だから僕は、副業を始めた。~本業で仕事をし、副業で働く、という選択~|【副業】
「何のために、仕事をしているんだろう?」
ふとした瞬間に、こんな問いが頭をよぎることはありませんか。
お金のため?
安定のため?
それとも、やりたいことのため?
仕事は嫌いじゃない。
でも、心の奥に、ずっと「なんか違うな…」っていう感覚がある。
今日は、
私自身がこの問いに真正面から向き合った話を、
少しさせてください。
40歳の節目に、本当の”一人”になった
昨年、ありがたい機会があって、
見ず知らずの土地に身を置くことになりました。
頼れる人もいない。
慣れた環境もない。
本当の意味で、”一人”になったんです。
そして、ちょうど40歳の節目。
逃げ場のない静けさの中で、自分と向き合うしかなくなりました。
「何のために、仕事をしているのか」
「お金のため? 安定のため? それともやりたいことのため?」
「このまま、企業に雇われて、60歳で定年。65歳、70歳まで再雇用してもらったとして、そのあとはどうするんだろう」
ふと、
父のことが頭に浮かびました。
父は70歳を過ぎてもまだ元気で、
「家にいるだけだと腐りそうだ」と言って、アルバイトを始めています。
その姿を見ながら、自分の20年後、30年後を考えました。
「このままの人生で、いいのだろうか」
「だけど、何をしたらいいかわからない」
この問いと、向き合うことになったんです。
本音を本気で言語化してみた
正直に言います。
今やっている仕事は、”なんとなく”で選んだものでした。
嫌いじゃない。
むしろ、好きな仕事ではあると思う。
でも、
もう17年も同じことをやっている。
好きではあるけれど、正直、”飽きて”もきている。
ここに気づいたとき、ハッとしました。
好きで選んだ仕事でも、いつか飽きるんだ。
若い頃は、色んなことをちょっとずつかじって、
次に移っていけばよかった。
でも、30歳を超えて「職業」として考えるとき、
「好きだけでいいのか?」という問いが出てくる。
ふと立ち止まって、考えてみてください。
今「好きだから続けていること」で、
「なんか違う」「飽きてきたかも」と感じたこと、ありませんか?
転職相談を受けていても、
「なんか違うんですよね…」という声の中に、
この”飽き”が隠れているんじゃないかと感じることがあります。
振り返ってみた、自分の仕事観
人生の棚卸しをしてみて、見えてきたことがあります。
これまでの私の仕事観は、
「義務感」と「安定」でした。
「大企業に勤めることが正解」
そんな世間の価値観を、
そのまま自分の人生に当てはめて生きていた。
大学時代の就活では、
逆に「選択肢が多すぎて苦しい」と感じていました。
一つしか選べないのも辛いけど、多すぎても迷う。
自由に見えるものが、
結局、自分を縛っていたんです。
そして気づきました。
私はずっと、与えられた選択肢の中から「正解」を選ぶことしかしてこなかった。
自分の内側から「これがやりたい」と動いたことは、ほとんどなかった。

本業は、私にとって「仕事」
ここまで考えてきて、自分の中で一つ整理がつきました。
本業は、私にとってライスワークです。
ライスワークとは、生活を守るための仕事のこと。
毎月の収入を得る。
暮らしを維持する。
社会的な信用を保つ。
これは、本当に大切なことです。
本業があるから生活が安定する。
本業があるから、安心して別のことにも挑戦できる。
だから、本業を軽く見ているわけではありません。
ただ、私の中で本業は、
どちらかというと「仕事」という感覚に近い。
仕事とは、会社や組織の中で、与えられた役割を果たすこと。
会社には会社の目的があり、
部署には部署の役割があり、自分には担当として果たすべき責任がある。
その中で、求められている役割をきちんと果たす。
これが、私にとっての「仕事」です。
好き嫌いだけで動くものではない。
気分でやめられるものでもない。
組織の中で、
必要とされる役割を果たしていくもの。
だからこそ、本業はライスワークであり、仕事。
生活を守るために、責任を果たす場所。
そう捉えています。
では、私のライフワークは何だったのか
40歳の節目に、本当の”一人”になって、自分と向き合って。
そこから少しずつ、自分の内側に湧いてくるものがありました。
「自分の経験を、誰かの役に立てたい」
「同じように悩んでいる人の力になりたい」
その答えに辿り着いた経緯は、別の記事にまとめています。
ここでは詳しくは書きませんが、興味のある方は、
ぜひそちらも読んでみてください。
▼ 私のライフワークを見つけた話
副業は、私にとって「働く」
「働く」という言葉の語源を、ご存知でしょうか。
働くとは、もともと「傍(はた)を楽(らく)にする」ことだと言われています。
見返りを求めずに、
自分の傍にいる人を、楽にしてあげる。
その姿が、いつしか「働く」という言葉になった、と。
私はこの語源を知ったとき、すごく腑に落ちました。
働くというのは、ただ労働するということじゃない。
お金を稼ぐためだけの行為でもない。
自分の傍にいる人を、少しでも楽にする。
その人の重荷を、少しでも軽くする。
それが、本来の「働く」なんだと。
副業は、私にとってライフワークです。
ライフワークとは、自分の人生を使って取り組みたいこと。
誰かに言われたからやるものではない。
会社から役割を与えられたからやるものでもない。
自分の内側から、
「これをやりたい」
「これを届けたい」
「こういう人の力になりたい」
そう思って動くもの。
だから、私にとって副業は、単なるお金稼ぎではありません。
もちろん、お金をいただく以上、価値を提供する責任はあります。
でも、
それ以前に、
自分の傍にいる人を、少しでも楽にしたい。
自分の経験で、誰かの重荷を、少し軽くしたい。
そう思って動いている自分がいます。
ここに、充実感を覚える。
だから私の中では、副業の方が「働く」に近いんです。

二つを分けて考えるということ
この整理ができてから、随分と楽になりました。
本業では、仕事をしている。
副業では、働いている。
本業では、会社から与えられた役割を果たしている。
副業では、自分の傍にいる人を、楽にしようとしている。
どちらが上とか下ではありません。
本業があるから、生活は守られる。
副業があるから、自分の人生に意味が戻ってくる。
以前の私は、
本業に「人生の充実感」まで求めようとしていました。
「仕事なんだから、やりがいも感じなきゃいけない」
「本業なんだから、人生の意味もここで見つけなきゃいけない」
「会社の仕事に心から燃えられない自分は、ダメなんじゃないか」
そう考えて、しんどくなっていた。
でも、本業はまず、生活を守るために役割を果たすもの。
そう切り分けると、
本業への向き合い方が、現実的になります。
そして、
人生の充実感は、
別の場所で育てていけばいい。
私の場合、それが副業でした。
小さな決意
正直に言うと、今の副業は、まだ小さな芽のようなものです。
収入で言えば、本業には遠く及びません。
時間で言えば、
平日の夜や週末にコツコツと積み上げているだけ。
それでも、私はこの芽を、
少しずつ育てていきたいと思っています。
いつか、副業が本業になる日まで。
すぐには無理かもしれない。
何年もかかるかもしれない。
それでも、生活を守る「仕事」と、人生を使う「働き」。
この比率が、少しずつ後者に傾いていく未来を、私は描いています。
慌てず、急がず。
でも、確実に、育てていく。
そう決めて、私はスタートしました。

最後に
私は、本業を捨てたいわけではありません。
本業を否定したいわけでもありません。
ただ、本業だけに、自分の人生を預けたくなかった。
生活のための「仕事」と、
人生のために「働くこと」。
その両方を持っていたかったんです。
ここまで読んでくださった、あなたへ。
「このままの人生でいいのだろうか」
「だけど、何をしたらいいかわからない」
もし、そんな問いが心のどこかにあるとしたら。
無理に答えを出そうとしなくていいです。
今すぐ何かを変える必要もありません。
ただ、
こう問いかけてみてください。
生活を守る場所と、人生を使う場所。
あなたは今、両方を持っていますか?
もし片方しかないとしたら。
もう一方を、
これから少しずつ育てていく道もあります。
その入り口は、人それぞれです。
私にとっては、それが副業でした。
あなたにとっての”もう一方”は、何でしょうか。
▶ 「自分の能力と感性を、誰かのために使ってみたい」方へ
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<おまけ>|【エッセイ】より。
よければ、聞いてみてください✨
【第四弾:歌ってみた】
恋に落ちて-Fall in love- 小林明子
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