これは娘の人生そして、ワタシの人生でもある
日曜の朝、娘とモーニングに出かけた。
カフェオレを少しずつ飲みながら
なんてことない話をぽつぽつと喋っていると
隣の席からふと聞こえてきた声に、心が止まった。
「うちの子、学校に行けなくなっちゃった」
そのひと言に、胸がきゅっとなった。
この感じ 覚えてる。
中学2年生だった娘が
1年間、学校に行けなくなったときのこと。
あのときの空気。
あのときの沈黙。
そして、あのときのワタシ。
「これは娘の人生だよ」
そう頭では分かっていたのに
いつの間にか、ワタシは
自分の人生と重ねていた。
ただ、ただ、心配だった。
どうにかしてあげたくて
抱きしめたくて
でも、どこかで
距離をとらなきゃとも思っていた。
近づきすぎたら
苦しくなるかもしれない。
離れすぎたら
気づけなくなるかもしれない。
その「あいだ」で
揺れて、揺れて、
何度も迷って、立ち止まった。
そこにいたのは、確かに、あの頃のワタシだった。
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今のワタシにできるのは
どんな日も、娘と過ごすこの瞬間を
丁寧に味わうことだ。
もし明日、娘が
「学校に行きたくない」とつぶやいたら
まずは、ギュッと抱きしめよう。
それは、ワタシを信じて
伝えてくれたということだから。
その勇気に
心から「ありがとう」と伝えよう。
これは、娘の人生。
でも、ワタシの人生でもある。
まだ知らない世界を、
これから一緒に、見に行こう。
