60代のリアル|第11話:母の異変に気づかず、大変な事態に・・・【その1】
4月18日。 外科の診察室に通されると、先生からこう言われました。
「自分で絆創膏を取った方が痛くないですよ」
正直、怖かったです。 でも、ここまで来たのだから──そう思い、 震える指で自分自身の絆創膏をゆっくり剥がしました。
先生は傷口を見て、 「もう大丈夫ですね。あとは肉が盛り上がってくれば治ります」 と穏やかに言いました。
「しばらくは塗り薬をつけて、濡れないように絆創膏を貼ってください。 また何かあったら来てくださいね」
そう言われ、この日(4/18)で私の診療は一段落しました。
右手の親指の痛みがようやく落ち着いた頃、 4月23日(木)の夜22時過ぎのことでした。
いつもなら21時頃にトイレへ行ってから就寝する母が、 その日は行かずに眠っていました。
「トイレに行くよ」 そう声をかけて母を起こした瞬間でした。
母の上半身が震えていて、 顔が赤く、熱があるように見えました。
嫌な予感がしました。
それでもなんとかトイレまでは行けました。 しかし── トイレから出たところで、母は急に動けなくなり、その場に寝そべってしまったのです。
私は#7119にまず電話をし、救急車を呼んだ方がいいのかどうかを聞きました。意識があったのと、もともと足腰が悪く車椅子だったので、救急車は大げさと判断されるのではないかと思い戸惑いがあったからです。
しかし話はつかず、動けないことを強調して、#7119から救急車を呼んでもらいました。
救急隊の方から 「いつもと違う様子はありますか?」 と聞かれましたが、 動揺してしまい、うまく答えられませんでした。
そして、つい先日、内視鏡ができずに断られた “かかりつけの病院”へ救急搬送されることになりました。
病院に着いた頃には、 時計の針はすでに23時を回っていました。
つづく
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