転勤による引っ越し・保育園転園で、娘にチック症が発症した話
※この記事は、私たち家族の実体験をもとに書いています。チック症にはさまざまな要因があるとされており、ここでお伝えする内容は一つの体験談として読んでいただけたら嬉しいです。
娘が年中クラスの秋、2度目の転勤
我が家は転勤族で、今までも3度引越しを経験してきました。
その度に、子供も転園を繰り返していました。
長女が年中クラスの秋、2度目の転勤が決まりました。
割と人見知りな娘。
昔から人一倍、新しい環境に慣れるのに時間がかかるタイプの子でした。
それを分かっていたので、転園はいつも不安でしたが、子供が2人とも未就学児ということもあり、「今はまだできるだけ家族みんなで一緒にいたい…」という思いから、家族帯同の道を選びました。
引越しをして、少し経ってから感じた違和感
新しい生活が始まってしばらくした頃。
想像通り、娘は行き渋りが凄かったです。
登園時に泣くのは、前の保育園でもあったのですが、想像以上だったこともたくさんありました。
・朝起きて最初の言葉がいつも、「保育園へ行きたくない」
・夜中も「保育園が嫌だ」と泣いて起きる
・保育園の洋服を見るだけで泣いてしまう
・休みの日も「明日保育園に行きたくない…」とずっと元気が無い
そんな日常が1ヶ月ほど続き、私自身も疲れてしまっていました。
娘は何も悪く無い。
頑張っている。
そんなことは、親である私が一番理解しているはずなのに、毎日毎日泣き声を聞くたび、行き渋りで家から連れ出すことさえ困難なたび、
「…もう分かったから!」
そんな気持ちになってしまっていました。
優しく抱きしめてあげたいのに、イライラしてしまう。
そんな自分に自己嫌悪して、何度涙したことか。
そんな日々の中、娘の様子に少し違和感を覚えました。
何度もまばたきをする。
最初は、「目がかゆいのかな?」「黄砂や花粉が飛んでいるのかな?」くらいにしか思っていませんでした。
「痛がるようであれば、眼科に連れて行こう」と、軽い気持ちで考えていました。
初めて聞いた言葉”チック症”
ある日、保育園へ娘を迎えに行くと、先生からこんなふうに声をかけられました。
「最近、まばたきが少し多いように感じるのですが、引越し前からでしたか?」
家でも何度か、まばたきが増えているように感じたことはありましたが、前述した通り、当時は「乾燥しているのかな」「目がかゆいのかな」くらいにしか思っていなかったのです。
「引越ししてからですね…。空気が乾燥しているのもあるんですかねえ」と、私は軽い気持ちで話していました。
「もしかしたら、環境の変化とかでストレスを感じているかもしれません」
、、?
ストレスでまばたき?
当時は"チック症"という言葉自体知らなかった私。
「気のせいかな」と思いたい気持ちもありましたが、日に日に気になり、小児科を受診することにしました。
そこで初めて、「チック症状かもしれませんね」と先生からお話をいただいたのです。
チック症とは?
チック症とは、自分の意思とは関係なく、まばたきや首を振る、顔をしかめる、肩を動かすといった動作や、「んっ」と咳払いをするような声が繰り返し現れる症状のことです。
娘の場合、症状としてはまばたきのみの軽度なものでした。
特に幼児期から小学生の子どもに多く見られ、一時的に症状が現れて自然に落ち着くケースも少なくありません。
原因は一つではなく、遺伝や脳の働きなどさまざまな要因が関係していると考えられています。
一方で、緊張や疲れ、環境の変化などがきっかけや悪化要因になることもあるそうです。先生からも、「原因を一つに決めつけることはできません」と説明を受けました。
なので「転勤が全ての原因だった」とはもちろん言い切れません。
でも、環境が大きく変わった時期だったこともあり、少なからず大きな要因となったことは確かです。
分かっていたつもりでしたが、この時に心の底から「娘は、小さな体で毎日こんなに頑張っているんだ」と、そう感じるようになりました。
娘がチック症を発症した後、生活で意識したこと
チック症を発症してから「私には何ができるか」を毎日考えていました。
ネット検索も毎日していましたし、行き渋りについてのコーチングをされている方のLINEに登録したりもしました。
けど、何より「娘に寄り添う」ということ。
それを徹底しました。
「時間が解決してくれる」という言葉は、聞こえ方によっては無責任に聞こえるかもしれません。
けど、その言葉を胸に生活することを、当時は心がけていました。
そして、何より、頑張っている娘に寄り添い、「何があっても大丈夫。私たちがいるよ」「あなたは十分毎日頑張ってるよ」ということを伝え続けることを意識しました。
・少しでも進歩したことにちゃんと気づいて褒める
・「頑張って」じゃなく「一緒に頑張ろう」
・どんな時もママも一緒だよ、という安心感を伝える
少しでも前を向いて欲しくてポジティブな声かけを意識していましたが、もし子供自身が本当に辛くて投げ出したいとなれば、その逃げ道も与えてあげよう、ということは、同じぐらい考えていました。
例えば…
習い事など自分で「したい」と思ったことを途中で投げ出すことと、
今回のように、転勤という親の都合で環境が変わったこととでは、
そもそもの土台が違うと私は思っています。
新しい環境へ行くことが悪いこと、ということではなく、
少なくともこの転園の繰り返しは、「親の都合に付き合ってもらっている」という感覚が私の中で常にあります。
なので、無理やり頑張らせるつもりもなければ、頑張る必要性もないと思っています。
ただ、近くにいる家族や友達の声かけや支え方で、その環境を頑張れることも多いと思うし、その経験が今後の人生での自信に繋がるのは嬉しいことなので、そのためのサポートは、今後も全力でしていきたいと思っています。
その後の娘の状況
その後も相変わらず、行き渋りは続き、チックの症状も引き続きありました。
しかし、上記の内容を意識して毎日過ごしていたところ、転園して4ヶ月目で、泣かずに保育園へ行けるようになりました!
保育園で過ごしている時間でも、ふと泣いてしまうことが多かった娘。
しかしこの頃から、保育園の先生とも情報を共有してもらいながら、日中泣いてしまう時間が少しずつ減っているということも聞き、この頃から、安心して保育園へ送り出せるようになってきました。
朝、笑って「いってらっしゃい」ができるようになる日々が戻ってきたこと。
…本当に嬉しかったなあ。
その時期から、チックの症状も落ち着いてきて、今は全く症状が出ていません◎
もちろん、体質やストレス耐性もあるので、今後も何かのきっかけでまたチック症が発症するかもしれません。
そんな時は、自分のこの記事を読み返して、気持ちを整えたいなと思っています🌿笑
来年から小学生。新しい決断
そして来年。娘は小学生になります。
そのタイミングで、単身赴任を決断しました。
チック症を乗り越えて、今現在、毎日楽しそうに保育園へ通っています。
その経験があったからこそ、今後も同じように環境の変化を乗り越えていけば良いかなと思ったこともありました。
しかし、我が家が選んだのは「単身赴任」。
なぜ、この決断に至ったのかは、こちらの記事を読んでいただけたら嬉しいなと思います🌿
子供の不調を経験して、私が感じたこと
もし今、お子さんの変化に戸惑っている方がいたら。
どうか一人で抱え込まないでください。
心配な症状があれば、医療機関に相談してください。
そして、「親がもっと頑張ればよかった」と自分を責めすぎないでください。
子どもは、大人が思っている以上に頑張っています。
それを理解した上で、支えたいという気持ちがある上で…
親自身のメンタルが安定していないことには、支えたくても、思ったように支えてあげられないんでは無いかと思います。
だからこそ親も完璧を目指さず、答えが分からない状態でも、子供に寄り添い続けること。
「ママも迷ってるんだ〜」「ママも、大人だけど悩むことたくさんあるよ」といった話をすることも増え、前より色々な話をできるようになったなあと。
結果論ですが、今となってはプラスなこともたくさんありました。
過去の私のように、悩んでいる方へ
この記事を読んで、少しでも肩の荷が下りてくれたら嬉しいなと思います🕊️
