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「自分は効率的だ」という幻想をぶち壊す――Claudeに暴かれた私の慢心と無計画な夜



AIとの対話は、技術の向上ではなく「己の慢心」を知るため

しょっさんは、自分の環境をそれなりに自動化し、効率的に制御できている自負があります。しかし、話題の Claude Cowork と対話しながら自分自身のシェル履歴の分析を通じて突きつけられたのは、あまりにも無計画で、バイアスに満ちた自分自身の姿でした。恥ずかしい。

AIに改善を促されたことは、一人のエンジニアとして敗北に近い衝撃です。しかし、この「敗北」こそが、次なる成長への唯一の入り口であると確信しています。Gemini の言葉は強すぎる。

人は「無意識の反復」を「努力」だと勘違いする

なぜ、わたしは自分の非効率に気づけなかったのでしょうか。それは、日々の作業の中に「慣れ」という名のバイアスが入り込んでいたからです。

今回、Claude cowork に過去のコマンド履歴を分析させたところ、以下の3つの盲点が暴かれました。

  1. 時間管理の崩壊: 21時台という、本来休息すべき時間に活動がピークに達していました。これは「熱心さ」ではなく、日中の「無計画」が招いた負債の返済でしかありません。

  2. 自動化の形骸化: ansible-playbook を31回も手動で叩いていました。自動化ツールを使っているつもりで、その「実行プロセス」自体は極めてアナログな手作業に依存していました。

  3. 道具への依存: 便利なツール(Keyboard Maestro、Stream Deck や Claude Code など)を使っていることで、「もう改善の余地はない」と勝手に限界を決めていました。

データの冷徹な指摘と、即座に導入した自動化関数

Claudeの分析によれば、わたしの活動は 8時台と 21時台に集中しています。特に風呂上がりの 21時台にコマンドを叩きまくっている事実は、睡眠の質を下げ、翌日のパフォーマンスを削る「悪癖」の証拠です。まったく持って、自分でもこんな結果になろうとはという事実です。ホント驚きました。

「風呂上がりは寝るべきだ。そこでコマンドを叩かなければならないのは、計画が破綻しているからだ」この事実を認め、わたしは Claude が提案した改善案を即座に取り入れるのでした。

例えば、com.oshiire. で始まる自作の LaunchAgents を管理するための関数です。これまではパスを思い出しながら、あるいは履歴を検索しながら叩いていましたが、今はこの svc 関数がその思考リソースを肩代わりしてくれます。

# ~/.config/fish/functions/svc.fish
function svc --description "LaunchAgent service control"
    set -l action $argv[1]
    set -l name $argv[2]
    set -l plist ~/Library/LaunchAgents/com.oshiire.$name.plist
    
    switch $action
        case start
            launchctl load -w $plist
        case stop
            launchctl unload -w $plist
        case restart
            launchctl unload -w $plist; and launchctl load -w $plist
        case status
            launchctl list | grep $name
        case '*'
            echo "Usage: svc [start|stop|restart|status] [service_name]"
    end
end

また、ansible-playbook も ap という短い関数を提案してくれました。引数の指定ミスや、オプションの付け忘れという「小さな意思決定」を排除することもできます。配慮がすごい。

AIという「鏡」を覗き込み、戦略的に自分を更新し続ける

AIが提示した改善案を「すごい」と褒めるだけで終わらせては、ただの消費者に過ぎません。わたしにとって今回の学びは、「AIに気づかせてもらった」というマイナスを、いかに「仕組みによる解決」というプラスへ転換するかにあります。

「自分はできている」という思い込みを捨て、定期的に客観的なデータで自分を解剖する時間を設ける。AIを単なる「コード生成機」としてではなく、「行動分析のパートナー」として使い倒す。

私はここからまた一歩、無駄を削ぎ落としていきます。みなさんも、ぜひ自分のターミナル履歴や行動履歴という「恥部」をAIに晒してみませんか。

おまけ

Claude cowork が作ってくれた shell history 分析用の Python プログラムと、その分析結果からの Claude cowork の導き。

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