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いつもの習慣を変えるための鍵とは?【マインドフルネスを習慣化する生き方4】

マインドフルネス瞑想を習慣化する生き方について連載しています。

前回は、習慣化の鍵を握るのは「状況」と「きっかけ」であると述べましたが、今回はその続きです。


作家のチャールズ・デュヒッグ氏が、『習慣の力 The Power of Habit』の中で、習慣の3つの要素として、

  • 「きっかけ」

  • 「ルーチン」

  • 「報酬」

を挙げていますが、いつもの習慣が始まるには、何らかの「きっかけ」(「状況」)、そして「報酬」が関わっています。

このことに関して、『やり抜く自分に変わる 超習慣力』のなかで著者のウェンディ・ウッド氏は、

 習慣は、「合図となる状況と報酬を得る反応」が十分に関連づけられることで生まれる。関連づけられる行動が自動化され、勤勉で物静かな第二の自己の一部となる。

と述べています。そして、


 そう、合図とは反応がすべてなのだ。ここに「あなた」が入り込む余地はない。あなたが思うあなた自身は、習慣の一部に含まれていないのだ。

 ここで言う「あなた」は、あなたの目標、意志、望みと言い換えてもいい。それらは習慣に一切かかわらない。目標が習慣の構築を促すことはあるが、そう望んだからといって習慣は生まれない。むしろ「あなた」がいないほうが、習慣的な自己のためになるのだ。

と説明しています。

 
ここで、

「関連づけられる行動が自動化され、勤勉で物静かな第二の自己の一部となる」

「あなたが思うあなた自身は、習慣の一部に含まれていない」

「むしろ「あなた」がいないほうが、習慣的な自己のためになるのだ」

と述べられていることは、少し分かりづらいかもしれません。


しかし先述したように、「習慣」とは、「私」が意識的にいちいち考えてから行動するのではなく、ほぼ無意識に、当たり前のこととして勝手に始めてしまうことなのです。別の言い方をするならば、私たちの行動の全てが意識によってコントロールされているわけではないということです。


またこのことは、何か行動する時に、高級レストランでメニューのなかのどの料理を注文するか決めるように、意識的に決断していないということです。

つまり「あれにしようかこれにしようか」と考えてから決めているうちは「習慣」とは言えず、むしろ仕事帰りに寄る行きつけの「ファミレス」で、自分が「好き」「美味しい」「低価格なうえにヘルシー」(報酬)などと感じた理由から、迷うことなく、何度も食べたことのあるいつもの料理を注文することに近いのです。


ダイエット」を例として挙げるならば、あえて「ダイエット」を始めなくても健康的に痩せている人は、食べ過ぎないのはもちろんのこと、ジョギングなどの有酸素運動やヨガなどをルーチンとして毎日の生活にとりいれており、決まった時間になったら勝手に運動を始めているのです。

反対に「ダイエット」がうまくいかないのであれば、「夏までに五キロ痩せる」と決断したとしても、その数時間後に、気がついたら、「習慣的な自己」によって、テレビドラマを見ながらポテトチップスやチョコレートを口に運んでいることが問題となるのです。


そして肝心なのは、これから良い習慣を始めるのであれ、今までの悪い習慣を断つのであれ、「習慣」を変えるための鍵は、自分自身が考える願望や目標、意志ではなく、「状況」(きっかけ)と「報酬」が握っているということです。

つまりもし「ダイエット」を習慣として定着させたいのであれば、テレビを見ている時に手の届くところに食べ物があるといった「状況」や、食べることだけが楽しみといった「報酬」を変えなければならないのです。


……次回へと続きます。



お忙しい中ここまで読んでくださり、本当にありがとうございます
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