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22泊23日の受験合宿、色々な視点で考察してみた。

またまたスゴイニュースが目に飛び込んできた。

進学塾で小6と中3を対象に、夏休み期間中22泊23日の受験合宿を開催するというもの。

費用は交通費・宿泊費・食費込みで約50万円とのこと。

皆さんはどう感じるだろうか?

割安感


50万円と聞くと、とんでもない大金だと思う。

だけど塾の夏期講習に通塾するだけでも、結構高い。
調べてみたらSAPIXの夏期講習(小6)は、18日間で22万円とのことだった。


長男が年長の頃に通っていた小学校受験塾では「志望校別パック」という連続3日の講習が夏休み期間中に「ほぼぎっちり」詰まっている内容で約23万円。

だけどこれに留まらず、「ペーパー対策」「工作」「絵画」「面接対策」等の単元別講習もみっちり用意されていた。

夏期講習に休みなく参加した人達は60万~100万くらいは余裕で支払う内容だった。(我が家はそこまでじゃない)

因みに小学校受験塾も、コロナ前は「受験合宿」があった。
その合宿も他の講習に比べると、妙に割安感を感じられる値段設定だった。

小学生向けに夏休みに開催される大手スポーツスクールや民間学童等の宿泊イベントの値段相場は、今まで見てきた感じだと大体これくらい。

1泊2日 2万~5万
2泊3日 5万円台後半~8万
1週間滞在 約20万 

そらまめキッズだともう少し高いようだ。


だから、親目線で考えると「22泊で50万円」は割安だと感じる。

子供自身が本気なら最高


正直「22泊」は驚いた。
だけど、子供自身が本気で合格したい!と熱望しているなら最高の環境だと思う。

この合宿、スマホの持ち込みが禁止だそうだ。
これって大人が憧れる「デジタルデトックス」じゃない?

更には合宿会場にはTVすらないとの事。
1日12時間の勉強時間を確保できるそうだ←私には無理(笑)

自宅から通塾していれば、兄弟が遊んでいる姿、駅前で楽しそうなイベントをやっていたり、暇そうな大人を見かけたりする事もあるだろう。

スマホを開けば、ついダラダラと見てしまう事も多い。

だから余計な情報も入らず、勉強に集中できるのは良い事だろう。

あくまでも、本人が望んでる場合は。

心配な事


そうは言っても22泊。
スケジュールを見て見たら、7時起床 23時就寝だった。
合宿のパンフレット↓

https://ena-co-jp.s3.amazonaws.com/wp-content/uploads/2025/05/2025summer_el6_jhs3_hissyou.pdf

起床後に散歩、朝食、昼食、夕食、就寝準備以外は全て勉強。
特に夕食後、18時~22時半までの勉強が端から見ても辛そうだな…と感じた。

朝の散歩以外殆どの時間は座って勉強する。
それって何か不健康じゃない?という点も気になる。

でももっと気になるのは精神的なモノ。
合宿の特設ページを見たらこう書いてあった。

「合格への決意」を固めさせます。

洗脳じゃん!(笑)

いや、分かるよ。
「合格したい」「合格できたら良いな」なんて、そんなふわふわした気持ちで乗り切れるのが受験ではないって。

これは私自身が身を持って経験している。

だけど「固めさせる」モノなの?
それって本人の意志じゃない。

「絶対合格するって決めるんだ!!」って先生に言われ、1人づつ目の色が変わって、周りに影響されているだけって子もいるんじゃない??

本来は子供自らが「絶対合格する」って決めるものじゃない?

勿論小6でそんな事決められないって言う人もいるだろう。
だけど、それが小6だと言うならこんなに負担のかかる事を子供に強いて良いのか?

子供にとって「小6の夏」は1回しかないのに。
それは本当に「子供の希望」なのか?

この合宿の謳い文句に「夏を制するモノは受験を制する」と書かれていた。
こういうフレーズ、営業現場でもめちゃくちゃ叫ばれている(笑)

それは本当だと思う反面、これを叫ぶ事で「人を動かそうとする人」の思惑だよな…と、思ってしまう。

何よりも子供自身が22泊も外との接点を遮断される事で「逃げ場」が全くなくなってしまう事が、とても心配になる。

これこそ「環境」の危険性。

学童として流行る事


こんな事を言っていても、いざ子供が小6になったら方針転換しているかもしれないので、あまり強い事は言えないが。←今更(笑)

何よりも心配なのは、こういう合宿を「学童的に利用する」という家庭が増える事だ。

決して50万円は安くないけれど、フルタイム共働き家庭にとって夏休み期間中に子供の予定にイチイチ気を配ったり、昼食を用意する事は結構な負担だ。

特に「受験生の親」ともなれば、日中は「夏期講習にちゃんと行ったか?」が気になるし、お弁当も2食作らないといけない。

帰宅後も、子供がボーっとしていたり、いつまでもゲームを止められず勉強が始まらないとヤキモキするだろう。

それをキッカケに親子喧嘩する位ならお互い別の場所にいた方が…という発想にもなりそうだ。

22泊も働ける塾講師が確保できるか…という問題はあるとしても、正直この合宿はとても売れそうな予感がする。

というか実際に、既に「ほぼ満席」らしい。

こうなると他塾も追随する可能性が高い。


うーん。

何だかよく分らないけど。

学校の在り方、受験の在り方。
子供を対象にしたビジネスの在り方。

色々な事が、やっぱり変な方向に向かってる気がする。

私自身も洗脳されやすいタイプなんだけど(笑)
子供をよく観察して、自ら湧き上がる「ワクワク」「興味・関心」を大事にしたい。

〈あとがき〉
どこかの記事で「今年の中学受験入試の算数は物凄くレベルが上がっていた」と読みました。
何でそんなに難しくする必要あるんですかね?
皆でどんどん大変になるのやめませんか?(笑)

色々書きましたが、私自身が「小学校受験」を親主導でやらせた張本人です。だから受験に向かうご両親の気持ちも凄く分かります。
受験の過程は別として、志望校に合格した先の事を考えると「今が頑張り時」という気持ちも凄く共感します。
本当に難しくて苦しい。
何でこんなにシンドイ世の中なんですかね💦

ヨンデミーはまた明日。

今日も有難うございました。













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