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第14話:ルームシェア感覚で、夫と暮らしてみた

🧪「一緒に暮らすって、どういうこと?」
結婚しても2年間、“別居婚”を選んでいた私たち。

だけど、いよいよ“はな(犬)”を迎えるとなったら、話は別だった。

こうして始まった、夫との同居生活。

……いやこれ、「新婚生活」っていうより完全に“実験”だった(笑)

このnoteをずっと読んでくださってる方なら、もうご存じかもしれません。


私の極端すぎる性格を。笑


学生の頃から、ギリギリにならないと火がつかないタイプ。
夏休みの宿題は最終日に泣きながら徹夜で仕上げるし、
大事な決断ほど、締切直前にようやく走り出す。


社会人になってからその性格は、社畜時代にさらに磨きがかかってしまった。

夜中まで働き、締切に追われながらも「気合いで何とかする」根性だけは身についた。笑

その後、副業に出会って「好きなことなら寝る間も惜しんで突っ走れる」自分に気づき、
結婚の決断だってラストスパート型で駆け抜けた。


スイッチが入ったら昼夜も構わず全力投球!

例えるなら短距離ランナー。
多少のハードルがあっても、気合いでなぎ倒して突っ走る。
(このnoteだって、なぜか爆速でやってるし。笑)




一方の夫は、静かに・淡々と・着実に進めるタイプ。
毎日健康的で規則正しい。
無理なダッシュはせず、長い目で見た長距離走を走る人。
いつでも安定感がすごい。笑



私が夜型で、彼は超朝型。


リズムも性格も、ここまで真逆なふたりっている?ってくらいだった。

引っ越し準備でも、その違いは炸裂した。


夫は1週間前には生活必需品まで段ボールに詰めて、準備完了。

……いや、早すぎるわ!生活どうすんの!?

結局、直前に再び開封して仮生活に逆戻り(笑)



一方の私は、引っ越し2日前から泣きながら爆速で荷造りスタート。

当日朝ギリギリまで段ボールに突っ込んでいた。


しかもその数日前には、私の「綺麗な星空を見に離島行こう!」という思いつきで旅行まで挟んでる。



ほんと、我ながらこじらせ体質すぎて笑える。

家具と家電を爆速で揃え、なんとか無事に引っ越し完了!


リビングのインテリアは、完全に“はな”仕様。
• 滑りにくいグリーンのタイルカーペット
• 登りやすいローソファ
• 芝生っぽいクッション


……なのに、ネットで頼んだカーテンのサイズを間違えた。
丈は長すぎ、横幅は足りず、色も微妙。結局ガムテで仮留め(笑)


「そのままでもいいんじゃない?」と夫。

でも私は、「はなの動画に映るから映え大事!」と反論。


副業仲間のデザイナーさんに色合わせまで相談して、ようやく落ち着いた。

Q.どの色に落ち着いたでしょう!?



生活、ゆるゆるすぎてごめん。

私たちの生活ルールは、かなりの自立型スタイル。

• 部屋は別、寝るのは各自の部屋
• ごはんは各自、誘うのも断るのも自由
• 食費も折半、自費で買ってきたお菓子には名前を書く
• 洗濯は別。洗濯機の前には各自のカゴ
(夫の「後から臭いとか言っても戻せないよ?」の一言で即決)
• 日用品も割り勘。冷蔵庫の中央に線を引こうとしたが、さすがに却下(笑)


ここまで来ると、もはや「理想的なルームシェア」。


食べ物や日用品を相手からPayPayで買うことすら日常。笑



でも不思議と心地いい。

無理に合わせず、無理に我慢もせず。


“自立したふたり”が“支え合う家族”になっていく感覚だった。


そして――
ここで我が家の同居生活の“真骨頂”が出る。


二人の気持ちのベースにあるのは、「一人暮らし」が前提。


お互い長年、自分のことは自分でやってきた。

自分が生活するためのお金も稼いできた。


だからこそ、
相手が何かをやってくれると、それが本気でめちゃくちゃ嬉しい。



夫がお皿を洗ってくれると「神~!」と私が叫び、
私がご飯を作ると「神!」と彼が感動してくれる(笑) 

毎日のあらゆるやりとりで「ありがとう」が飛び交い、
寝る前も「今日もありがとう!」と言ってから、それぞれの部屋に戻る(笑)


当たり前じゃない幸せを、しっかり噛みしめる暮らしだった。

そんな日常のなかで起きたのが――“神雑炊事件”。

🍲 神雑炊事件、爆誕。


私は平日フルパワーで働き、土日はぐったり休むタイプ。
だから体調も崩しやすい。


そんなとき、夫はただ一言。

「ゆっくりしてていいよ」。


昼過ぎまで寝てリビングに出ると、
掃除もゴミ捨てもお風呂洗いも全部終わってて、夫は達成感に満ちた顔でテレビを見てる。



……え、嘘でしょ?神なの?


しかもそのあと、さらっと
「飯食う?冷凍の出汁の残りで雑炊作るとこだから」って。




特別なご馳走じゃないのに、
その雑炊は、どんな高級ディナーより温かく沁みた。



「ありがとう」じゃ追いつかないくらい、心が満たされた瞬間だった。


そしてある晩。

リビングで並んで晩酌していたとき、彼がぽつりとつぶやいた。


俺、自分がこんな生活する日が来るなんて想像してなかった。
上京してからしばらくは貧乏生活だったし、狭い賃貸でひとり、仕事して帰ってシャワー浴びて寝るだけの日々が続くんだと思ってた。

結婚しても正直、一人暮らしの賃貸でいいと思ってたし。


でも今は、仕事終わったら早く帰りたいし、広いお風呂にゆっくり浸かれるし、飯もうまい。


この“はなの森(リビング)”も好きだし。


……本当に幸せだな〜って思う。


こんな世界があるんだって教えてくれて、本当にありがとう、嫁〜



その言葉に、不意打ちで胸が熱くなった。

笑いながら聞いてたけど、心の奥では涙がにじんでいた。


「こちらこそありがとう、神夫…!」。


あの夜の言葉は、きっと一生忘れない。

🍻 そして副作用。


ふたりとも食べることとお酒が大好き。
リビングはすっかり“パーティルーム”。


毎晩「乾杯〜!」を繰り返した結果――
私の体重は右肩上がり。笑



でも、この“ゆるさ”も含めて、今の暮らしが好きだった。

📢 次回予告

最終話:”はな”を迎えて、家族になった日(一部有料)配信予定

「大変だけど幸せ」
――その意味を、身をもって知ることになる。


――つづく。

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