過保護とは、「喜びの掛け算」の事。
「お母さん、コチョコチョして~」
「えー?寝るのが遅くなっちゃうよ!」
と言いつつ、コチョコチョする。
ケラケラ笑う我が子。
その顔を見て、私も嬉しくて笑いが止まらなくなる。
子供も益々笑っている。
そう。
私はこんな幸せな時間を1分でも増やすために「本業」に主軸を置く事にしたのだ。
子育ては過保護が良い
3月末に「正社員を辞める」と決めたものの、中々すんなりと退職が決まらない。
徐々に各地で新年度の行事予定などが公表される中、「3カ月後どころか1か月後のスケジュール感も分からないぞ💦」と、ソワソワする日々を過ごしている。
そんな中、コルヒチンカバーさんのこちらの記事を読んだ。
タイトルの通り「過保護がよいと感じられた」体験が綴られている。
「過保護」と言うとネガティブなイメージを持つ人も多いと思うけど、決して「甘やかし」ではない。
詳しくは記事を読んでみて欲しいのだけど、「過保護」と「過干渉」は別モノであり、「過保護」とは「手をかけ心をかけること」と定義されている。
幸運な事に、この日は「本屋散歩」に行けるタイミングがあったので私は早速この本を探して手に取ってみた。
中を開いてみると、最初にフルカラーの漫画があり「大切なこと」がコンパクトにまとめられていて心をグッと掴まれた。
最近ずっと「働き方」「時間の使い方」みたいな本を読んできたけれど、「そもそも私は何のために正社員を離脱するのか?」の原点を改めて教えてくれる本だ。
即、家にお迎えする事にした。
↑kindleを買ったにも関わらず、書店が潰れたら困るので「書店で紙の本」を積極購入(笑)
早速読み進めて、一番最初に「買って良かった」と感じられたのはこの部分。
子どもが親にくすぐられたり、いないいないばあをしてもらったり、抱っこしてもらったりして、キャッキャと声を上げて喜び、親は子どもが喜ぶ姿を見て喜ぶ。この状態こそが、子どもにとって最大の喜びなのだと。
子どもは、自分をあやしてくれる親が心からそれを楽しみ、笑う自分を見て笑ってくれると、さらに喜びます。
子どもはこうした喜びを知ることで、人と交わることの喜びを知るようになっていくのです。
あぁ、これは正に前日の光景だ。
著書の後半では、この感情が失われつつあると書かれていた。
「ただ子どもを喜ばせてやりたい」「子どもが喜ぶのがなによりもうれしい」というある意味では原始的な感情というのは、この数十年、少しずつ失われてきているのではないかと思います。
うん、そうなんだよ。
両親共に、正社員として定年まで働いてお金を稼がなければいけない。
子供を良い大学に入れる為に、良い中学、良い高校へ入れなければいけない。
受験の為に、低学年のうちから塾で「学習習慣」を付けなければいけない。
塾代を捻出する為に、益々働かなければいけない。
↓
仕事と家事で大忙しなので、子供には自分の事を自分でやってもらおう。
「自分の時間」も取れずに大変だけど、これは全て「子供のため」なのだから。
みたいな。
今の子育てって、こんな息苦しさを感じてしまう事が多々ある。
この数年ずっと「コレって本当に良いの?」とモヤモヤしていた事を「原始的な感情を大事にして良いんだよ」と、頭を撫でられたような気分。
待つ事の大切さ
もう1つ、「教訓」にしようと感じたのは「待つこと」。
近年、「親の前では良い子なのに、保育園では問題児」というケースが増えてきていると言う。
その理由を紐解いていくと、家では「親が怖い」から良い子にする。
家では親に甘える事ができないから、保育園で保育士に甘えたり気を引こうとして悪い事をする子が増えている…と。
これは、結構あるかもしれない。
周りを見渡してみても、類似ケースと感じる家庭がいくつか頭に浮かんでくる。
対して、自分の子供の事を思い出してみると。
次男は分からないけど、長男は確実に「家より外面が良い」タイプだ。
保育園、学童、小学校など「集団の中」では、積極的にお手伝いをするし、周りに目配りができる。
だけど家の中では、上着を脱いだり手を洗う前に遊び始めたり、お風呂上りに裸のまま漫画を読んだり、片付けが異常に雑だったり…と。
年齢を重ねても、あまり進歩が感じられない💦
でも、この本ではそういう状態は「健全な姿」と書かれていた。
「大人でも、会社ではバリバリ仕事ができるのに家ではダメダメという人は多いですよね?」と(笑)
そうか。
焦らない様にしよう。
むしろ「ちゃんと甘えさせる事」が自立に繋がるそうだ。
これ、てぃ先生も動画で話していた。
何でも先回りして「やってあげる」のではなく、役割を与えたうえで甘えてきた時は甘えを許す。
「甘えられた」と感じられる事を大事にしようと、改めて思った。
未来に繋がる社会貢献
2時間もかからずに一気読みした。
とても素敵な本だった。
子供の要求に応えて、子供が喜ぶ。
子供の喜ぶ顔を見て、親が喜ぶ。
親が喜ぶ顔を見て、また子供が喜ぶ。
その喜びこそが、子供の「社会性」の土台になる。
この本はそうハッキリ言語化してくれて、私は改めて自分の決断に自信が持てた。
私は「子供を喜ばせる事」に全力投球するんだ。
この記事で紹介した、中川李枝子さんの本は「子育ては最先端事業」と言ってくれたけど、今回の本はその「事業内容」を詳細に教えてくれる指南書だった。
この本に乳児どころか、妊婦の時に出会いたかった。
母子手帳を配布する時に、役所のカウンターや待合スペースに多めに置いておいて欲しい。
それくらい素晴らしい本だった。
実はこの本は2014年に出版された後、2019年に新版が発刊されて、この度2025年1月に新たに新版が発刊されたとの事。
この本を作られた方の記事に、その新版への想いや工夫が丁寧に書かれていた。
もうね、大声で言いたいよね。
「新版を出してくれて有難う!!」って。
記事の中に出てくる2014年版の表紙やタイトルだったら、手に取らなかった可能性も高い。
何よりも、今回の新版で新たに追加された漫画がとても良かった。
手に取って立ち読みした時に「読んでみよう」と思える漫画なのだ。
妊婦さんに届けたい!!
乳児さんの保護者にも届けたい!!
もう子供が小学生になってしまった方にも届けたい!!
思春期や不登校で手を焼いている方にも届けたい!!
私の様に「仕事を辞める」なんて極端な事をする必要はないのだけど。
「子供を喜ばせる事が一番大事なんだ」
と強い理念とプライドを持って子育てしたら、絶対に優しい社会になる。
素晴らしい本に出会えて、心から感謝。
そして私も、多くの人に伝えていきたいと思う。
〈あとがき〉
新書とほぼ同じ位で、サイズ感もとても良いしオールカラーで読みやすいです。
子育て支援センターの人と知り合いになって、「この本絶対に置いた方が良いですよ!」って勝手に営業して回りたい位、私には良い本でした。
そう、この感じなんだよな。
「心の底からおすすめしたい」と言う情熱。
それは中身だけではなく、値段とか、接しやすさとか、そういう事も含めて。
やっぱり私は、何か固定された仕事ではなく「ワクワク」をコンパスに生きていきたいのです(笑)
**「昨日読んだ本」コーナー**
オンライン読書教育「ヨンデミー!」に、毎日「感想提出」をしている子供達が昨日読んだ本を紹介するコーナー。
<長男>
<次男>
今日もありがとうございました。
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