NHKのど自慢の出場から考える中小企業の生き残り戦略(1)
2025年5月4日(日)に、80年続くNHKの長寿番組『のど自慢』に出場しました。
のど自慢は全国を回って毎週生放送されていますが、1,000人の応募があるそうです。その中から、200人が前日の予選会に出場し、そこで20人の本選出場者が選ばれ、翌日の本番生放送に出場します。
つまり、予選に出るだけでも倍率5倍以上、そこからさらに本選に出場する倍率は10倍の狭き門です。何度も挑戦している人も多くいます。
そんなのど自慢に私は1回目の応募で予選会に出場し、そこで一発で本選出場20人に選ばれて、出場を果たしました。
これは運の良さで勝ち取ったものではありません。
調査、戦略立案、準備、そして、あとは運を天に任せて、思い切りやり切る。
戦略と準備で運を引き寄せ、確率を最大限に上げることで、出場を果たしました。
戦略と準備で運を引き寄せて成功の確率を最大限に上げる、この考え方は、中小企業が生き抜く戦略に通じます。
私の会社は、今年創業30周年を迎えます。決して大きな会社になってはいませんが、ベンチャー企業の20年後の生存率が0.3%とも言われる中、無事に生きているだけでも奇跡に近いと言えます。
うちの会社は技術的にとてつもなく優れているわけではありません。
営業力がとてつもなく優れているわけでもありません。
でも、うちは30年生き残りました。
うちの会社よりもすごい技術力を持つ会社や、営業の優れた会社が、いくつも生まれては、消え去っています。
うちの会社は、今年4月にりそな中小企業財団の中小企業新技術・新製品賞の優良賞を受賞しました。2年前にも受賞しています。
うちの会社の技術が本当に日本でトップ10に入っているとは思いません。私は、うちよりも優れた技術や新製品を出している会社をたくさん知っています。
でも、うちが3年間で2回も受賞しました。
それ以外にも、私は日本で一番足が速いわけではないのにマスターズ陸上の日本記録保持者です。実力は日本で10位以下ですが、トライアスロンの年間ランキング3位に入って日本代表として世界大会に出場しました。
のど自慢も同じです。予選会でも本選に出場した人よりも、歌の上手い人はたくさんいました。ステージ上のパフォーマンスも素晴らしくて、会場をすごく盛り上げるような人もたくさんいました。
しかし、その人たちは本選に出場できませんでした。
ひいき目に見ても、私の歌のうまさは上位4分の1に入るかどうか、50番くらいだったと思います。歌っているときに、上手に踊ったり動いたりすることもできません。
でも、本選に選ばれました。
決してずば抜けて優れているわけではなくても、選ばれたり、生き残ったりする戦略で、のど自慢にも出場したし、会社も30年生き残りました。
今回、私がのど自慢出場に向けて、考え実行した具体的な例を紹介しながら、一番でなくても選ばれ、生き残る確率を25倍(50分の1から、2分の1へ)にする考え方と方法を紹介します。
これは、会社経営、営業、PRなどだけでなく、人が社会で生きていく上で使え、役立つ考え方です。
生き残りたいと考えている中小企業の経営者、のど自慢に出場したいと考えている人、夢を叶えたいと思っている若者などの参考になれば幸いです。
(NHKのど自慢の出場から考える中小企業の生き残り戦略(2)「情報収集」へつづく)
