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発語がないまま2歳後半に。発達検査の先で出会ったもの

今回は、我が家の癒し系、ご機嫌セイウチ次男が「発達障害」の診断を受けたときのお話です。

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彼は今も明瞭な発語はありません。

「そのうちしゃべるようになるかな」と思っていた

それでも、最初はそんなに気にしていませんでした。
1歳手前には「バイバイ」もしていたし、「2人目は何でも早いなあ」なんて、呑気に思っていたくらい。
長男も決して言葉が早い方ではありませんでした。
でも、3歳を過ぎた頃からは「ごめん、ちょっと静かにして…」と言いたくなるほどのおしゃべりに。
だから、次男もそのうち自然としゃべるようになるんだろうな、と思っていました。

待てども待てども出ない言葉

ところが、いつの間にか「バイバイ」は消え、指差しもなくなり、要求を伝えるときはクレーン。
そして、長男は発語こそ遅かったものの、こちらの言葉をほぼ理解していて、私の言葉での指示で動いてくれていました。
でも、次男にはそういった様子が見られませんでした。
言葉が出ないまま、あっという間に1歳半になり、2歳になり……。
さすがに不安になり、当時住んでいた海外で小児科に相談しました。

「2歳で一言も出ていないのはおかしい」

医師からはっきりと言われました。
「2歳半になっても話さなければ、日本で検査やセラピーを受けたほうがいい」と。

医師からは集団に入ることを勧められ、現地の幼稚園や、友人が開くプレイグループに通いました。
けれど、目立った変化は見られず。
ネットで発達障害や知的障害のことを調べるようになり、不安と焦りだけがどんどん募っていきました。


そして、帰国。すぐに検査を予約

次男が2歳半になる少し前、ちょうど夫に帰国の辞令が出ました。
「これは動くときだ」と思い、帰国後すぐに発達検査を受けさせてくれるところを探して予約。
通常なら3ヶ月待ちと言われるところ、コロナ禍でキャンセルが相次いでいたおかげで、1ヶ月以内に結果をもらうことができました。

「自閉症スペクトラム、軽度知的障害」の診断

覚悟はしていたつもりでした。
でも、実際に「軽度知的障害を伴う自閉症スペクトラムです」と診断結果を告げられると、やはりショックでした。
頭の上に大きな岩が落ちてきたような、胸の奥がギューッと締めつけられるような、そんな感覚でした。

それでも泣く時間もなく、次男を連れて、その足で長男を幼稚園にお迎えに。
クラスのお友達とそのまま公園へ行き、いつも通りママ友とおしゃべりしていました。

救われたママ友たちの言葉

どうしても気分が晴れず、思い切ってママ友に検査の結果を打ち明けました。

するとそのママが、さらっとこう言いました。
「うちの子も多動で、療育に週5通ってるよ。障害者手帳も持っているよ」と。
それだけではありません。なんと長男のクラスの半分くらいの子が、療育や支援を受けていると。
近くにいた他のママも私の雰囲気を感じ取って、
「うちの子は〇〇の療育に通っているよ〜」と会話に入ってきてくれました。

長男がその幼稚園に編入して間もなかった私にとって、目から鱗。
そして何より、ママたちの反応があたたかかったことが、本当に救いでした。

そこからはもう、落ち込む間もなく、とにかく動きました。


落ち込むより、動く。療育先を探し続けた日々

片っ端から事業所に電話をかけ、見学に行きました。
どこもほぼ満員でしたが、ウェイティングリストに名前を載せてもらいました。
年度末というタイミングの良さもあり、最終的に3事業所・週5日の通所が実現しました。
今も、幼稚園と両立しながら、楽しそうに通っています。

もちろん、今も悩みは尽きません。
でも、1人、家の中で、悩んだり迷ったりしていると、どんどん思考が暗い方向に行きがちなので、
診断が出た当時も今も、とにかく調べて、とにかく動いて、悩む時間がない状態にしているほうが、
自分の性格には合っているなあと思います。

ただでさえ悩みの多い育児に、障害が加わると、またさらに悩みが増えがちですが、
その悩みを打ち明けられる場所ができ、解決策やアドバイスをもらえるようになったことは、
心強い味方ができたようで、本当にありがたく思っています。
「話せる」「共有できる」だけで、こんなにも気持ちが軽くなるのかと、実感しています。

また、当時は次男を幼稚園に通わせていなかったので、長男が帰宅するまで2人っきり。
長男がいない時間はひたすら公園通いになるのも辛かったのですが、療育の間は束の間ひとりになれる時間があることが、本当に救いでした。

週5回の療育と聞くと驚かれることも多いです。
でも私にとっては、次男の発語の可能性につながるかもしれないし、次男の生活リズムが整いやすくなるし、
なにより私が少しだけ深呼吸できる時間を持てる、ありがたい存在です。

そして何より、次男の「楽しい!」が全身からにじみ出ている毎日に、私はどれだけ救われているかわかりません。

同じように「どうしよう」と悩んでいる方がいたら、伝えたい。
悩んでもいい、立ち止まってもいい。
でも、動いてみると、道はきっと開けます。

今日も次男はご機嫌セイウチ

「アーーー!」と響く、ご機嫌セイウチの声とともに、今日も我が家はにぎやかです。

そして、5歳になった次男は——
クレーンは減り、指差しをして、
音声を発しながら、一生懸命何かを伝えようとしてくれるようになりました。
彼が笑っていてくれる限り、私もまた前に進めます。
これからも、一緒に、少しずつ。

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