邦題で損してる作品No.1かも!?名作スラッシャーホラーの二番煎じ感は否めないけど普通に面白すぎるハロウィン系スラッシャーホラー「ヘルウィン」【ホラー映画を毎日観るナレーター】(1339日目)
「ヘルウィン」(2019)
パトリック・ルシエ監督
◆あらすじ
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2015年のハロウィンの夜。不気味な仮面をつけた男が、突然パーティー会場にいた人々をナイフで滅多刺しにして絶命させた。犯人は警察に撃たれ瀕死の重傷を負うも消息を絶った。ヤツは死んだ。そう思われたが、毎年ハロウィンの夜にヤツは現れ、無差別大量殺人を繰り返し、捜査に乗り出したFBI捜査官も惨殺してしまう…。そして4年後のハロウィンの夜も殺人鬼は出現し、人々を血祭りにあげていく!(Amazon.co.jpより引用)
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•予告動画
•この映画を一言で表すなら?
『ハロウィンの夜、友人たちを次々と殺害したパトリックは行方をくらました。そして次の年もその次の年も彼は無差別殺人を繰り返す!』
という、名作スラッシャーホラー「ハロウィン」(’78)の二番煎じ感は否めないものの、そのダサい邦題からは想像がつかないほどに完成度が高いハロウィン系スラッシャーホラーです。

(Filmarksより引用)
•最新のボイスサンプルができました!
この度新しくボイスサンプルを録らせていただきました!
今回はお子様も楽しめる至って健全な教育番組向けのボイスサンプルでございます笑。
果たして本当でしょうか?
ぜひ聴いてやってくださいませ!
•マシュマロ(質問箱)を設置しました!
映像製作者の方々とやらせてもらっているPodcastラジオ「ホラー映画で語らナイト」が早いもので放送開始からもう半年が経過しました。
いつも聴いてくださっている皆様、本当にありがとうございます!!
そこで!
番組に対する質問や私を含む出演者個人に対する質問を流行りの質問箱マシュマロで募集させていただきます✨
完全匿名なので遠慮なく何でも聞いちゃってください!
そして、いただいた貴重な質問やご意見は番組内で紹介しますので何卒よろしくお願いします!
•どんなお話?
2015年、ハロウィンの夜。
同級生たちとハロウィンパーティーを楽しんでいたシェリルだったが、その場に居合わせた大人しいパトリック(通称∶トリック)が突如暴走し、誰彼構わずナイフで滅多刺しにして殺害した。
一度は警察に拘束されるも脱走。最後はデンバー刑事らによって数発の銃弾を食らい、そのまま病院の2階から転落。
しかし、遺体は発見されず、事件はうやむやのまま終わった。
トリックは死んだと思われていた。

(https://www.imdb.com/title/tt9177040/mediaindex/?ref_=mv?ref_=mv_smより引用)
だがそれ以降、毎年ハロウィンの夜に彼は現れ、無差別に大勢の人を殺傷してまた姿をくらませていた。
ついには捜査にあたるFBI捜査官や保安官も惨殺され、逆にトリックをダークヒーローのように崇める若者まで出る始末。
そして、2019年のハロウィンの夜。
警戒する警察官を嘲笑うかのように、トリックはまた殺人を繰り返す。
果たしてシェリルやデンバー刑事の運命や如何に!?
といった感じのお話でございます。

•良かったところと気になったところ
「ヘルウィン」というダサい邦題といい、日本版のジャケ写にデカデカと書かれた「ハロウィンが地獄(ヘル)に」というそのまんまな文言といい、どう考えても面白くなさそうなんですけども普通に面白かったです笑。
ここまで邦題で損をしている作品は久々に観ましたね。少々可哀想な気もしますが、ハードルが下がりきった状態で観たから楽しめた部分もあるかもです。
『毎年ハロウィンに現れて殺人を繰り返す不死身の覆面殺人鬼』
という設定やストーリー自体は往年の名作スラッシャーホラー映画「ハロウィン」(’78)を明らかになぞっているのが見て取れますが、後半はガラッと雰囲気を変えて大きく展開を変えているところで差別化を図っております。

思い切りの良い殺戮描写は非常にリアリティがあって目を見張るものがありますし、臨場感のあるカメラワークやアングル、あえての手ブレだったりと、『限られた予算の中で如何に面白くするか、視聴者を惹きつけるか』という部分で色々と工夫しているところに好感が持てました。
あと、個人的にこの手の映画って本家の「ハロウィン」(’78)もそうなんですけど、
『こんな凄惨な事件がありました!犯人は消息不明でどこかに潜んでいるかも…』
みたいないわゆる導入を見せてから、
『それから数年後。大学生の〇〇は恋に遊びに大忙し。そんな彼女は夏休みに友人たちと山奥のコテージを訪れたが…』
という本筋に入っていくのが定石です。
もちろんこれは一例ですし、本家「ハロウィン」はもっと捻ってあります笑。

なんですけども、今作は冒頭からパリピ系の高校生たちがハロウィンパーティーでどんちゃん騒ぎをしていたら、パトリック(通称∶トリック)という大人しい青年がナイフで友人たちに襲い掛かり、数名を殺害。
その場にいた一軍男子のトロイが火かき棒でパトリックに重傷を負わせ、騒動は収束して警察が駆けつける。
しかし!
なぜか拘束されていたはずの手負いのパトリックは脱走し、病院内で看護師や警官を殺傷。最後はパーティーに居合わせたシェリルを人質に取るも、デンバー刑事やジェーン保安官によって数発の銃弾を食らい、そのまま病院の2階から転落。

(https://www.imdb.com/title/tt9177040/mediaindex/?ref_=mv?ref_=mv_smより引用)
容疑者死亡で事件は終わるかと思いきや、パトリックは這々の体で逃走し、川に飛び込みそのまま消息を経ってしまう。
あれだけの重傷を負っているのだから流石に助からないだろうと思われたが、次の年もその次の年もハロウィンの夜に正体不明の覆面殺人鬼は無差別殺人を繰り返す。
そして事件から4年目のハロウィン数日前。
といった感じに自然とストーリーが流れていくんですよ。
導入が終わり本題へ。というその間でのぶつ切りがないので、我々視聴者も自然と作品に惹きつけられました。
ここは見事でした!大変素晴らしかったです!

(https://www.imdb.com/title/tt9177040/mediaindex/?ref_=mv?ref_=mv_smより引用)
事件から4年も経っているため、ウェイウェイしていたシェリルは落ち着いた美人なお姉さんになる一方で、トロイは今でも「あの殺人鬼は俺が仕留めたんだぜ!」と事あるごとに自慢するおバカちゃんなまま。
事件を追い続けるデンバー刑事はFBIから追いやられ、少々くたびれ気味。ジェーン保安官はそんなデンバーに協力し続ける。
という、時間の流れによる主要人物たちの容姿や立場の変化も分かりやすくてとても良かったです。

そしてまた今年のハロウィンも不死身のパトリックが現れ、昨年殺害した警察官の墓石で若い婦警を圧死させたりと大暴れ!
ここまで来たらもっと警察頑張れよと言いたくなるような気もしますが、逮捕されちゃったらそこで終わりなんでしょうがないですね。
なもんで、良いところばかりだったんですけども、惜しむらくは『主人公が誰なのかが定まってなかった』という点でしょうか。
おそらく今作の主人公はシェリルなんですけども、結構そこがブレちゃっているというか、デンバー刑事やジェーン保安官、さらにはおバカなトロイなど、他のキャラの視点でも描かれるため、どちらかというと群像劇に近い感じがしました。

(https://www.imdb.com/title/tt9177040/mediaindex/?ref_=mv?ref_=mv_smより引用)
そのため、物語の中盤がブレてしまったといいますか、ただただ『教会のハロウィンパーティーでパトリックが数名を殺害する』というありがちな展開になってしまい、ここが個人的にちょっと勿体ない気がしました。
あと、犯人のいわゆる犯行動機が不明瞭で少々モヤっとしました。種明かし部分はかなり斬新で面白かったんですけど、動機が意味不明すぎて…。
また、なぜ狙っていた相手をすぐに殺さず4年も泳がせていたのか…。そこも分からなかったです。
ここが整理されたらB級ホラー映画という枠から抜け出せた気もしますが…。
でも十分に楽しめる作品だと思いますので気になる方はぜひ!オススメです。
※これ以降ネタバレありです。気になる方はお気をつけ下さいませ!

教会で数名を殺害したパトリックはデンバー刑事に撃たれて逃走。やはりヤツの狙いは4年前に自分に重傷を負わせたトロイなのか…。
するとここでトロイが衝撃のカミングアウト!
なんと4年前のあの日。火かき棒をパトリックに突き刺したのは自分ではなくシェリルだったと。
パニック状態だったシェリルはそのことを覚えておらず、ならば俺がやったことにしてみんなからチヤホヤしてもらおう。
そんなどうしようもない理由だった。
となるとパトリックの狙いはシェリルだ!

(https://www.imdb.com/title/tt9177040/mediaindex/?ref_=mv?ref_=mv_smより引用)
数年前に不可解な転落事故で重傷を負った父の見舞いに来ていたシェリル。
すると病室のテレビに監視カメラの映像が流れる。そこには覆面の男が自分の父親を建物から突き落としていた。
やはりあれはシェリルを恨んでいたパトリックによる犯行だったのだ。
そして先ほどから呼びかけに反応しない父親を不審に思ったシェリルが布団をめくると、彼の腹部は血まみれですでに事切れていた。
悲しむ暇もなく、物陰から現れた覆面男がシェリルに襲い掛かる!

一度は拘束されてしまうも、そこへデンバー刑事やジェーン保安官が駆けつけ、最後はデンバーの決死のタックルで4年前と同じように建物の2階からダイブ!
覆面男はついに息絶えた。
そこへ現れたのはなんと彼と同じような覆面姿の男女。覆面を外すとなんと行きつけのダイナーの店員や同僚の警察官もいる。
そして囚人のコスプレをした車椅子の男。彼こそが4年前に惨殺事件を起こした張本人だった!
恐れ憎むべき存在在がいるんだ。自分たちの恐怖が現実になる存在が望まれている。その存在を提供している。いうなれば公共サービスさ。
そんなわけの分からないことをのたまうパトリックたちはデンバー刑事に致命傷を負わせる。

しかし、そこへシェリルや警察官らが駆けつけ、覆面男たちは逃走。ほぼ意識を失っていたデンバー刑事は最後の力を振り絞り、パトリックの乗っている車椅子を引き倒した。
この車椅子の男が怪しいと踏んだシェリルが病院内に戻る彼の後をつけると、不用意に覆面をゴミ箱に捨てたり、監視カメラの映像を削除したり。
ヤツを含めた複数人がパトリックとして殺人を繰り返したことを理解したシェリルは死闘の末に彼を刺殺し、さらにはジェーン保安官と協力して覆面の一人であった同僚の警察官も刺し殺す。

(https://www.imdb.com/title/tt9177040/mediaindex/?ref_=mv?ref_=mv_smより引用)
ようやく事件は収まった。
しかし、まだパトリックは何人もいる。そしてその思想に感化された者が新たなパトリックになるだろう。
シェリルたちはまだ知らないが、あの病院で彼女の父親の主治医だった男もパトリックの一人だった。
シェリルはジェーン保安官、そして一命を取り留めたデンバー刑事と共にパトリックの残党を葬るために旅立つのだった。
というところで物語は幕を閉じます。

(https://www.imdb.com/title/tt9177040/mediaindex/?ref_=mv?ref_=mv_smより引用)
•自分なりのまとめと感想
新鮮さはないものの、良い出来でしたね!
邦題がダサすぎてハードルが下がっていたからかもですか、これは普通に楽しめますし、バイオレンス描写は出色の出来でした。
中盤が少々ダレてしまったのと、犯行動機が曖昧だったのが少々勿体ない気がしましたが、かなりの掘り出し物だと思います。
ホラー映画好きの方はぜひ!中々に楽しめると思います!

(https://www.imdb.com/title/tt9177040/mediaindex/?ref_=mv?ref_=mv_smより引用)
•監督はこんな人&視聴可能なサブスクは?
そんな今作で監督を務めたパトリック・ルシエ氏は「エルム街の悪夢」シリーズや「スクリーム」シリーズ等でお馴染みのウェス・クレイブン監督の90年以降の作品に編集として加わり、その後は「ドラキュリア」シリーズの監督と脚本、「ターミネーター∶新起動/ジェニシス」(’15)の脚本等で活躍しております。
そして!
今作は現在U-NEXT、Leminoにて配信中のほか、DMMTVではレンタル(550円〜)が可能です。
•ちょっとだけ自分の宣伝
ホラー映画を仲良く語るラジオ!
最新回では加藤晴彦さん主演の名作ジャパニーズホラー「回路」(’01)を語らせてもらってます。
人と人との繋がりが希薄になっている現代だからこそ刺さるメッセージやあっという間に崩れゆく日常に打ちのめされること請け合いの超お気に入りの一作!
若き日の武田真治さんの名シーン&名台詞にも注目でございます!!
気になる方は過去回も合わせてどうぞ!
そして!
普段このアカウントでは基本的にホラー映画の感想しか書かないため、それ以外の思い出やら日常についてつぶやくサブアカ“渋谷裕輝の日常と思い出”を作りました。
週1ペースくらいの投稿になると思いますが、もしよかったらこちらもよろしくお願い致します!
☆この度ホームページをリニューアルさせていただきました!!ボイスサンプルも新しいものに更新させていただきましたのでもしよかったら覗いてやってください。
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