💡ふせん会議をexcelで進化させた会議術
■ この記事は2025年5月に投稿し、2026年2月に改訂しましたが、さらにDX化をすすめ、↓ の記事に改訂しましたので、ぜひご覧ください
⏩ ふせん会議を“ふせんなし”でやってみた
長年、多くの企業改革に貢献してきたふせん会議(CPS:Customer Planning Session)。
模造紙とふせんを活用し、参加者のアイデアを可視化するこの手法は、
私が300回以上のプロジェクトで活用してきた武器でした。
しかし、2025年。ある転機が訪れます。
「ふせんを使わず、Excelだけでやってみませんか?」
それは、名古屋のお客様A社からの一言でした。
そこから始まった“ふせん会議のデジタル進化”をご紹介します。
⏩ ふせん会議の3つの特徴とその価値
まず、ふせん会議の特徴を3つご紹介します。
■ 特徴1:会議進行の役割・ルールがある
Session Leader(進行役)を置き、記録と時間管理に集中する
参加者は発言に集中できるので、発言の質が劇的に向上します。
■ 特徴2:問題を構造的に整理
問題とは3つの構造があります
■ 目標
■ 問題:目標到達できない悪い結果
■ 原因: 問題を起こしている理由
この構造に分解することで、原因が明らかになり、原因に集中して「解決策」を考えれば、問題は起こりません。
■ 特徴3:段階的に行う4つの会議が「ふせん会議」を構成します
① Pre-Session: 会議の目的・手法を共有し、問題を集めます
② Session: 集めた問題の原因を見極め、その解決策。優先順、実行計画を全員でつくります
③ Follow-Up Session: 全員で作った実行計画の実施状況を確認し、必要に応じて改善
④ 以上のステップで明らかになった、問題構造・実施経験を共有
⏩ ふせんのメリットと限界|ローテクならではの魅力と課題
✅ ふせん式の強み
ふせんの移動が容易で、自由に貼り直せるのが便利

全員の意見を聞きながら、自由にポストイットの位置を変えられる
模造紙10数枚を一覧で見られるため、全体を俯瞰できる

❌ ふせん式の限界
材料費(ふせん・模造紙・マジック・テープ)
漢字力が問われる。 読みやすい文字を書けない人はつらい。 書き間違いは書き直しで手間
プロジェクト活動につなげ、データ分析するためには、後でExcelに入力が必要(二度手間)

⏩ デジタル化したふせん会議にTry
2024年~2025年、A社とのプロジェクトでExcel版ふせん会議を3件試行。
結果、以下の効果が得られました。
✅ 発言者の内容を入力し、全員で画面を見て確認できるので、誤字・脱字の発生は少なくなる
✅ 入力内容は、pivot機能やSort機能を活用し「問題の原因一覧表」「実行計画の責任者別活動内容」などに表せる
✅ 漢字はexcel入力でかな漢変換してくれる(注:誤字がなくなるわけではない)
✅ 消耗品ゼロ:ふせん・模造紙・文具不要
✅ 入力した内容は、検索やSort機能で探せ、修正しやすい
⏩ Excel会議の注意点と対策
以下の発見があり、対策が必要です
目が疲れる: 長時間画面の一点を見ながらの会議になるので、目が疲れる → 1時間に1回は休憩をとる
発言内容のタイピング: タイピングの遅い人がセッションリーダーは不向き → Session LeaderはBlind入力できること
表記法: 問題の表記で、箇条書きするときの記号や、問題番号などの表記法が行き当たりばったり → 番号や、表記法などは事前に決めておく
テンプレート: いきなり白紙のExcelで始めるのは危険 → あらかじめブランクのフォームを作っておく
⏩ まとめ
かつては、ポストイットと、マジックでしかできなかった「ふせん会議」。
今ではExcelだけで、よりスマートに会議が効率的に進められる時代です。
💡ふせん会議(CPS)は、画面を見ながらDX(Data Driven)で会議を進める時代です
以下のCPSの本質を守りながら、Excelを使って、生産性の高い会議を進めてください。
✅ 会議進行役、兼 記録係と、会議の参加者の役割を分ける
✅ 会議にルールを持ち込み、生産性の向上を狙う
✅ 問題の構造化(目標・問題・原因)を徹底する
✅ 解決策を実行するには、Who, Whenを明確に決める
✅ Pre-session, 本Session、Followup Sessionを必ず行う
詳しくは、以下の記事の「ふせん」は使わず、本質部分をご覧ください。
💡 有料読者向
Excelテンプレート(CPS用の構造化フォーマット)
問題・原因・解決策の分類ルール一覧(表付き)
コメントでご依頼いただければ、Excelのテンプレートをお送りします。
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