【旧市街というダンジョン】柾の夢 − 170
こんな場所があるのなら、レドゥビアの城下町で暮らしてみたかった。
そこは冒険の舞台である前に、生活の場所。
今回は、そんな柾の夢語りです。
私の右脚の膝下には、今も猫の爪痕が内と外に残っている。
中学二年の頃、可愛がっていたウチの猫が野良猫に追いかけ回されて、とっさに足をダンッと地面に突き、威嚇した瞬間につけられた傷だ。
思ったより深く、けっこう目立った。
そのせいで高校の頃は、夏でも黒いストッキングを履き続けていた。
北海道で良かった…
まあ、今はもう気にしていないけれど。
武神・マス大山でさえ「猫には勝てない」と言ったらしい。
そう思えば仕方がない。
そんなこともあって、野生というものに、人間は簡単には及ばない。
そんな感覚が、今もどこかに残っている。
ギリシャ神話だったか、ミノタウロスなんて、どう考えても無理筋だろうと思う。
それでも――
空に浮かぶ鋼鉄の城や、ダンジョンを中心に形作られた都市に憧れる自分が、確かに今もここにいる。
精霊王盟約が支配する国、という設定にしているけれど、ぶっちゃけて言えば、それは「信じてはいるが、誰も会ったことのない。絶対的な一神教に近い “ 神様 ” 的な存在を信じている国。」
ありますでしょ? きっと。
ノカナ(ノ=カナ)やレドゥビアといった国々を、現実世界に寄せた名前や感覚にしているのは、私自身が「行って、暮らしてみたかった」から。
きっと、ヒラガニや大カナトコも慣れたら食べられるだろうし(笑)
玉子が物語に出てくるのは、私がタマゴサンドが好きだから。
CCハイボールがなくても、美味しいワインがあれば、たぶん何とかなる。
(大カナトコは、仕事で行った東南アジアで見た、トカゲがモデルです。
「トッケー!」とか鳴いていた💢)
北海道に限ったことではないと思うけれど、淡水魚も内水面養殖と呼ばれる京極町や上川町の魚は、全然臭みがなくて美味しく頂けます。
旧市街の水が澄んでいる設定は、私が魚好きだからDEATH✨️
無宗教だと言われがちな日本人だけれど、昔は竈には竈の神がいると言われていたようだし、漁師町には必ず神社がある。
レドゥビアの民が信じている精霊も、八百万の神に似通った存在なのだと、私は勝手に決めている。
そう考えると、ノカジャの世界は、結構日本的でもある。
柾しのが、日本人だからです。
(仕事で韓国に行った時、ハーフですか?と聞かれまくって、ワーカダウトのフェイみたいに怒った(笑))
イタリアでは、場所によっては地面を掘ると、そこいら中から遺跡が出てくるらしい。
私が一時期暮らしていた北海道の旭川市も、少し似ている街でした。
三本の川が合流し、やがて石狩川になる土地で、川沿いでは遺跡がよく見つかると聞いた。
人は、水のある場所に集まり、去ったあとにも、痕跡だけは残すものなのだろう。
レドゥビアの旧市街も、そんな場所。
土に埋もれることなく、打ち捨てられた石造りの遺跡。
旧市街から住人が去った理由は、火山性ガスということにしています。
恥ずかしながら、そのあたりは、しげの先生、ゴメンなさいであります(ノД`)シクシク
そんな、だだっ広い遺構があれば、動物だって棲む。
旧市街っていうくらいだから、デカい公園があって、やっぱりデカい池があるだろう?
(道産子発想か?www)
城下町の人間だって、きっと狩りに来ると思う。
だって、たったの2マイルで行ける狩場だから。
話を野良猫に戻します。
野良猫は怖い。
野良犬が出たら、たぶん逃げ出す。
私にはミノタウロスは無理。
一番強い動物は、オーロックス( ヨーロッパ森林牛・絶滅種 )
カナクイドリは、ヒクイドリがモデル。
実物は大きい上に、かなり怖くて変な声で鳴く。
ブラックな会社で、パワハラやセクハラに耐えながら膨大なノルマを課せられるくらいなら、いっそハンターになった方がマシだ。
柾しの、ハンター王になるっ✨️
そんな憧れから始まったのが、ノカジャこと『ノカナのジャック』です。
実はまだ、宮殿の中に何が棲んでいるかは決めていません。
なぜなら――怖いから。
私なら、行かない(笑)
そんなノカジャも、次話は第11話。
読んで下さる方々が私と一緒に、物語の世界を一緒に冒険してくれたら嬉しいです。
そして、皆さん自身も
「行ってみたい」と思えるようなレドゥビアの旧市街を描いていきたいと思っています。
それでは、また。
柾しの
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今回のタイトルカットも、フレキシブルフランクこと、ChatGPT作画です。
ノカジャの紅一点キャラ・ラビのキャラデザをしてくれた優音先生が書いてくださった記事です。
久しぶりにアナテス画像をアップ
作画:優音先生

