【紹介記事】高校生に通過点の「大学」のことを教えないでその先の「将来の夢」を語らせるのは、ちょっと無理ゲーが過ぎるのではないか?【志望理由書対策】
更新日:2025/04/05
小論文・作文指導者の〆野が普段の添削・採点指導で教えている、作文・小論文・志望理由書作成における実践的な技法をレクチャーするのが、このシリーズ【文章作成の実践】。
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(〆野の自己紹介はこちらから見られます。)
今の「推薦型選抜」が「実質的にプレ就活」になっている状況で、志望理由書を書く前に高校生が知っておくべき「大学」のこと。
上掲の自己紹介記事をお読みいただくとおわかりの通り、私は本業の傍ら、中高生の書く小論文や作文・志望理由書の添削指導や採点評価を行っています。と言いますか、個人的なエネルギー配分度合いで行くと、「そっちが本業かよ」というくらい力を入れています(稼ぎがどうかは別にして)。
それはさておき、2025年度入試も終わり新年度を迎えようとする今、高校生の大学入試や選抜を取り巻くこの状況を見て、改めて私が思っていることがあります。それは表題の通り「高校生に通過点の「大学」のことを教えないでその先の「将来の夢」を語らせるのは、ちょっと無理ゲーが過ぎるのではないか?」ということです。今や、受験生の4割強が推薦型選抜(学校推薦型選抜・総合型選抜)で大学に進学する時代です。否が応でも、今の高校生(大学受験生)の多くは選抜に際して『将来の夢』が問われる、そんな状況に今の高校生は置かれています。
以前からもちょくちょく話題にしていましたが、世に「大学に行ってもいない高校生に『将来の夢』を強いて語らせるのはいかがなものか」という意見は確かにあり、それはこのアカウントでも度々話題にしてきました。高校生には、将来についてもっと余裕をもってゆったり考えさせてもよいのではないか、という意見も中にはありました。ある教育評論家が「ドリームハラスメント(ドリハラ)」などというキャッチ―(?)な言葉で、その問題を「極端なかたち」で提起してもいました。しかしこれに対して、教育系noterである私の立場としては、「そうした状況については、いい面も悪い面もあるのだが、今の入試や選抜のシステムがそれを求める以上、これからの高校生は受験対策として『将来の夢』について考えてもらわざるを得ないのではないか?」という考えがあるため、『将来の夢』を考えるきっかけとなる記事をいくつか書き、今の高校生には昨今のこの大学受験戦線を乗り切ってもらおうと考えることにしました。
(高校生に『将来の夢』や『将来の目標(仕事)』を考えてもらうためのブックガイド)
しかし、それ以前に多くの高校生の志望理由書を見ている中で、「そもそも、その社会参画に至る上での通過点である「大学」について、高校生は知らな過ぎるのではないか」ということに遅まきながら気付かされました。そこで、「あなたは将来どういう仕事に就きたいのか?」の前に、「そもそもどういう動機で大学に進学するのか?」という問いが高校生の前に立ちはだかることを気付き、「まずは『大学』について大学受験生は知るべきだ」という意図の記事について書きました。「将来何をするために大学に進学するのか」という問いに答える上で、「そもそも大学がどういうところなのか」ということがわからなければ、その問いに対する有効な回答を出すことはできないからです。
(まずは大学について知るべきだ、という記事)
その前後、ネットで配信されたある新聞記事で、「総合型選抜(旧AO入試)はプレ就活化している」という意見を見ました。これはなかなか核心を突いた意見です。まだ大学に入ってもいない生徒に「将来はどうしたいか?何の仕事に就きたいのか?」を聞きそれを選抜の評価の対象とするのですから、それはもう、さながら「就活の前哨戦」です。だとしたら、今の高校生には、なおのこと志望理由書を書く上で、その前段階にある大学のことについても知ってもらわないといけません。
しかし、そんな思いで上掲の記事を書いたものの、自ら発信しながらも「これでは内容が抽象的で、リアルな大学での生活についてのことが伝わりづらいな」と思っていたのです。「高校生に将来のことを考えさせたいなら『大学』のことを先に教えるべき」だという思いだけが空回りしている感が、記事を書く自分の中でも感じ取れていました。
(その当該新聞記事とそれに対する私のつぶやき)
大学のことを知るために、高校生(大学受験生)は「あっきー」さんの記事を読んでみよう。
そう考えている中、ある方のとある記事に出会いました。それがあっきーさんの記事です。高校生が大学について知りたいことは、きっと私が書いたような大学の組織や機関についての話ではないはずです(それももちろん知っておいて欲しいのですが)。そうではなく、知りたいのは、自分が大学に入って、「どう学び」「どうキャンパスライフを送り」「どう就活をする」など、より個別具体的なことのはずだと、あっきーさんの記事を読んで気付かされたのです。私がもし今高校生なら、「大学という機関とは~組織とは~」という「外側の話」よりも、「あなたは大学に行ったらこういう風に学び、こういう風に生活するのだ」という「個人的な話」の方が知りたいと考えるでしょう。やはり、私の記事は読み手のニーズから少し反れていたのだなと、あっきーさんの記事を読み直感的に思いました。
(あっきーさんの大学についての記事。昨日相互フォローさせていただき早々に記事紹介を許諾をお願いしてしまいました(笑)。)
(「高校生へのアドバイス」に特に注目!)
(こちらは大学進学が決まった人向けのキャンパスライフガイドとして書かれていますが、大学受験生でも十分に参考になる記事です。)
ですから、高校生(大学受験生)で、今年推薦型選抜で受験する都合から志望理由書や自己推薦書を書く予定のある人は是非この「あっきー」さんの記事を読んでみてください。その後に、私の記事を読むとより大学のことがわかりますよ(ちょっと宣伝(笑))。
まとめ ~大学を「高校」の延長線上で考えたら大間違い!大学のことを知って志望理由書を書こう!~
高校生のみなさんからしたら「同じ学校」かもしれませんが、大学は高校と大きな違いがあります。ただ、実際何がどう違うのか。私の記事と違って、あっきーさんの記事では「高校生のあなたの生活が大学生になるとどう変わるのか」という個人視点でわかるはずです。こちらの記事もまた、志望理由書や自己推薦書の作成に活かしてみて、学校推薦型選抜や総合型選抜の対策の参考にしてみてください。
(こちらの本もおすすめです。リアルな6人の大学生のキャンパスライフとその実感について記録しています。)
「志望理由書の書き方」にお悩みの方には、こちらの「〆野式テンプレ志望理由書作成法」がオススメ!
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