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言いたいことを、いつも飲み込んできた人の重心の話|ある日のCiTTa

こんにちは、しほです。
鍼灸師でメガネ屋さん。
イノチグラス目育士。

東京・自由が丘の「はりきゆうCiTTa」を拠点に、
鍼灸と視覚の両面から、目・脳・身体を調えるご提案をしています。

「思考は後ろ向きなのに」

「からだがととのう色がある」
と題したワークショップを、全国各地で開催しています。

私たちの目は光を視ています。
目と脳が映像をつくる仕組み。
「視る」について学ぶ時間です。

普段は意識することもなく、当たり前に視ているからこそ。

そして、
光を最適化すると、
身体の緊張がゆるむ。
ムダな頑張りが抜ける。

そんな変化を体感しながら、
参加者同士で違いを共有するワークショップです。

今日のお話は、
このワークショップをきっかけに、
神戸からイノチグラスづくりにお越しくださった方のお話です。


「私の身体って、ずいぶん前のめりですよね?」

「あれからずっと気になっていたんです」
「私の身体って、ずいぶん前のめりですよね?」
「思考は後ろ向きなのに」

その言葉が、とても印象に残っています。

子どもの頃から目が悪く、
メガネやコンタクトレンズは手放せませんでした。
近視。
乱視。
左右差もあります。

眼科や眼鏡店で、
「これがちょうどいいですよ」
と提案される度数。

でも、
そのレンズ越しに視る世界は、
なんだか強くて怖く感じる。

「いつも少し弱くしてもらってきました」

「だから、これが正しく視えているのか、よくわからないまま過ごしてきました」

そんなお話をしてくださいました。

そして、
視界から感じる不安は、
暮らしにも影響していたそうです。

「これでいいのかな」
「私、変じゃないかな」
「間違ってないかな」
「自信がないんです」
「仲のいい友達同士でも、些細なことを言わずに飲み込んじゃう」

「そのあとで自己嫌悪になるんです」

後ろ向きだと思っていた

ワークショップで、
ご自身の身体を観察したとき。
ひとつの気づきがありました。

「私、思っていたより前のめりなんですね」

自信がない。
後ろ向き。
慎重。

そう聞くと、
身体も後ろに引いているイメージを持つ人が多いかもしれません。

でも、
実際の身体は違いました。

かなり前のめり。
いつでも動ける。
いつでも反応できる。

そんな姿勢でした。

頑張る必要のないところまで、頑張っていた

人間の身体には、
それぞれ心地よく立てるバランスがあります。

もちろん個人差はあります。

筋肉のつき方も。
骨格も。
身体の使い方も違う。

だから、
CiTTaでは「この姿勢が正解」という考え方はしていません。

でも。
本来なら無意識で行われるはずのことを、
意識して頑張り続けていたら。

そこには緊張が生まれます。

疲れやすさにつながります。

しんどさにつながります。

そして、
その状態が長く続くと、
それが当たり前になってしまいます。

まだ怖いけど、やらない後悔はしたくない

このときお作りしたイノチグラスは
今までより、ほんの少しくっきり視える度数。

でも、怖くない、強く感じない。
カラーレンズがその安心感を支えてくれたそうです。

少しずつ重心のバランスも変化していきました。

後日いただいたメッセージがあります。
「ずっとやりたかったことを、はじめてみようと思うんです」
「まだ怖いけど」
「でも、やらない後悔はしたくないです」

その言葉が、とても嬉しかった。

イノチグラスはメガネです。
魔法の道具ではありません。

でもCiTTaは知っています。

視ること。
生きること。

この二つは、思っている以上に深くつながっています。

だから私たちは、
視力だけではなく、
その人がどんなふうに世界を視ているのか。
どんなふうに身体を使っているのか。

そこまで含めて、一緒に考えています。


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