📘【続編】学習指導要領(令和6・7年度)出題整理と解説②
前回の記事では、令和6年度の学習指導要領の出題をもとに、総則・探究・特別活動の頻出論点を中心に整理しました。
👉 https://note.com/shishimai_note/n/nbecb8ad5572e
今回の記事ではその続編として、
令和6年度の解説の完全版(問7〜問10まで)
令和7年度との対応関係の整理
実際に解説を作成して見えた出題のクセ
を、まとめています。
前回同様、「読む用」ではなく
👉 “解けるようになるための整理” にしています。
🧭 出題範囲一覧
────────────────
■ 問9
学習指導要領 第1章 総則 第1款
高等学校教育の基本と教育課程の役割
■ 問6
学習指導要領 第1章 総則 第3款
教育課程の実施と学習評価
■ 問7
学習指導要領 第1章 総則 第5款
教育課程の実施と学習評価・生徒の発達の支援
■ 問8
学習指導要領 第4章
総合的な探求の時間
■ 問10
学習指導要領 解説 特別活動編 第1章
総説
■ 問16
学習指導要領 解説 情報編 第1部
各学科に共通する教科「情報」
6年度 第2章 共通教科情報科の各科目 第1節 情報Ⅰ
2内容とその取扱い(2)
7年度 第1章 総説 第3節
情報教育の中での共通教科情報科の位置付け
2 3観点による情報活用の整理
■ 問17
学習指導要領 解説 情報編 第1部
6年度 第2章 共通教科情報科の各科目 第1節 情報Ⅰ
2内容とその取扱い(4)
7年度 第1章 総説 第3節
情報教育の中での共通教科情報科の位置付け
6 中学校技術・家庭科技術分野との関係
■ 問18
学習指導要領 解説 情報編 第1部
6年度 第2章 共通教科情報科の各科目 第2節 情報Ⅱ
2内容とその取扱い(4)
7年度 第2章 共通教科情報科の各科目 第1節 情報Ⅰ
2内容とその取扱い(1)
✏️ 令和6年度 解説(完全版)
🟨 問7 正答:ウ
📌 解説
本問は、高等学校学習指導要領総則の「生徒の発達を支える指導の充実」におけるキャリア教育と進路指導の記述です。高等学校段階では、生徒が学ぶことと自己の将来を結び付け、職業的・社会的自立に向けた資質・能力を身に付けることが求められます。正答はウです。
①には「自己の将来」が入ります。学習が現在の成績のためだけでなく、将来の生き方や進路につながることを見通すことが重要です。「社会の発展」も教育全体の目的としては関係しますが、この文脈では個々の生徒の将来とのつながりが問われています。
②には「職業」が入ります。学習指導要領は「社会的・職業的自立」に向けた資質・能力を重視しています。これは、社会の中で自立して生き、職業生活を含めた将来を主体的に形成する力を意味します。「経済的自立」だけに限定する表現ではありません。
③には「キャリア教育」が入ります。キャリア教育は、特別活動を要としつつ各教科・科目等の特質に応じて学校教育全体で充実を図るものです。教育相談も生徒理解や支援として重要ですが、ここで問われている語句はキャリア教育です。
④には「在り方生き方」が入ります。生徒が自己の在り方生き方を考え、主体的に進路を選択できるようにすることが進路指導の目的です。「生き方働き方」は趣旨として近いものの、条文の定型表現とは異なります。
👉 したがって、①自己の将来、②職業、③キャリア教育、④在り方生き方を並べたウが正答です。
🟧 問8 正答:ウ
📌 解説
本問は、総合的な探究の時間における探究課題の設定と、探究を通して育成する資質・能力に関する記述です。探究の時間では、地域や学校、生徒の実態に応じて現代的な諸課題を扱い、知識を社会の中で生きて働くものとして形成することが重視されます。正答はウです。
①には「地域や学校」が入ります。探究課題は全国一律ではなく、地域や学校の実態、生徒の特性等に応じて設定されます。そのため「社会構造」という抽象的語句ではなく、具体的な教育課程編成主体である地域や学校が入ります。
②には「現代的」が入ります。国際理解、情報、環境、福祉・健康などは、現代社会における横断的・総合的な課題の例です。「グローバル」も国際理解の一部には関係しますが、列挙されている全体を包む語としては「現代的」が適切です。
③には「生きて働く」が入ります。学習指導要領では、知識及び技能が単なる暗記にとどまらず、社会の中で活用される「生きて働く」ものとして形成されることが重視されています。「評価される」では、学習者の資質・能力としての意味が弱くなります。
④には「未知の状況」が入ります。探究で身に付ける思考力・判断力・表現力等は、既知の問題だけでなく、未知の状況においても活用できるものとして育成されます。「自身のキャリア」は進路に関する課題では重要ですが、この文脈の定型句ではありません。
👉 したがって、①地域や学校、②現代的、③生きて働く、④未知の状況の組合せであるウが正答です。
🟥 問10 正答:エ
📌 解説
本問は、特別活動のうちホームルーム活動の内容に関する問題です。ホームルーム活動は、生徒が集団生活の課題を見いだし、話合いを通して合意形成し、主体的に役割を担いながら生活を向上させることを目指します。正答はエです。
①には「生活づくり」が入ります。ホームルームや学校における生活上の諸問題を扱い、生活を向上・充実させることが中心であるため、「集団づくり」よりも「生活づくり」が適切です。
②には「合意形成」が入ります。ホームルーム活動では、課題解決のために話し合い、単に多数決で意思決定するだけでなく、互いの意見を調整して合意形成を図ることが重視されます。したがって「意思決定」ではなく「合意形成」です。
③には「主体的に」が入ります。ホームルーム内の組織づくりは、生徒が主体的に組織をつくり、役割を自覚しながら協力することが重要です。「階層型」組織をつくることが目的ではありません。
④には「集団」が入ります。学校における多様な集団の生活の向上を図ることが扱われます。ここでいう集団には、生徒会や委員会、学年、学校行事に関わる集団などが含まれます。「個人」では特別活動の集団活動としての性格に合いません。
👉 したがって、①生活づくり、②合意形成、③主体的に、④集団の組合せであるエが正答です。
📚 学習方法
解説を作成することで学習指導要領の学習範囲を絞り、実際に穴埋めになりそうなところは前回購入していたパスラインという穴埋め型の参考書でインプット、アウトプット中です。
🏥 進捗状況
実は歯医者にかかりつつも頭痛がひどく、在宅勤務が精いっぱいで勉強なんてとても無理な状態が続きましたが、化膿止めの薬で落ち着いている間に受験だけはしようと思っています。
