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60代のリアル|第17話:介護中の母が救急搬送!入院手続きの窓口で、胸のざわつきが止まらなかった

4月24日、14時を少し過ぎた頃。 緊急事態が起きた場合は病院から連絡が入ることになっていましたが、 今のところ電話は鳴っていませんでした。

「連絡がないということは、大丈夫なのだろうか…」 そう思いながらも、胸の奥のざわつきは消えませんでした。

病院に着くと、まず入院の手続き窓口へ向かいました。



番号札を引いて椅子に座ったものの、 どうしても落ち着いていられませんでした。 手元の荷物の重さが腕に食い込み、 地下鉄の中で感じた不安が、またじわじわと戻ってきました。

番号が呼ばれ、 入院手続き書類と診察券を窓口に渡しました。 マイナンバーカードは、すぐ隣の読み取り機に差し込みました。



受付の方が書類を確認していると、 「連帯保証人の欄が空欄ですが…」と言われました。

以前の入院のとき、 同じ家に住んでいても“生計が別”である証拠があれば 連帯保証人として認めてもらえると聞いていました。 公共料金の支払いが別々であることなどが、その証拠になります。

しかし、私と母は同居で、完全に同じ生計です。 その条件では、連帯保証人にはなれません。

前回は、私のクレジットカードを登録することで 連帯保証人の記載を免れました。 でも今回は、その方法も使えませんでした。

受付の方に 「申込者と同じで構いませんか?」 と聞かれ、 「はい」と答えるしかありませんでした。

生計が別である証拠も、 クレジットカードの登録も、 今回は何もありませんでした。

少しホッとしました。



手続きが終わると、 「そのまま病室へどうぞ」と案内されました。

エレベーターで上がり、 ナースステーションの前で足りなかった薬と、 入院に必要な荷物の確認をしてもらいました。

それが終わると、看護師さんが 「先生からお話がありますので、お待ちください」 と言いました。

その言葉を聞いた瞬間、 胸の鼓動が一気に早くなりました。

面談室の椅子に座って待ちながら、 頭の中では同じ言葉が何度も繰り返されていました。

母は……どうなったのか?

ドキドキしながら、 ただその答えを待つしかありませんでした。

つづく


第18回はこちらです。↓


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