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初心者マーク、受け継がれる歴史

2016年7月9日。

当時高校生だった私は、学校から「この週末はぜひ合同進路説明会へ行け」という案内を無視して(←良くない)、都内某所のとあるCDショップにいた。

半年ほど前にとある合同イベントで初めてSUPER☆GiRLS(スパガ)を見て興味を持っていた私はこの日、スパガ単独のイベントに初めて自ら足を運んだ。

スパガにはこの2週間ほど前に新メンバーとして3期生が加入。

この日は「新メンバー夏の強化合宿 ~初陣~」と称して、3期生のみでいわゆるインストアでのリリースイベントを各地で行うツアーの初日であった。

ちょうどそれまで通っていた現場の活動が止まり、ヲタクとして暇になりつつあった私は、そんな加入したての3期生とその育成イベントのようなものに勝手に親近感を覚え、足を運んでいたのだ。

そんなこの日、初披露された曲があった。

『恋は初心者マーク』

3期生のみのユニット曲として、この年の夏に発売予定の夏曲『ラブサマ!!!』のカップリングとしてリリースされることが決まっていた。

いわゆるアイドルグループのヲタクをするのは初めてだった自分にとって、当時は右も左も分からない状態ではあったが……そこで描かれた「初心者」という描写にどこか親近感を覚えていた。

また、新メンバー3期生たち5人のユニット曲ということもあり、曲の要所要所で1人1人のソロフレーズがあったのも良かった。

「初陣」初日の現地で初披露を見守った私は、3期の中でも抜群の歌唱力と加入前からストリート生(研究生)として圧倒的なキャリアを誇っていた3期最年長で同い年だった木戸口桜子、そして逆に唯一ストリート生ではなくアイドル初心者として加入が決まった石橋蛍に興味を持っていた。
(以下、メンバー敬称略)

この”初陣”ツアー、そしてその次の春に行われた「3期メンバーLIVE TOUR~修行中~」にかけて、この楽曲とともに思い出が着実に増えていった。

3期生の一部卒業を経て

2017年9月末。
木戸口がグループから卒業。初めて3期生が卒業した。

翌年1月末には、同じく3期生の尾澤ルナも卒業。
加入当初は5人だった3期生も、気づけば 石橋蛍・阿部夢梨・長尾しおり の3人となっていた。


時は流れ、2018年12月19日。
3期生の加入とともに始まったスパガ第3章も、4期生の加入や1期生などの卒業が発表され、ラストスパートに突入していた。

そんなこの日は、デビュー8周年ワンマンライブ&4期生のお披露目の日であった。

そして、そのライブでは、1期生・2期生・3期生、それぞれの「はじまりの曲」が各期だけのユニット曲で披露された。

1期生は結成オーディションのユニット曲から登場した『絆デイズ』、2期生は加入した直後にカップリングとして2期のユニット曲として用意された『初恋ラビリンス』……もちろん、3期生は『恋は初心者マーク』をパフォーマンスした。

気づけば5人から3人になっていた3期も、その「3期」の大切な曲として、3人で丁寧かつフレッシュにパフォーマンスしていたのを覚えている。
「初心者」と言っていたフレッシュな3期生が、4期生という後輩の加入を目前に控えながら。


その後、4章になってからも、ちょっとしたリリイベで3期生だけで披露しそれを加入したての4期生が見守るなど、その存在は残る3期が守り続けていた。

ユニット曲がオリメンの手を離れるとき

2019年9月14日、品川インターシティホール。
この時期のスパガは第4章になって1年目。「ROAD TO 2020」と銘打って毎月ワンマンライブを開催しており、この日はその9月分の公演だった。

直近でリリースを控えていた『片想いのシンデレラ』の歌詞にちなんで「〜私を愛してくれませんか?〜」というサブタイトルがつけられたこの公演では、「恋」や「愛」といったタイトル/フレーズが入った曲が多くセットリストに取り入れられた。

ライブ中、ユニットパートとして5人ずつ2組に分かれて1曲ずつ披露された。
『ときめき色の風とキミ』、そして……『恋は初心者マーク』が披露された。

3期生である阿部・長尾、そして4期生の石丸・坂林・樋口、の5人で……

この時期は、4章に在籍している3期生3人のうち、石橋が休養していた。
そんな石橋が不在の中で、3期生のユニット曲が、4期生とともに披露される……当時石橋を推していた自分にとって、世代の転換を突然目の当たりにさせられることとなり、少し複雑な気持ちになった。

厳密には、この年の5月に館林で行われたイベントで、3期生3人+渡邉・金澤の5名で初心者マークが行われたことはあった。

しかしその館林の回に私自身は居なかったこと、そしてこの9月のワンマンではまだ石橋が在籍はしている状態で「3期生の曲ではなくなる」という事実を突然突きつけられたように感じた。
(この9月の公演では、石橋のフィーチャー曲『感情キャンバス』が石橋不在のまま初披露されたことも、自分の気持ちの複雑化に拍車をかけていたかもしれない)

2019年末、大晦日
当時の自分の推しであった石橋がグループを卒業。

その後はコロナ禍に入ってライブ自体が極端に減ったこと、私自身も少しスパガから距離を置きがちになったことなどもあり、しばらくこの曲をライブで浴びることはなかった。

3期生の卒業

2023年2月。
長尾しおりが卒業するライブにて、私は久しぶりに『恋は初心者マーク』を観ることができた。

長尾が「どうしても最後は夢梨にこれを着てほしかったんです」と言いながら、加入当初の青色の『ラブサマ!!!』衣装を着た阿部夢梨とともに、2人で『恋は初心者マーク』を披露した。

長尾しおりオフィシャルブログ『青春の卒業式』より
https://ameblo.jp/sg-shiorin/entry-12788861788.html

阿部夢梨は加入翌年にメンバーカラーが「ベビー・ブルー」から「ベビー・ピンク」へ変わっていたこともあって、より一層この曲が出た当初を個人的に思い出していた。

あえて3期生2人だけで。当時の衣装で。
長尾なりの美学と終止符を感じ、胸が熱くなった。

その後、2023年12月には阿部夢梨も卒業。
阿部の卒業をもって、3期生は全員 SUPER☆GiRLS から卒業した。

受け継がれる歴史

2024年からは「グループの中で一番在籍歴が長いのが4期生」という状態になって今に至る。

2024年6月に行われた結成14周年記念ライブハウスツアーで、『恋は初心者マーク』が再びセトリ入りした。

オリジナルメンバーである3期生は、もう居ない。

でも、どこか頼もしく、自分もそれを見ていて心から楽しかった。

そして、この note を書いた1週間前にも、また『恋は初心者マーク』を観れる機会があった。

自分にとって思い入れが強い曲であることは、変わらない。
オリメンとして3期生の曲だったことも、忘れない。

でも、今こうして、グループの大切な曲の1つとしてそれがしっかりと受け継がれていること

決して当たり前じゃないその事実を受け止めて、なんだかさらに楽曲、グループ、そして推しへの想いが深まるのだった。

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