私の物語作り&イラスト依頼をしたお話 − 219
固定記事にも書いていますが、私は昨年秋頃までマンガのネーム作品を作っていました。
東京の編集様に電話をしてネームを郵送したり、公募に応募し結果を待つ日々。
恥ずかしながら、私の場合はまったく反応が得られませんでした。
最後の応募では、生活や仕事に影響するほど力を尽くしました。
それでも選に漏れた時、「もう書かなくていいか」と思いました。
一月後、作品を作る道具を処分し始めた時に、それでも“ まだ書きたい ” という気持ちが残っていることに気づき、noteでモノカキを始めました。
絵は辞めました。
公募で結果が出なかった以上、あまり価値のあるモノは描けないと思ったからです。
それでも物語を書くことだけは辞められなかった。
そんな私が、ある時からnoteでイラストを発表されているクリエイター様の記事を、よく拝見するようになりました。
私はnoteに投稿する際は基本的に、物語にイラストを添付せずに投稿していました。
けれど次第に、「このクリエイターさんに描いてもらえたらな」と思うようになりました。
というのも、私は “ 絵が先 ” タイプなんです。
noteで書き始めた頃は実体験ベースの物語でしたが、SFやファンタジーは危険地帯。
頭の中のイメージが、既存のアニメやマンガの有名作品に引き寄せられてしまう。
それならば、と。
note世界のクリエイター様にメールを送り、有償で作画依頼をしてみました。
ネーム作品でも紙で制作すればスキャナ代や細かいアレコレの出費はあります。
CCハイボールを何杯か我慢してお願いしました(笑)
二つの作品を、別のクリエイター様に依頼しました。
ひとつは、自分の筆が世界観を描き切れず、現在は休止しています。
もうひとつが、現在連載している
『神の子とダンジョン』に繋がるお話です。
率直な感想として、まず分かりやすい変化は閲覧数でした。
「量子力学ですが、何か?」以前は、一記事あたり60〜80程度。
今は200〜300ほどになりました。
それでも見事な辺境っぷりですが(苦笑)
そんな私でも、物語に“絵がある”ということは、私には想像以上に大きな力を持っているのだと感じています。
物語を作るという点では、私にとって “ 絵が先にある ” ことは、非常に書きやすい形です。
本日投稿した『神の子とダンジョン』第30話は、全編がイラストを見て思いついたお話です。
優音先生が作画してくれた、フラウこと
オダネル=ニケア=フランソワーズのイラストは、私にとってはアイデアがポコポコ湧き出すものでした。
もうひとつ、大きな変化があります。
物語を書く気持ちが変わりました。
以前は、
「ダメなら別の話にしよう」と、どこかで逃げ道を用意していました。
でも今は違います。
イラストがあると、
「この世界を、最後まで書こう」と思える。
だから、書けそうだから書くではなく、
“ これで反応が悪くても仕方ない ” と腹をくくってから書くようになりました。
(そういう点では、短編には難しいかもしれません。)
不思議ですが絵があるだけで、私の場合は物語に対する意気込みみたいなモノが少しだけ変わるのです。
さらに細かい話をすると、楽になります。
ていうか、メチャメチャにラクっ♪
良いことなのかは分かりませんが、私は最近キャラクターの詳細な外観描写をあまりしてません。
(※初期の「1985」シリーズでは、今よりかなり描写していました。)
神ダンは、いわゆるアニメ的な中世世界観で、登場人物も特殊な出で立ちではありません。
だからこそ、細部まで描かなくても “ それらしい姿 ” が自然に浮かぶのかもしれません。
実際にどうかはわからないけれど、不思議なことに、相棒のフレキシブルフランクことChatGPTも、
「描写が足りない」と文句を言いません(笑)
絵があると、外観を無理に言葉で説明しなくてもいい。
その分、物語の芯や感情に集中できる。
それが、私にとってはとても楽なのです。
もうひとつ、助かる点は有償でご提供いただいたイラストは、私の物語のために描いていただいた作品です。
だからこそ、その世界観を軸に、別キャラクターのビジュアルをChatGPTで制作することもあります。
(二度登場した女魔法剣士は、この手法で作画しました。)
もちろん、使用や展開については確認を取っています。
描いていただいたイラストは、単なる一枚絵ではなく、物語世界の “ 基準点 ” のようなものです。
その基準があるからこそ、他のキャラクターの姿も、世界観から大きく外れずに描くことができます。
私みたいなモノカキにとって、視覚的な軸があるというのは、想像以上に心強いことなのです。
実世界では、ミュージックビデオまで自ら制作するミュージシャンもいます。
文章もイラストも、ご自身で楽しみながら創っていらっしゃるクリエイター様は、noteの世界にも多いと思います。
それはそれで、とてもnoteらしくて素敵な文化だと感じています。
ただ、私のように自分で作画をすることが得意ではない方や、別の解釈を見てみたい方、あるいは
「このクリエイター様に描いてほしい」と思える出会いがあった方にとっては、作画をお願いするという選択肢も、ひとつの面白い道かもしれません。
私にとっては、物語の向き合い方が少し変わるきっかけになり、以前に増して楽しく書けるようにもなりました。
もう少しだけ言わせていただけるなら、これもnoteという世界の可能性のひとつだと思っています。
書き手と描き手が出会い、それぞれの得意な形で世界を広げていく。
そんな関わり方があってもいい。
最後になりましたが、私の物語よりも、クリエイター様の紹介記事の方が閲覧数やハートを多くいただけることもあります。
それは少し悔しい気持ちもありつつ、同時に、とても嬉しいことでもあります(苦笑)
物語が、誰かの創作の入口になれたのなら、書き手としてこれ以上の励みはありません。
興味があれば、イラストを提供頂いている優音先生はこちら。↓↓↓
(タイトルカットは、最初にサンプル提供頂いた、アルス姫の原型です。)
最後は、私にとって思い出深いpon先生が作画してくれた2枚


