習慣とは、いちいち決断しなくても勝手にやってしまうこと。【マインドフルネスを習慣化する生き方2】
マインドフルネス瞑想を習慣化する生き方について連載しています。
前回の記事では、「習慣化」とは、繰り返すたびに脳の神経回路が強化され、「自動作業」や「自動操縦」のごとく、いちいち意識しなくても、勝手にやってしまう行動のことであると述べました。
すなわち習慣化に成功すれば、いちいち決断しなくても、もしくは他人に促されなくても、勝手にやってしまうのです。
このことについて、たとえばアメリカの作家であるグレッチェン・ルービン氏は、『人生を変える習慣のつくり方』のなかで、「決断という行為がなくなることで習慣となる」と述べています。

習慣となっていることをするのに、決断は必要ない。その決断はすでにされている。朝起きたら歯を磨く、薬を飲むといったことは、すでに決めていることだから、わざわざ決断しない。すでに意識していることだから、無意識に行う。理にかなった選択かどうかを心配することもない。最初に理にかなった選択をすれば、その後、選択する必要はなくなる。
また、南カリフォルニア大学心理学部教授であるウェンディ・ウッド氏は、『やり抜く自分に変わる 超習慣力』(花塚恵 訳)のなかで、
パターンとして形成された行動が、多くの人が信じているように「とにかくやる」ことの産物であるなら、毎日欠かさず行うと決めているのは、私たちの顕在意識になるはずだ。
としながらも、
顕在意識は自分がとるどんな行動ともほとんど接点がない。習慣的な行動となればなおさらだ。行動するときに機能するのは、離れているも同然の膨大な潜在意識だ。
と説明しています。
そして、「自分の目標に即した良い習慣も、目標を阻害する悪い習慣も、習得のメカニズムはまったく同じだ。良い、悪いにかかわらず、習慣の起点は変わらない」と述べています。

たとえば、退屈になるとつい手元にあるスマートフォンでSNSをチェックしたり、寝る前にダラダラとユーチューブで動画を見てしまったりすることはよくあることかもしれませんが、そのことと、毎日健康のために早起きしてウォーキングやジョギングをすることは、「習慣の起点」という観点からはほとんど変わらないのです。
……続きます。
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