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X投稿再掲載シリーズvol.4 CGに実写を混ぜる理由:効率・予算・リアリティ

こんにちは、shizです。
流れがちなX投稿をアーカイブするシリーズです。


写実的CG映像を作る場合、コンポジット段階でCGに実写素材を混ぜる作業を頻繁にします。煙や爆発、液体、水しぶきなどのエフェクト要素で特に多いです。これは「効率」「予算」が大きな理由ですが、「リアリティが一気に増す」という側面もあります。「嘘に本当を混ぜると、嘘が本当っぽくなる」の映像制作版です。

【エフェクト要素に実写を混ぜる理由】

  • CGの物量が圧倒的に足りない

  • CGの動きや見た目に複雑さが足りない

  • シミュレーションに時間がかかりすぎる

これは「CGがリアルに劣る」という話ではありません。写実系の場合、あくまでCGはリアルの模倣であり、コンピュータで模倣するには現実的な限界があります。その限界を無理に超えようとすれば、時間も予算も永遠にかかってしまいます。


【実写とCGの使い分け】

どんなときに実写素材を使い、どんなときにCGが必要になるのか。

■ 実写素材が有効なケース例

  • リアルな質感や複雑な動きを簡単に補いたいとき

  • 既存の素材で対応できるとき

■ CGが不可欠なケース例

  • キャラクターやカメラの動きのせいで実写素材を合わせられない、少なくとも実写をメインには使えない場面

  • 演出要素が大きい時(「この爆発はこう動いて欲しい」など)

  • 特定のライティングでないと絶対に馴染まない時

実際の現場では、撮影段階であらかじめ計画することもあれば、撮影後にスーパーバイザーやコンポジターが判断する場合もあります。最終的には「映像をどう見せたいか」を基準に、両者をうまく組み合わせます。


【画像例】

画像例1「煙」

めちゃめちゃ良くやるパターン。汎用実写素材の煙足し。作品用に撮影スタッフが別撮りしてくれている時も。

画像例2「ネバネバ」

クローズアップなのでリアリティのあるCGを作るのは時間がかかる。ロボ部分CGに実写を重ねることで、CGの「均一」感を隠してリアリティ増。
(なんでロボに「ネバネバ」があるのか? 完全に「キモさ」の演出目的ですね!Digital Domainに憧れていたのでこの映像100万回見ました。)

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Shiz|元・海外VFXコンポジターの一生終わらない学び記録 ご支援いただけると大変励みになります。 いただいたご支援は本代など勉強に役立てて、知識として皆さんにお返ししていきたいと思っています。