5年後、想像できますか?
祝日の昨日。
私は、こちらへやってきた。

そう。
私の本屋散歩の聖地、丸善丸の内本店。
その4階の文具売り場で偶然見つけた「5年日記」を手に取り、私はウンウン唸っていた。
去年の自分に会いたい…?
書店で手にとった日記帳は、しっかりした造りの箱に入っていた。
箱の帯には「去年の自分に出会える日記」と書いてある。
私はこのnote以外に、紙のノートにも日記を書いたりする。
だけどノートを使い終わって数カ月後に見返すと「まぁ要らないな」と思えて、ほぼ全て処分している。
だからこのnote以外に自分が何を考えていたのか?とか、心境の変化のようなものは忘れている。
だけど、この5年日記は早々簡単には捨てられない重厚感だ。
たまに私は、「去年の今頃何書いてたかな?」と自分の過去のnoteを読みかえす事がある。
そんな感じで「5年」という月日が同じページに並ぶのは面白いかもしれない。
私は偶然出会ったこの日記帳にググっと惹かれ始めた。
5年日記が怖い
過去にも5年日記を購入した事がある。
以前購入したのは、こんな立派な箱入りの商品ではなかった。
「東京オリンピック開幕までの5年間、あなたは何をする?」
みたいな事が帯に書かれた「年号と日付入りの5年日記」だった。
その日記帳は巻頭ページには「5年間で達成したいこと」を書く欄があり、後ろには「5年間の振り返り」を書くページがあった。
その日記帳を手にした2014年の年末。
私は、メラメラ燃える営業職として上昇志向の塊だった。
「願望は紙に書いてコミットせよ!!」みたいな自己啓発書を読み漁っていた時期でもあり、私は即購入して書き始めた。
そこには「表彰される」とか「昇格する」とか、営業職として上昇する事や、業務知識を問う資格試験に合格する事を書いた。
だけど実際の5年間は全く別モノになった。
2016年に長男を出産。
2018年に次男を出産。
2回とも切迫早産気味だった事、営業という仕事が妊婦に不向きだった事も手伝い、どちらの妊娠時も休職してしまった。
だから2014年の年末に思い描いた5年間と、実際の5年間は似ても似つかないものになった。
何よりも私自身が、育児に追われる日々の中「なりたい自分像」になる事を全く望まなくなっていた(笑)
生き延びるだけで精一杯だったのだ。
5年後、どうなりたい?
そんな苦い思い出?もあり、5年日記を書くのがちょっと怖い気がした。
今回手に取った日記帳は、ただ日付が並ぶだけの淡々とした日記帳だ。
だけど「5年後の自分」が全く想像つかない。
働いてる?
どこで?
どんな雇用形態で?
何よりも子どもだ。
5年後には、長男は中2、次男は小6になっている。
恐らく髭やすね毛が生えて、「男」って感じになっているだろう。
きっと可愛らしさはないし。
夜に並んで寝転がって、絵本を読み聞かせする事もない。
このnoteで私は「教育が…」とか「子どもと過ごす時間が…」なんて言ってるけど、5年後の私の日常にそのフレーズは健在だろうか?
分からない。
何も分からない。
5年後どうなっているのか?もそうだけど。
「5年後、どうなっていたいか?」すら想像がつかない。
でも、書いてみたい気もするし。
うーん…。
「今ここ」に集中するしかない
私は結局、その売り場で15分位悩み続けた。
だけど、5年日記は買わなかった。
Amazonで調べてみたら、定価より安かった。
ちょっと重量感のある日記帳を持ち帰るのも嫌だった。
何よりも、日付入りの日記帳を2月23日から書き始めるのもキリが悪い気がした(笑)
疲れた私は、丸善3階にあるトレインビューのカフェに初めて入った。
そこで、ここ最近ずっと食べたいと思っていたソフトクリームを注文した。

暖かい陽射しに照らされて、どんどん溶けるソフトクリームをスプーンですくう。
上からすくったり、下からすくいあげたり。
ソフトクリームの形が変化していく様子が面白かった。
普段何かと「ながら作業」をしがちな私が、この時はソフトクリームに集中していた。
うん、美味しい。
結局、こういう事なんだろうな。
色んな本で読んだじゃないか。
「今ここ」の積み重ねでしかない。
「今ここ」しか生きられない。
5年後なんて、分からなくて当然だ。
この先急な心境の変化があって、家族で地方へ移住するかもしれない。
長男が遠くの中学へ進学して下宿生活を始めるかもしれない。
今は元気な親も、5年後は分からない。
そうだよ。
今までの5年間よりも、変化の激しい5年間になる可能性は十分ある。
だけど「今ここ」に集中すれば良い。
楽しい事をすれば良いし。
本気で頑張りたいと思う事を、頑張れば良い。
そんな「今ここ」の記録を、淡々と残しても良いかもしれない。
<あとがき>
余談ですが、この日記帳の「ミドリ」という会社の文具が好きです。
日記帳、ノート、手帳、付箋。
デジタル全盛の時代だけど、やっぱりアナログが好きなのです。
今日も有難うございました。
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