理美容業の魅力発信プロジェクト【シマウマフォーカス】#1~Men’s Beauty Salon「Jack」_巨島誠~
─「今」に全力を尽くす、 Jack Men's Beauty Salonオーナー巨島誠が描く世界─
大阪・東淀川区にある Jack Men's Beauty Salon。 このサロンを訪れた人は、ただ髪を整えるだけでなく、なぜかエネルギーをもらい、「また来たい」と思ってしまう。 その理由のひとつが、オーナー 巨島誠 氏の存在だ。
「お客さんを幸せにしようというパワーがすごい」「接客中のどの表情も画になる」「話しているだけで楽しい」— そんな声が自然と集まる人物。
実際にカットを体験してみると、その理由はすぐにわかった。 彼のトークはまるでエンタメ。髪を切っている間じゅう、 巨島節全開 で、理美容のうんちくや、リアルなぶっちゃけ話が炸裂する。 「髪型なんてこうしたら変わるんすよ」とサクッとやってのける技術力もすごいが、 何より 「この人に切ってもらってよかった!」と思わせるパフォーマンス力 が半端ない。
カット後、鏡を見せる瞬間にもこだわりが詰まっている。 ただ「仕上がりました」では終わらない。 「どうっすか?これ、めっちゃカッコよくないすか?」 そんな言葉とともに、
髪型の変化だけでなく、自分自身の魅力に気づかせてくれる。
今回、彼の人生の軌跡と、彼が作り上げた世界を深掘りさせていただく。

─【鬼の巨島】だった修行時代を経て、サロンオーナーへ─
岡山県生まれ、鳥取県育ち。
さまざまな環境の変化を経験しながらもそれをすべてプラスに捉え、前向きに生きてきた。
小中高とバスケットボールに打ち込み、全国大会にも出場する反面、勉強が苦手だった。進学の選択肢はなく、母も祖父母も理容師であったため身近な理容の道を選ぶ。
大阪での住み込みの理容修行を志すが、すでにその道を歩んでいた1歳上の兄が同じ環境にいたため断られる。それでも単身大阪へ乗り込み直談判し、弟子入りを勝ち取った。
修行時代は早朝から掃除、昼は理容学校、学校が終わればサロンワーク、その後は深夜まで練習に明け暮れる日々。次第に出場したコンテストなどでも実力を認められるようになった。
その頃の巨島氏は「鬼の巨島」 として恐れられる存在だった。自らに厳しく、後輩にも厳しく、ストイックさを求める指導スタイル。 妥協を許さなかった。
しかし、Jackをオープンし、自らがオーナーになったとき、巨島氏の中で 大きな変化 が訪れた。
「スタッフとの関係が兄弟から親子になったように感じた」
弟のように後輩を叱咤していた若い頃とは違い、経営者として「人を育てる」ことの難しさ を実感するようになった。
リッツ・カールトンやディズニーのセミナーでコーチングを学び、「スタッフは財産」だと考え方が変わった。
「昔は攻撃的だったけど、今は仏みたいって言われます。」
「あの時はごめんな」と、かつての後輩たちに謝ることも増えたという。 しかし、そんな彼を見た後輩たちは、「あの時の巨島さんのおかげで今の自分がある」と笑って許してくれる。
そんな巨島氏は現在、家庭を大切にする父親としての顔も持っていた。

─理容師という仕事、㎜単位のこだわり─
巨島氏は、理容師としての 技術の精密さ に強いこだわりを持つ。
「メンズの髪を切るのはおもしろい。㎜単位の戦いでの精度が求められるから。数㎜の違いで、ビシッと決まるか、納得いかないかが変わる。」
男性の髪は短いからこそ、その仕上がりが一目でわかる。
刈り上げやグラデーション、細かいディテール にシビアな世界で生きている。
また、将来的に年齢を重ねたとき、
「美容室では若い女性の髪を切り続ける姿は想像できないが、床屋なら自分が年を取ってもずっと続けられる」 という考えもあった。
「歳を取っても、カッコいいおじいちゃんの床屋として、ずっとメンズの髪を切っていたい」
そこには 一生続けられる仕事 へのこだわりがあった。

─未来のビジョン – 目指すもの─
今後は 3店舗ほど展開したい という目標もあるが、奥様からは「そんなに稼がなくていいから(笑)」とブレーキをかけられている。
「だから、まぁボチボチですねぇ」と笑うが、やはり 「広げたい」という気持ちは捨てきれない。
そして、巨島氏の 最終的な夢 は、
「奥さんと二人きりで旅行に行くこと」
多忙な日々の中で、仕事も家庭も大切にしながら、そんな時間を作れる未来を描いている。

─「今」に生きる。その姿勢が、人を魅了する─
サロンを通じてどんな世界をつくりたいのか?
「髪を切るだけで、こんなに幸せになれるんや!」髪を切ることで、 「明日から仕事頑張ろう!」「新しいことに挑戦しよう!」 と思える場所をつくりたい。「技術はやってたら上手くなる。でも、 幸せまで届けられる理容師は限られる。」
「巨島さんにとって【魅力的】だと思う人はどんな人ですか?」
記者の質問に対して巨島氏は答える。「悪口を言わない、愚痴を言わない、過去のことを言わない人。常に 今が最高 と言える人がカッコいい。」
「今」に全力を尽くす。その姿勢が人を魅了する。
巨島誠という人は、過去にこだわらず、未来を語るより 「今」に全力を尽くす 人間だ。
目の前の人を幸せにしようとするパワー。
㎜単位でのこだわり。
理美容の世界での確かな技術と哲学。
そして、家族や仲間たちへの深い愛情。
Jackに訪れると、髪を整えるだけではなく、「よし、また頑張ろう!」と思えるのは、彼の「今を生きるエネルギー」に触れるからだろう。

髪を切りに行くのではない。
巨島誠という人に会いに行くのだ。
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〒532-0023
大阪市東淀川区東淡路4ー33-12
TEL/FAX 06-6326-2796
平 日 10:00~19:30
土日祝 9:30 ~18:00
定休日 火曜日、第2・第3月曜日
次回のシマウマフォーカスは?

長野県飯田市にあるサロン
「Lioulu hair(リオウル ヘア)」のオーナー・城田俊浩さん
「成長」「家族」「つなぐ」をキーワードに、お客様やスタッフとの“つながり”を大切にしながら、自らの信念を胸に地域に根ざしたサロン経営を実践。
「やると決めたことを真摯に信念を持ってやり続ける」──そんな姿に、訪れる人々が惹きつけられています。
次回もお楽しみに!
どうぞ、これからの「シマウマフォーカス」にご期待ください。
チームシマウマ【魅力発信事業部】
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魅力の連鎖を生み出す「シマウマフォーカス」
理美容業の魅力発信プロジェクト【シマウマフォーカス】は、理美容師たちの“人としての魅力”に焦点を当てた連載企画。自分の生き方を真摯に語るインタビューが、読者の背中をそっと押す力になることを目指しています。
「この記事を読んで、私も頑張ってみようと思った」 「魅力アップ、してみたいなと思った」
そんな声が、また次の魅力的な誰かを生み出して。
その人が、また誰かの背中を押していく──
“魅力の好循環”を、理美容の世界から。
それがシマウマが描く世界。
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