッカーの監督???
知らない名前一覧の中に出てきたから有名人なんだろうけどなんでや。

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