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先人たちの話を繋ぎます(インドネシアの場合)


インドネシアに眠る、名もなき日本兵の話


8月6日。

広島に、原爆が落とされた日。

この日が来るたびに、私はいつも、同じ国の話を思い出します。

インドネシア。

赤道の近くにある、島々の国です。

この国には、今も日本の国旗が掲げられる場所があります。

独立記念日に、自分たちの国旗と並べて。

「日本人に助けてもらったから」

そう語り継がれている理由を、今日は書きたいと思います。


 

なぜ、行ったのか


戦争のはじまりは、複雑でした。

石油が足りない。
資源が足りない。

そういう国としての事情が、たしかにありました。

でも、そこに立った一人ひとりの兵士の心の中までは、国の事情だけでは、説明がつきません。

インドネシアは、それまで350年もの間、オランダの植民地でした。

教育を禁じられ、重い税をかけられ、苦しめられてきた人たち。

そこに降り立った日本の兵士たちの中には、


本気で心を動かされた人たちがいたのです。

命令だけでは、人は命を懸けられません。

そこには、その人自身の想いが、たしかにあったのだと思います。


若者たちに、力を


日本軍は、インドネシアの若者たちを集めて、軍隊の訓練をしました。

「ペタ(PETA)」という、インドネシア人による軍隊です。

厳しい規律。
武器の使い方。
組織の作り方。

それは、いつかこの国が自分の足で立つための、準備でした。

元ペタの兵士は、後にこう語っています。

「日本人は団結と誇りを教え込み、行政のやり方を教え、戦う力を与えてくれた。これなくして、独立はありえなかった」

伝えられたのは、戦う力だけではありませんでした。

田んぼの多いこの国で、日本は稲作の指導にも力を入れました。

自分たちの食べるものを、自分たちの手で作れるように。

農園の管理のしかた。
作物の育て方。

戦うための力と、生きていくための力。

そのどちらも、この土地に置いていったのです。


帰らなかった兵士たち


1945年8月、日本は戦争に敗れました。

その2日後、インドネシアは独立を宣言します。

けれど、オランダは再びこの国を支配しようと、攻め込んできました。

このとき、日本に帰らず、そのままインドネシアに残った兵士たちがいました。

その数、約二千人。

国籍もなく、軍籍もなく、ただの一人の人間として、インドネシアの若者たちと共に、最前線に立ち続けたのです。

戦いの経験が浅い若者たちを守るように、いつも前へ、前へと出ていった彼らは、約半数にあたる千人が、この地で命を落としました。

ある兵士は、武器庫を守っていたときに、暴徒と化した人々に襲われ、命を落とす直前自らの血で、壁にこう書き残したそうです。

「インドネシアの独立に、栄光あれ」


 今も続く、感謝のかたち


独立戦争で亡くなった日本兵の一部は、インドネシアの「英雄墓地」に、今も眠っています。

2023年には、天皇皇后両陛下がインドネシアを訪問された際、残留日本兵の子や孫たちと会われ、翌日には、その眠る英雄墓地に花を供えられました。

歴史家の言葉を借りるなら、

「日本軍が与えた武器と訓練なしに、インドネシア革命はありえなかった」

のです。


自分の国のためではなく、
遠く離れた、見ず知らずの人たちのために、
命を懸けて戦った人たちがいた。


その事実は、声高に語られることはありません。


けれど、インドネシアの人たちは、今も忘れていません。

8月6日

戦争によって、たくさんの命が失われたこの日に、そんな名もなき日本兵たちのことも、そっと思い出してみてください。


東南アジアの国々の人達が全て、感謝の意を述べているわけではありません。そこのところも、また投稿します。

事実を知って、何かを感じて欲しい。

自分なりに調べてまとめていますが、間違っているかもしれません。ご了承ください。


※ 追記 1945年8月15日、日本は戦争に敗れました。

アメリカやイギリスとの戦いは、ここで終わりました。

けれど、これで全部が終わったわけではありませんでした。

その二日後、インドネシアは独立を宣言します。
すると、オランダが「もう一度この国を支配する」と、攻め込んできたのです。

日本の戦争は、もう終わっている。
これは、その後に始まった、インドネシアとオランダの、まったく別の戦いでした。

もう、日本兵という立場も、命令もありません。
それでも、一人の人間として、
「オランダに、この国をまた支配させてはいけない」
そう思った人たちが、いたのです。

(つづく)


早く会いたいな〜💞

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