受賞者の視点で振り返る『noteコンテストと向き合う方法』
LIFULL×noteのコンテスト「#この住まいに決めた理由」で、LIFULL HOME'S賞をいただきました!
見返してみると、LIFULL HOME'Sが求める実用性とAIの拡張可能性に徹底的に向き合った結果、かなり思い切ったアプローチの記事になったと実感しています。
同社の先進性と懐の深さに触れ、その器の大きさに改めて感謝申し上げます。
記事の終盤でも可能性を見せていますが、利用開始時に『価値観の違うテンプレキャラ』を選んで対話を重ねながら、最終的に『自分だけのコンシェルジュAI』を作り上げるサービスに拡張されたら嬉しいですね。
「noteコンテストで受賞してみたい!」
このわりと直球の願望、皆さんも一度は抱かれたことがあるかと思います。
今回は受賞者の視点から、コンテストで受賞するために必要な考え方を、分析していきたいと思います。
グランプリと企業賞、性質の違い
結果を見ると、グランプリとLIFULL HOME'S賞の違いが明確にわかります。
グランプリは「追体験できる」「読み応えがある」「印象的なセリフ」「家への愛着」といった、読者体験・物語性・感情的共鳴が評価軸です。
LIFULL HOME'S賞は対照的に、「AIホームズくんの実用的でユニークな使い方を広く伝えられる」「プロンプトの使い方まで具体的に見せてくれている」という、サービス訴求力・拡散素材としての価値を評価されています。
今回の3,161件の応募作品を俯瞰で見ると、グランプリ系作品が非常に多いです。
ではみんな最初からグランプリ狙いだったかというと、多分そうじゃない。
僕は「人間認知」を主軸の一つに活動していますが、恐らくはnoteクリエイターの「認知的な罠」が、この結果に繋がっていると考えています。
それは、「読者(フォロワー)」の共感ばかりを意識するあまり、コンテストの「主催者(企業)」が何を求めているかという視点が抜け落ちてしまう、という落とし穴です。
人は無意識のうちに「自分の得意な型」で思考します。
そして多くの人は、その型が「エモく素敵な物語」に固定されている。
これは共感を獲得する上では超重要です。
ただ、少し立ち止まって考えてみて欲しいのです。
協賛企業は例外なく、コンテストを開催するために少なくないコストをかけています。
賞金だけでもグランプリ10万円、企業賞2名に各5万円。
それ以外にも、審査にかかる人件費、告知費用、掲載対応など、表に出ないコストも当然あります。
ではLIFULLがそのコストをかけて、3,161件の中から本当に欲しかったものは何か。
それは協賛企業からのメッセージに、はっきり明記してあります。
ぜひ、あなたの住まい選び、大切な方との住まい選びにLIFULL HOME'SやLIFULL AIをお使いいただき、嬉しかったことや良かったこと、気づきなどの体験をnoteで教えてください。
「実際に使ってみた訴求力のある体験が欲しい」という、これ以上ないくらい明確な要望です。
つまりLIFULLとしては、感動的な住まい探しの物語の他に、自社サービスの価値を、利用者の言葉で伝えてくれる作品も求めていたわけです。
言い換えれば「AIホームズくんって、こう使うと面白いんだ」と読者に伝わる素材ともいえます。
では3,161件のうち、それに応えた作品がどれだけあったか。
もちろん、自分の得意な型で素晴らしい物語を紡ぐこと自体を否定はしません。
ですが、その優しい心を少しだけ拡張して、コストをかけて場を作ってくれた企業のメッセージを、もっと読んであげて欲しかったな、とは思います。
「審査員を意識しろ」「冒頭で落とされない書き方をしろ」
よくこんなアドバイスを見かけます。
気持ちはわかるのですが、僕はこれに少し首を傾げます。
審査員が誰なのか、何を重視しているのか、参加者には見えません。
「意識しろ」と言われても、意識する対象が霧の中にある。
でも、協賛企業のメッセージは違います。
公開されていて誰でも読めます。
だから攻略とか、戦略とかそういう話ではなく、コンテストを成立させてくれている企業が、何を伝えたくてこの場を作ったのか。
それを書いてくれているメッセージを、じっくり読んでみてください。
それだけで、書くべきことの輪郭は、かなりはっきりしてくるはずです。
挑戦を「祈り」で終わらせないために
グランプリ系作品は、どう頑張っても「天運」要素が強く影響してきます。
一方でLIFULL HOME'S賞系の作品は、魔法や強運ではなく、極めてシンプルかつ地味な「人事の尽くし方」で成立させられます。
当たり前の話ですが、各種コンテストで僕らに期待されていることは、協賛企業ごとに違う。
そしてそれは、企業メッセージとして明記してくれています。
企業がコンテストを開催する目的、いわばKGIにあたるものは、参加者全員に公開されているわけです。
作品数という、膨大な数字の一部として埋もれながら、天運を待つ美しい祈りを捧げ続けるか。
それとも、協賛企業の理念に向き合い、人事を尽くしてKGIに貢献する一本を書くか。
もし貴方が後者を選ぶなら、まずは企業メッセージという、誰もが読める暗号文を、丁寧に読み解くことから始めてみてください。
それは攻略ではなく、最高の敬意(マナー)だと僕は考えます。
余談
最初はメール連絡に気付いてなかったけど、note公式様がコメントでケアしてくれました(笑)

紙吹雪が舞う特別仕様のボードも貰えました✨✨✨

