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【長編】山猫軒のオーダーシート(8)

「ネクタイピン、カフスボタン、眼鏡、財布、
その他金物類、
ことに尖がったものは、
みんなここに置いてください」

宮沢賢治『注文の多い料理店』

 病室で、父親が顔を洗っていた。

 妹の診断がくだり、医師が去り。両親と俺、ベッドで眠る妹の四人が取り残されたその後だった。と言っても、その状況にあると認識したのはずいぶん後になってからで、当時の俺はそこに漂う沈痛な空気に、何が起こっているのかよくわからなかった。

「お父さん、どうしたの」

 室内、出入り口近くに備え付けられた手洗い場で、何度も何度も顔を洗う父親が、見知らぬ動物のようにも映り、怖くなった。顔を洗っているの。隣で母親が答える。どうして洗っているの。汚れちゃったの。汚れたの、どうして。

「泣いているのよ」

 煮え切らぬ返答を続けていた母親が、急に声を荒げるので、悲しくなり俺は泣き出した。しかし、母親の目にも涙が浮かび始め、困惑がそれを上回った。今は自分が泣いてはいけない場面であるような気がして、唇を噛み我慢した。

 そんな様子を見てかどうか、母親は俺を抱きしめた。ごめんね、ありがとう、ごめんね。何度も頭を撫でられる。この場ではこの振る舞いが正解なのだろう。身体を覆う母の体温に安堵し、訳がわからないままにそう理解した。視界を母の肩に阻まれながら、父が顔を洗う水音を聞いていた。

 その父親が事故で他界したのは、それから数年後のことだった。詳しい死因は知らない。事故だと聞いていたが、棺桶に寝そべった父親の身体は綺麗だった。
 見た目の派手な人だった。長めの髪を明るく染め、耳にピアスを付け。顔立ちよりも、その二つの印象が強い。さすがにピアスは外されていたはずだが、棺に納められた姿は、生前のそれと大差がなかった。

 別れを惜しむ暇はなく、慌ただしさがまさっていた。母親は喪主として奔走し、告別式の間は、ベビーカーに乗った妹と祖母と共に大人しくしていた。訪れる参列者には、祖母にも挨拶をする者がおり、そのうちの一人、知らない女性が俺に向け、言った。

「いっぱい、いっぱい、がんばってね」

 何かしらの文脈があったはずだが、とにかくそう繰り返された。頷きを返すと、祖母が頭を撫でてくれた。

 母親が合流し、家族だけになれたのは、出棺し、納骨の段になったときだった。白い灰にまみれ、小さくなった父の身体を前に、母と祖母はしばし呆然としていた。お別れだから、と無理矢理起こされた妹が、機嫌を損ねて泣き出して、それを契機に、母も祖母も涙を流した。

 俺は泣かなかった。妹をあやしながら、母と祖母が骨を拾う背中を見ていた。
 悲しみに襲われたとき。不幸に苛まれたとき。そうすることが、正解だと知っていた。そうしていれば、正解し続けていられる。そう思った。

「いっぱい、いっぱい、がんばってね」

 その日、見知らぬ誰かに言われたその言葉が、収骨室を濡らす咽びと共に、鼓膜に残って離れなかった。

 黒川の家は、電車を使って一時間ほどの距離にあった。帰宅するサラリーマンにまぎれながら、モクバと俺はそこに向かった。駅に着き、電車を降りるまでの間、俺たちの間に会話は無く、車内でもモクバは離れた場所でスマートフォンをいじっていた。

 駅前の商店街を抜け、横断歩道を渡り。路地をいくつか曲がると、黒川のアパートに到着した。無骨な鉄柵に、ひび割れた壁。夜間、街灯の明かりが照らす中であっても、古く、築年数が経っていることがうかがえた。

「ここだな」

 スマートフォンの地図アプリを切り、モクバ。首を巡らせ、辺りを見回す。

「ちょうど人がいない。行くぞ」

 建物へ向け、小走りで駆け出す。俺もそれに続いた。

 モクバに同行することを決めた俺だったが、決心が固まったわけではなかった。黒川の家に無断で忍び込むことや、そこにあるものを直視することへの躊躇ちゅうちょは、この後に及んで消えていない。ただ、あそこに残り、眠る黒川と共にモクバの帰りを待つことに不安を感じ、そこから逃れるように家を出てきた。

 右、左と動かす足が、地面を感じきれず、おぼつかない。ここまで来てはみたものの、いまだ現実感は抱けぬまま。とてつもない恐怖を感じる一方、どこかまだ夢の中にいるようでもある。

 黒川の部屋は二階らしい。錆びた鉄製の階段を、できるだけ音を立てぬよう、俺たちはのぼる。右手に鉄柵、左手にドアと窓が並ぶ廊下を突き進み、手前から三つ目の扉の前へ。表札に、ご丁寧にも『黒川』と印字されたシールが貼られている。

 この先に、死体がある。血を流し、横たわっている女性の死体。

 扉を開けた向こう、待ち受けているであろう無惨な光景と、まだ嗅いだことのない類の異臭。それらが明確なビジョンを持たず、不穏な塊として、胸に迫ってくる。

「ハンカチ、持っているか」
 モクバが問う。
「持っていない」
「じゃあ、袖口で手をおおえ。指紋つけんなよ」
 モクバは自分が言った通りにして、ポケットから鍵を取り出す。楕円の形をしたキーホルダーが付いた、黒川の鍵。それが鍵穴に差し込まれ、回転する。

 解錠の音。

「入るぞ」

 一気に扉を開け、モクバは中へ。俺も急いで身体を滑り込ませた。
 中は暗闇。左隣にモクバの気配。背後でゆっくりとドアが閉められる。施錠の音はしない。

「しゅぅぅぅぅぅぅー」

一連の緊張を裂くように、モクバの長い息。俺も同じようにしたかったが、うまく呼吸が整わず、十分に息を吸えない、吐けない。

 視線を前へ。廊下に面した窓からの明かりで、中の様子がぼんやりわかる。
 入ってすぐに広めの空間。ここがそのままダイニングか。右手に扉。左手、窓の下にキッチン、その奥に冷蔵庫と食器棚。テーブルはない。
 おそらく正面奥が居間だろう。磨りガラスが埋め込まれた戸が閉められている。

 あるとしたら、あの先。

「村井。お前、人の死体って見たことあるか」
 モクバが問う。
「……葬式でなら」
「俺もそんな感じだ」

 お前は出すな、ふたつだと明るすぎる。言って、モクバはスマートフォンを取り出し、ライトを点ける。白く強い光。すぐさまそれを床に向け、足元を照らした。

「エンバーミングも死に化粧も保冷措置もねぇ。どんな感じなんだろうな、そのまま、ってのは」
「グロテスクな想像をさせるな」
「想像しようがしまいが、これから見る」

 我が家よりもさらに狭い土間で靴を脱ぎ、モクバは中に踏み込んだ。俺もそれにならう。靴下越しに、ひやりとした床の冷たさが伝わってくる。数歩の距離をそのまま進み、引き戸の前で立ち止まる。

 モクバはそこで小さく息を吸い、急に弱々しい声で呟いた。

「あー、帰りてぇ……」

 帰ればいいじゃないか。今から引き返そう。胸の中、踏ん切りのつかない自分が、答えようとする。
 しかし、すぐさまモクバは元の顔つきに戻り、袖で覆った手を引き戸にかけた。

「村井、サンキュな。一緒に来てくれて」

 一気にそれをスライドさせ、開ける。

 青白い明かり。それを四角く切り取る、大窓。奥はベランダか。差し込む月光を、薄手のカーテンが濾過ろかしている。照らされた畳の床。ファンヒーター。ゴミ箱。ローテーブルの脚。テーブルの平面にはパソコン、置き時計、本。その奥に畳まれた布団。壁際、衣装ケース、三段のラック。ラックの上に写真立て。隣に、押入れと思われるせた柄のふすま

 モクバがその襖に近づく。再び袖口で指先を覆い、手をかけ、開く。そしてスマートフォンのライトで中が照らした。
 つっかえ棒に、ハンガーにかけられた服が大量に。それが、上段。下段にはダンボールや収納ボックス。一度襖を閉め、反対側を開いて確認。また上段に服。下段にはキャリーケースと、扇風機。

 ない。
 死体も、他にそれが収まる十分なスペースも。

「ねぇな」モクバが言う。
「……どういうことだ」
「そのままだ。黒川の家には死体がない」
 なぁんか、そんな気がしてたんだよなぁ。頭を掻きながら、モクバはぼやく。
「そんな気がしていた?」
「いや、なんとなく、だよ。あいつ、人を殺すようには見えないし、殺してきたような雰囲気も感じない。殺気も死臭も漂っていない、っつーか」
「殺気や死臭がどんなものか、お前にわかるのか」
「いや、わかんねぇけど」

 どういうことだ。
 黒川の家には死体がなかった。どころか、黒川が言ったように、物を投げ合い争った形跡もない。部屋には必要最低限のアイテムしかなく、散らかるどころか、整然と片付けられている。

「そもそも、女と暮らしていた、って感じでもないよな。この部屋」ライトで軽く辺りを照らし、モクバは言う。「どころか、女が来ている形跡すらない」
「わかるのか」
「まぁ、そっちは。多少」
「黒川が嘘をついていた、ということか」
「状況だけ見るとそうなる」
「なぜ嘘をついた」
「知らねぇよ」モクバの鼻息。「おい、思考はどうした。お前もちゃんと自分で考えろ」

 喰われんぞ。
 一時間ほど前、家を出るにあたり、モクバに言われた言葉を思い出す。一体何に喰われるというのか。わからないが、とにかくこのまま受け身でいては危険だ、ということだろう。

 試しに考えてみる。黒川は嘘をついていた。それは何故か。
 いや、本当に嘘をついていたのか?

「ここは本当に黒川の家か」
「あん? あぁ、なるほどな」モクバは片目を瞑る。「残念ながら黒川の家だよ。あいつの免許証にあった住所がここで、あいつが持っていた鍵で中に入れた」
「ここで暮らしていたのだろうか」俺は言う。「たとえばここは仮住まいで、実質的には、交際している女性の家の方に住んでいた」

 薄暗がりの中、モクバの目が見開かれるのがわかった。

「……いーね。いい線だ」

 モクバは一度周囲を見回したのち、押入れを離れ、ローテーブルの側、ゴミ箱を覗く。しゃがみ込み、スマートフォンのライトを当て、手を中へ。優しく中をかき混ぜ、人差し指と中指をピンセットのようにし、何かを抜き出した。

「だが残念。おそらく違う」

 抜き出したのは白い紙。光が当たる。どうやらレシートらしい。

「一昨日の日付だ。中身は歯ブラシ。そしてパッケージのゴミが中にある。見るか」
 促され、俺はモクバの横に。ドラッグストアのレシート。並ぶ商品名のうちには、たしかに半角文字で『ハブラシ』と見える。
 モクバは続いてゴミ箱を照らした。プラスチックの長細いケースに、剥がされた台紙の先端がくっついた抜け殻が捨ててある。
「女の家で暮らしてんなら、買った歯ブラシここで開封しねぇだろ」
「たまたまかもしれない」
「でもやっぱ、違うと思うぜ」

 モクバはレシートをゴミ箱に戻し、ポケットに手を入れた。先ほどこの家に入るとき使用した、楕円のキーホルダーがついた鍵を取り出し、かざしてみせる。

「合鍵がない。ついているのは、黒川の家の鍵だけだ。女の家に出入りしているなら、そっちの鍵もないとおかしい」
「別に持っているのかも」
「あのカバンの中にはなかった。ていうか、それ言い出したらキリねぇだろ」
「まぁ、そうだな」
「どうする? 次は冷蔵庫でも開けてみるか」
「……いや」

 モクバの言うとおりだ。どこまで確かめても、そうでない可能性は捨てきれず、キリがない。蓋然性の高い方を選び、判断するしかない。

 黒川はここで暮らしていた。そしてここには死体がない。

「ならどうして、嘘をついたんだ」
「さぁな。本人に訊けばわかんだろ」

 言って、モクバはスマートフォンを横に構え、画面をタップし、一枚写真を撮影した。
 フラッシュの明滅。
 続けて、壁に、床に、寄って、引いて。同様に何度もシャッターを切る。そのたび、視界が白く染まり、しばらく光の残滓ざんしが舞う。

「何をしている」
「これから帰って黒川の話を聞く。そのとき、言い逃れができないよう証拠を撮っておく」
「不法侵入したことがバレてしまうな」
眠剤みんざい飲ませて眠らせたこともな」

 文句は言わせねぇさ、とっちめてやる。モクバは撮影を続ける。アングルを変え、画角を変え、そこまでやるか、という徹底ぶり。
 気になるのはフラッシュだ。シャッターを切るたび、光が瞬く。先ほどまでスマートフォンの明かりに気を配っていたはずが、これでは外からも目立って見えるだろう。

「おい。もうやめ……」

 言いかけたところ、よぎった光景に言葉が止まった。
 白く光った視界、その中に引っかかる映像があった。

 俺は先ほど被写体となった空間に近寄る。壁際、三段ラックのあたり。そのラックの上に立てられた写真立て。
 手を伸ばしかけて、思いとどまり、そこに飾られた一葉に顔を寄せる。フラッシュに乱された瞳にも、それがどのような写真であるかは、はっきりとわかる。

 親子写真だ。
 母親と思しき女性と、まだ小学生にもなっていないであろう男の子が、手を繋ぎ、正面を向いて写っている。当然のことながら、男の子の顔立ちには、黒川みのるの面影があった。

「黒川……」

 思わず声が出た。

 自分に興味を向けようとはしなかった、母親。その母親と離れたことで声を取り戻した、という黒川の話を思い出す。
 その黒川が、古い母とのツーショット写真を部屋に飾っている。何か、触れてはいけないものに触れてしまったような、恐怖と焦燥が胸を走る。

 どんな思いで、これを。
 どんな思いが、これに。

三科みしなは知ってんのかな、これ」

 モクバの声に振り向く。撮影した写真をチェックしているのか、スマートフォンの光に顔が青く照らされている。

「どっちかってーとそれの方が気になんな、オレは。三科はここに死体がないことを知っていて、なおオレたちを巻き込んだんだろうか」

 同感だ。
 ツクルは一体、どこまで知っている。
 そして今、どこにいるのか。

「ツクルと連絡を取ろう」

 俺は言う。そだな。モクバは一度スマートフォンを下げ、頷いた。あと数枚、と構え直して、玄関口の方を向き、またフラッシュを明滅させる。

 人影。

「……え?」

 筋肉がこわばる。一拍遅れて、全身を寒気が襲った。

 誰かいる。
 薄暗がりの中、玄関口に男のものと思われるシルエットがあった。

「……誰だ」

 モクバが唾を飲み込む音。再びスマートフォンをかざし、ライトを玄関へ。スポットライトを浴びた格好で、男の姿が露わになる。
 長身のスーツ姿。四十代ぐらいだろうか。坊主頭で、顔には表情が無い。

 とく、とくと心臓が鼓動のスピードを上げる。

「ライトを下げろ」男の口から、低い声。「眩しくてかなわん」

 モクバは手を下ろす。土間に立ったままの、スーツの下半身が照らされる。と同時に、男の手がポケットに。素早い動きで何かが引き抜かれ、数秒と待たず、鋭い光が明滅した。

 遅れて、シャッター音。写真を撮られた、とそこでようやく気づく。

「やっべ」モクバの声。「村井、ベランダの鍵開けろ」
「ベランダ?」
「急げ」
「逃げても無駄だ」低い声。「逃げても追いかける。そして必ず捕まえる。だから余計な手間は取らせるな」
「……誰だよ、オッサン」
「『リンクス・プロダクション』、黒川稔の事務所の者だ。必要なら名刺を渡そう」

 事務所。
 思いもよらない人物の登場に、頭が混乱する。

「事務所の人間が、なんでここにいるんだ?」
「質問できる立場か。お前たちこそ、なぜここにいる。夜中、他人の家に侵入し、明かりもつけず撮影し。納得のいく説明が用意されているとは思えない」

 言われてみれば、その通りだ。所属タレントの家を訪ねてきた事務所の人間と、俺たち。どちらが不審者か、と問われれば、十人が十人こちらをゆびさすことだろう。

「安心しろ。取って喰うつもりはない」
 坊主頭の声が続く。
「……じゃあ、どうするつもりだ」
 モクバの問いかけ。しかし、すぐには返答がなく、代わりに「ハ」と太い息を吐く摩擦音が聞こえた。

 照らされたスーツの足元が動き、男の靴が部屋の中に入り込む。瞬く間にその足がこちらに近づき、すぐにけたたましい音が鳴った。

「敬語を使え。クソガキが」

 目の前、モクバが胸ぐらを捕まれ、引き戸のガラス面に押しやられている。ガラスが揺れる振動から、後頭部にかけられた圧が伝わる。しかし、体勢を崩され、至近距離で睨みつけられながらも、モクバは男の顔から目を逸らさずにいる。

「取って喰うつもりはない、じゃねぇの?」
「お前たちの振る舞い次第だ」
「なるほどね」嘲笑し、そしてトーンを下げる。「村井、お前だけでも逃げろ。何されるかわかんねぇぞ」

 呼びかけられ、はっとする。しかし、即座に動くことができない。男の顔がこちらを向いた。
「無駄だと言っただろう」

 頭が回らない。どうすればいい。

「……何をすればいいですか」
 俺は問うた。モクバから、舌打ちが聞こえ。対して男のまとう荒々しさが、わずかに和らぐ。
「お前たち、ミノルの知り合いだな」

 ミノル。黒川のことか。

「……はい」
「今、ミノルはどこにいる」
「知らねぇよ」モクバが答える。「オッサン、黒川を探してんの?」
「あぁ、探している」
「見つけてどうするつもりだ」
「さぁな。社長が決めることだ」
「社長? あいつ、事務所相手に何かやらかしたのか」
 男は答えない。
「教えろよ。事情がわからなくて、オレもこいつも困惑してんだ」モクバもひるまない。「少なくとも、力ずくじゃあ、オレたちは何も喋らないぜ」

 男はしばらく黙った後、ため息をつき、モクバの胸元から手を離した。

「ここで話していても、らちが明かないな」

 呟き、俺たちに背を向け、土足のまま玄関へと引き返す。そして扉の前、首だけを捻って、俺とモクバを見た。

「ついて来い。事務所で話をする」

 首元を抑えながら、モクバが笑みを浮かべる。

 俺は、自分でもよくわからぬままに、先ほどの親子写真を一瞥した。無表情の母と子の顔が、暗がりの中、正面からこちらを見返してきた。


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