T49_Fable 5を使えるうちに、Claude Codeの土台を整えた
Claude Codeのトークン消費を減らす
Fable 5に、運用プランを作ってもらいました。
よさそうに見えました。
でも実装したら、むしろ悪化しました。
最初に思ったのは、正直これです。
え、Fable 5でも外すのか。
ただ、この失敗で分かったのは、Fable 5が使えないということではありません。
高性能なAIの出すプランでも、それは「正解」ではなく「仮説」なのだと思います。
それらしく見えるからこそ信じたくなる。ここが危ないところでした。
非エンジニアでも、Claude Codeの土台は資産になる
私は数学教員で、本職のエンジニアではありません。
それでも、Claude Codeはかなり使っています。授業資料、探究学習の指導案、スライド作成、note記事、アンケート分析。こうした仕事で、Claude Codeに手伝ってもらう場面が増えました。
その中で、自作Skillsも増えてきました。
うまくいった手順をSkillにする。参照ファイルを持たせる。出力形式を決める。毎回ゼロから説明せず、同じ流れで作業できるようにする。
これは非エンジニアにとって大きい変化です。
ただ、Skillsは作って終わりではありません。参照ファイルの名前が変わる。古いルールが残る。似た指示を別々のSkillにコピーして、片方だけ更新される。
最初は小さなズレでも、積み重なるとAIが迷う原因になります。
だから、Fable 5を使えるうちに何をするかを考えたとき、私は単発の成果物づくりより先に、Claude Codeの土台を整えることにしました。
追加料金なしで使える間に、何を残すか
Anthropicの公式発表では、Fable 5は2026年7月1日に利用再開されました。
Pro、Max、Team、一部Enterpriseでは、7月7日まで週次上限の最大50%まで含まれます。その後はusage creditsでの利用に移る、と説明されています。(その後、7月12日まで延長を発表)
私はProプランで使っているので、Fable 5を何でも気軽に使えるわけではありません。
だったら、お得に使える期間に何をするか。
単発のアプリやゲームを作るのも魅力的です。
でも、Claude Codeの作業環境を整えれば、その後の作業すべてに効いてきます。
Skillsを点検する。ルールを軽くする。レビュー工程を入れる。実測で効果を確認する。
その方が、Fable 5の投資効果が高いと思いました。
Fable 5でも外す。だから実測する
最初に取り組んだのは、コンテキストとトークン消費を抑える運用ルールでした。
目的は、ただ短くすることではありません。読むファイル数、探索範囲、出力量、中間ログを減らしながら、品質や安全性は落とさないことです。
Fable 5にプランを立ててもらうと、もっともらしい案が出ました。常時読むルールを減らす。必要なものだけ残す。作業ごとに読むものを分ける。
方向性は正しそうでした。
でも、実測したら悪化していました。
原因は、Fable 5の提案に含まれていた前提にありました。
`@import`を外せば、そのルールファイルは読まれない、という設計になっていたのですが、実際には`rules/`配下のMarkdownが自動ロードされていました。
設定では軽くしても、Claude Code側では相変わらず読んでいたわけです。
そこで、いったん立ち止まりました。Fable 5のプランをそのまま続けるのではなく、ChatGPTにレビューさせました。前提を見直し、Fable 5に再プランさせて実行し直しました。
その結果、常時読むルールと必要なときだけ読むルールを物理的に分ける形に変わりました。最終的には、Memory Filesが38.1kトークンから8.2kトークンまで減りました。約78%減です。
ここで見えたのは、Fable 5の価値は「一回で正解を出すこと」ではなく、「検証にかける仮説を高い精度で出すこと」にある、ということでした。
AIのプランが正しそうに見えることと、実際に効くことは違います。特に設定や運用ルールの改善では、「たぶん減っている」は危ない。最後は数字で確かめるしかありません。
AIの提案は、見た目のよい設計図に近いです。
でも、床に水平器を置いてみるまで、本当に傾いていないかは分かりません。
Skillsは、作って終わりではなかった
次に取り組んだのが、自作Skillsのブラッシュアップでした。
ここでも、Fable 5をただの作業者としては使いませんでした。壊れている参照、古い指示、Windows環境で失敗しそうな箇所、似たルールのズレを点検させました。
すると、実際に問題が見つかりました。あるSkillでは参照しているお手本ファイル名が古いままで、実際のフォルダには存在しませんでした。
別のところでは、新しいルールに直したはずなのに、末尾の注意書きに古い指示が残っていました。
これは実務的な不具合です。
Skillは、単なる説明文ではなく、実際にAIが作業するときの足場です。
足場に古い板が混じっていると、作業は進んでいるように見えても、どこで踏み抜くか分かりません。
非エンジニアでもClaude Codeを使い込むと、Skillsは資産になります。でも、資産にするなら点検も必要です。
作る力だけでなく、育てる力がいる。ここにFable 5のような上位モデルを使う価値があると感じました。
上位モデルは、設計者や監査役として使う
今回やったことは、派手な成果物作成ではありません。
でも、Claude Codeを使う土台は整いました。
Fable 5は、毎回の作業で気軽に使う道具というより、重い判断を任せる設計者や監査役に近いと感じています。
特に、私のような非エンジニアだけどClaude Codeを使う人にとっては、Fable 5を「すごい成果物を一発で作らせるモデル」としてだけ見るのは少しもったいない。
Skillsを点検する。ルールを整理する。提案をレビューさせる。
こういう改善は、地味ですが効果が大きい。
そして次は、残りのサブスク範囲で使えるうちに、キーになるSkillsを強化したいと思っています。以前のモデルでは詰めきれなかった部分を、Fable 5で見直しておきたい。
Fable 5を使える期間に、何を作るか。
それも大事です。
でも私には、もう1つ問いがあります。
Fable 5を追加料金なしで使える範囲が終わったあとも、自分のClaude Code環境に残り続ける改善は何か。
この問いを持つと、上位モデルの価値は変わって見えます。
人生の限りある時間を大切に。シンパクト和 でした。
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