色を使いこなすには 【配色について その5】
こんにちわ!
イラストレーターの鹿角時計です(⭐️ ´ Å ` ⭐️)!
今日は
色の使い方が上達する方法について考えてみます。
具体的な方法というよりも、考察中心です。
✅️ 色を使いこなすには ✅️
色彩検定やカラーコディネート検定など
色についての様々な知識は簡単に学べますが、
イラスト(絵)における配色は、
知識よりもたくさんの作品を見ることが重要だと、
よくいろいろな人から言われ続けてきました。
(高校の美術教師、美術系予備校講師、大学教授、画家、先輩デザイナー)
そのとおりだなと思います。
結局見て、試して、身につけるしかない。
画材ごとに色のニュアンスはかなり異なります。
水彩画では紙自体の色が良し悪しを左右することも。
デジタルイラストも印刷物になる場合、画面と紙面では全く色が違うため
失敗エピソードをよく聞くことがあります。
色彩に関する知識があるのは最低基準で
仕事をするなら画面構成で効果的な色彩表現はできるのが当たり前。
作家性が必要なら、
知識と技術を持ったうえで、自分にしかできない表現をしなさいと。
一般論ですが、そう言われても、そうできるかは別問題。
いくつも何度も作品を作り、
世にあふれる優秀な作品のイメージを吸収し続けて
トライ・アンド・エラーを繰り返す、
経験と技術が積み重なって
無難な配色ができるようになる。
プロの画家や、
色彩を売りにしているイラストレーターやデザイナーから言えば
「色を使いこなす」なんて50年はやいと言われそうです。
画家のモネだって睡蓮の光を描くためにいったい何枚の絵を描いたのか、
色や光をテーマに何十年も取り組み続ける人々がたくさんいます。
どこまでも深く潜れる海の底(色彩の極地)へたどり着きたいわけではなく
ここでは
「失敗しない」=「使いこなす」
という感じで考えて行ければいいかなと思います。
失敗しないっていうのもハードルは高いですけど・・・

1️⃣ 汚い色は「無い」
垢抜けない色使い
効果的ではない表現
デザインとして破綻しているチョイス
そういうデザインやイラストがあるのは否めません。
失敗とされるものとそうでないものの差
考え始めるとむづかしい問題です。
色自体にはキレイ汚いの差はありません。
そこにあるのは個々人の判断・価値観。
ただ黒っぽいいろ、彩度の低い色名がよくわからない色あたりを差して
「汚い」「使いづらい」と呼ぶのは早計です。
私は
色自体には醜美が無く、どんな色の組み合わせでさえ
よくない配色の根本的な原因ではないと考えています。
もちろん配色の技術の無さによって
魅力が激減してしまうことが多々あるのは事実
ですが
仕事の丁寧さが色をキレイに見せるコツの一つだと思います。
色がイメージを大きく左右する性質をもっている以上
できる限りその影響をコントロールしたいです。
そのためには丁寧さが必要。
デザインでも余計なものは極力排除する。という考え方がありますが、
不用意なグラデーション、不適切な色面分割
彩度や明度のちぐはぐな印象、
気をつけるべきポイントを一つ一つ丁寧に仕上げることが
色を選ぶことよりも重要だと思います。
イラストの下書きのように
色においてもきちんとした工程と手順、気をつけるべきポイントが
たくさんあります。
2️⃣ 塗り絵の優劣
下絵の線画が同じでも、塗り絵のクオリティには差が大きく出ます。
幼児、児童が描いた塗り絵は一目みればおおよそわかります。
大人との違いは技術に頓着していない自由さを感じる点
だいたい小学校高学年以降、
塗り絵では大人と見分けがつかなくなります。
つまり、技術的な面で絵がうまくなり、一般的な人との差が生まれていくのは小中学生以降だと考えられます。
おおよそ、見たものを見た色に近い色で置き換えられるようになり、
塗り方も丁寧に取り組める。
絵が好きな人はその後も上達し続けますが、塗り絵で差が出せるのは
「絵が上手い人」でしょう。
なにが違うのか、
すごい塗り絵と一般的な塗り絵の差について、少し考えます。

写生、静物絵画、水彩画など現実のモチーフをそのままの色で再現するタイプの塗り絵は色の再現力と、観察眼、絵を仕上げる技術が物を言います。
反射光や量感の再現、奥行き表現、質感の再現、
画材の細かな使用方法の違いで描き分けを行える技術。
色が云々の前に、デッサン力や色彩・光についての理解が重要です。
人間の静脈は青く見えますが、
実際に絵の具で一般的な日本人の人体を描く時に、
青をそのまま使う画家はあまり居ないはずです。
人間の目で見た時に青っぽく静脈のように感じれば良いので、
普通は灰色(多少青みがかっているかもしれません)を使用します。
肌色に灰色が引っ張られて補色である青みが影響し、静脈の色のイメージに見えるそうです。
こういった知識をいくつももっているかによって
圧倒的に再現力が変わってきます。
モチーフや構図は千差万別、その状況に合わせて様々な色の知識が、
絵に説得力をもたせる力となります。
以前、とてもリアルな猫の色鉛筆画を描く青年が話題になったことを記憶していますが、色鉛筆だけで再現するための技術と描写力が一般人よりも並外れて高かったこと、猫の顔の見せ方が非常に魅力的だったことで
大きく取り上げられていたように記憶しています。
色鉛筆でリアルな動物を描く表現は一時期流行っていましたが(今も?)
いずれも丁寧に書き込み続けることで表現していると感じました。
「丁寧な仕事」
色の再現にはとくに重要です。
キャラクターイラストなどの塗り絵は、
もとの作品がおおよそ均一なアニメ塗りであれば
およそ一様な作品が並びます。
見本と同じにする時に丁寧な塗りでは差がでません。
画力(技術=再現力)によって差が出にくいのです。
そういう時に差が出るのがオリジナリティ。
オリジナリティの評価は三者三様なので分析するにも
個々の具体例を積み重ねるしかありません。
見本と同じ色使いではなく、
塗り方で違いを見せることで周りと差を付けることは可能です。
例えば先程のイラストが見本だったとして

こういう塗り絵があったとしたら。

影と光を加えるだけでも日が落ちてきている時の雰囲気を出せたりします。

塗りを変えたり、プラスアルファでイメージは全く変わります。

書き込みすれば、情報量が増えるので表現できる幅がひろがります。
色を変えるだけで夕陽の情景にかわったり、ゾンビになったりします。
ここで色を扱う上で大事なことをもう一つ。
一つは「丁寧さ」でしたが、
もう一つは「イメージを的確にする=テーマを持つ」こと。
この塗り絵のタイトルが「爽やかな朝」だとしたら、
夕陽のつもりで作成した方は、まだ朝日かなとも取れますが、
ゾンビの方は、、、爽やかではありませんね。
ゾンビだし。
塗り絵について考えることではっきりしてきましたが、
色は当然デッサン力や色の再現力などに直結しています。
それは、絵を描く時の問題で、リアルなイラストを描かない人でも
直面する問題です。
描写力、再現性があれば色に関する技術的な要因はクリアでき
「丁寧に」絵作りできれば、見た目がキレイになるはず。
しかし、どんなにキレイに緻密につくっても、
伝えたいことと乖離した色のチョイスをしてしまうと
魅力は十分に伝わりません。
ただし、それは
果物のオレンジを青やピンクで描いてはいけない
とか、そういうことではなく
目的や、与える印象を考慮して絵作りしているかという点にあります。
3️⃣ 色を塗る時
色を塗る時には、基本混ぜないようにと教えられました。
私がデザイン系の学科志望であったので、デザイン科の試験
平面構成などでは原色(絵の具から出したままの色)をメインに扱うように教えられ、ひたすら描く毎日でした。
色を混ぜるな
混ぜるな危険。
ほんとに。色的にはそんなイメージで作業していました。
試験中悠長に混ぜている時間がないというのも理由ですし、
受験作品はすべて並べて評価をするため、
隣り合う作品の引き立て役にならないようにするため
という本当か嘘かわからない理由まできいたことがあります。
絵の具は通常、混ぜると、減法混色といって
色が濁ります。=彩度が低下する。色相が変わる。
白、黒、も同様に必ず彩度が低下します。
色同士を混ぜるとどんどん暗くなります。
現実は一定以上は暗くなりませんが、
原理上三原色を均等に混ぜると黒になります。
逆に加法混色。
光の場合は白になります。
昔のカラーテレビ、ブラウン管とか知っていると
そういうイメージが掴みやすいかもしれません。
あとは、学校の体育館にあるステージ用の証明。
なんとなく伝わりましたか??
デジタルイラストだとカラーピッカーで色を選ぶだけ
色の変更も超絶簡単なので
色を使いこなすための練習として
一定の色を使うというのは良いと思います。
私自身、主線である鉛筆の黒と赤と青のみで
様々な絵を描いて練習をしてみましたが、
少ない色で描いたほうがイメージをコントロールしやすいこと
赤と青だけでも、見せ方のバリエーションが無限にあり、
印象をよく見せるやり方や、だめな使い方など多くを学びました。
そこら辺の小技はいつかちょこちょこ小出ししようかと思います。
ちなみに、美術系予備校生のデザイン学科希望の人たちは
原色の扱いに慣れきたら、次は濁色など混ぜた色を使ってどれだけハイセンスに見せられるようにできるかを練習し始めます。
原色の扱いが下手なままだと、いくら原色を引き立てる彩度の低い色を使っても上手くできないでしょう。
色数を絞って練習するのと同じように、段階を経て練習するのが良いです。
色は星と深淵を目指すが如く、深すぎる谷なので
いくらでも掘り下げられますが、1〜2ヶ月では身につくことではありませんので超長期的に計画しながら色の扱いを段階的に練習するとよいです。
4️⃣ 小技を一つ
色の小技で、
人の肌を塗るときについてです。
参考画像のように、
輪郭の際の部分をほっぺに塗る色のような赤みを差してあげると
特に女性や子どもなどの血色がよくなり、かわいさがアップします


はじっこを完全に塗らないのがこつ。立体感がプラスされます。
赤みを差してあげると女性っぽさがアップするのは下記図

鼻、頬、耳、まぶた周辺、顔の輪郭
肩や鎖骨
肘、膝、
指先
描きすぎたり、入れすぎないのがコツ。
色も抑えめで。
肌の色を一段明るくしても、差し色をピンク寄りの肌色にすると、
肌は白いけど、赤みがさして血色が良いキャラクターを作成できます。

指先などに赤みを入れるのは昭和初期頃の高畠華宵のイラストなどでも指摘されている、結構イラストの歴史においても伝統的なやり方です。
頬のチークをどれくらい入れるかでかなりセンスや自然さが問われますが、
微妙なニュアンスを攻めたい人は、チークを控えめにして、輪郭周辺にすこし朱を入れると雰囲気がぐっとアップするでしょう。
肌の影の色を普段より明るく、鮮やかにしつつ、影の量を減らしたりするのも手です。
小技を紹介するのは、
参考例が必要なので、めんどくさくて、、、げふんげふん
大人の諸事情によりなかなかできないですが、
考察とか、知識をまとめるとかより、
実践的な方が良いですよね。本当はね。
むりだなー
ほんと、ちょっとずつじゃないと到底できないわ。

以上
配色について その5となります。
「色を使いこなす」
というのは、配色についてのメインテーマになると思うので、
これからも扱います。
この記事だけで描けるような内容じゃないですし
昔読んだ本を引っ張り出しておさらいしようかなぁ
色についての本もたくさんあるからなあ。
それでは今日はこのへんで。
もっと記事を細切れにしないと毎日はむりだー!
⚪️ 昨日の記事について ⚪️
昨日の記事はこちら↓
🟢 見出し画像反省

描いている途中で道に迷ってしまいました。
意地悪っぽい感じで描こうと思ったら、なんかデビル系、アンデッド系の色合いになっちゃいました。
絶対記事の中で使い所が無いタイプの絵ですよ。
うあー
🔷 記事反省
明度について描きました。
デッサンでは明度差が一番大きい場所がもっとも前に見える、もしくは全体を押し上げると習いました。
浮かび上がらせたいなら、明度差をはっきり付けるということですね。
髪の毛に天使の輪(つやつやしてるやつ)を入れるのも
頭が丸くみえるためのコツというわけですね。
明度差大事!
⚪️ 日記 【日常独り言】 ⚪️
17日から今日までランニング記録を貼れなかったので
結果だけ
4-17 6.29km
4-18 7.78km
4-19 6.56km
4-20 7.00km
と、だいたい7kmくらい毎日走っていました。
4月から現在までランニングが18回、ウォーキングが1回
合計距離が117km
なんとか続いていますが、朝眠くて、やめたくて仕方ないですね。
走り始めると気分が良くなるんですが、始めるまでが辛い。
あとは空腹感が強くなったのと
朝起きるのが早くなったことでしょうか。
体重は変化ないです。
これはなんとか続けていけたらいいです。
健康にもいいし、仕事のやる気、集中力もぜんぜん違うので。
仕事は一旦手が空いて、ココナラで募集を探している段階。
仕事のご依頼は時々来るのですが、条件が折り合わずということもしばしば
あとは、やっぱりコミュニケーションが難しい。
上手く要望を引き出せないことがままあります。
無駄な作業が増えるので死活問題なのですが、連絡が取れない方だったり、
タイミングの問題だったり、難しいですね。
クライアントが違うとコミュニケーションの取り方がそれぞれ違って
前のクライアントだと簡単に通じたことが、次は全く通じないというような
感じで、そこに非常に苦労します。
相手のニュアンスも、同じ言葉でもクライアントが違うと異なることがあるので要注意。
しかしながら、丁寧に聞く・・・こと細やかに聞く
それは良いことかもしれませんが、相手からしたらめんどくさい
ということにもなりかねず、そういう塩梅も悩みます。
まだまだ一年目なのでどんどん経験して
いろんな対応ができるようになりたいです。
がんばろ
まじで

🔴 リンク
🔶 おまけ
ポスターカラーで模写した作品
夕焼けのグラデーションをポスターカラーで表現するのは難しかったです。
油絵等だったらもっと簡単だったかもしれません。
写真のようにするには、もっと丁寧な塗り方か、
画材を変更するしかなさそう。
思い切って色面分割系のグラデーションでも良かったのかもしれません。
離れてみたらどうせわからなくなるのでよいですが、、、
近くで見ても絵筆がわからないレベルのグラデーションってポスターカラーでできるのかな。web上の画像じゃ確認できないしなぁ
ちなみに自然描写はこれが初めての作品ですね。
練習と練度がたりないってだけかもしれません。

(⭐️ ´ Å ` ⭐️)ノシ✨️🦌=⏰️ ではまた🌟
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息も絶え絶え、やっております(⭐️ ´ Å ` ⭐️)
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