国内空港シャワー完全ガイド#4:関西・中部編
関西国際空港(KIX)
関西国際空港では、かつてANAラウンジにシャワー設備が設けられていましたが、2025年5月末で運営が終了し、現在は関西エアポートが運営する「KIX Lounge Premium」と「KIX Lounge Kansai」に引き継がれました。これにより、国際線利用のANAやJALの上級会員、ビジネスクラス搭乗者などが引き続きシャワーを利用できる体制が整っています。
KIX LOUNGE(関空公式航空会社ラウンジ)
「KIX LOUNGE」は第1ターミナル国際線ゲートエリア中央に位置する公式の航空会社共用ラウンジで、ANAやJALの専用ラウンジに代わって機能しています。
種類:「KIX Lounge Kansai」と最上位の「KIX Lounge Premium」の2種類があり、いずれにもシャワールームが設置されています。「KIX Lounge Kansai」には車いす対応のシャワーブースも完備されています。
利用資格(ANAグループ便利用時):「KIX Lounge Kansai」はビジネスクラス搭乗者、SFCメンバー、「スター アライアンス・ゴールド」メンバーなどが利用可能。「KIX Lounge Premium」は「ダイヤモンドサービス」メンバーやANA Million Miler ProgramのLounge Access Card所持者が対象です。
利用資格(JALグループ便利用時):ビジネスクラス搭乗者やJGCを含む上級会員は「KIX Lounge Premium」を利用可能です。
国際線ゲートエリアのシャワールーム
場所と料金: 第1ターミナルの国際線ゲートエリア(保安検査後)に位置しています。料金は15分800円とNODOKAより安価ですが、設備はよりシンプルです 。 タオルは1枚400円の自動販売機での購入となります。
利用シーン: このシャワールームは、既に出国審査を終えており、搭乗前に手早く汗を流したい国際線出発客向けの選択肢です。
KIXエアポートカフェラウンジ NODOKA(エアロプラザ)
関空におけるリフレッシュ体験の中心となるのが、このユニークな施設です。
場所と営業時間: 第1ターミナルに隣接する複合施設「エアロプラザ」の2階にあり、保安検査前に位置しています。そして何より、24時間営業である点が非常に大きな強みです 。深夜・早朝便の利用者にとって、これほど頼りになる施設はありません。
コンセプト: いわゆる「ネットカフェ」とラウンジを融合させたスタイルで、オープン席から個室、リクライニングシート、さらには人工芝のくつろぎエリアまで備えています 。
シャワーサービス: 男女別のシャワールームが計7室用意されています 。一般料金は40分1,400円で、アメニティセットが含まれています 。
究極のハック(プライオリティ・パス):プライオリティ・パス会員にとって、NODOKAはまさに天国です。会員は3時間のラウンジ利用に加え、食事1品や缶ビール2本、そして40分間のシャワー利用の中から2つの特典を無料で選ぶことができます。つまり、実質無料でシャワーを浴びることが可能なのです(ただし、バスタオルの利用は有料)。
クレジットカードでの利用:多くのゴールドカード会員は2時間のラウンジ利用が無料になりますが、シャワーは別途有料となります 。
ファーストキャビン関西空港(エアロプラザ)
NODOKAと同じエアロプラザ内にあり、より深くリラックスしたい旅行者に向けた選択肢です。
場所とコンセプト: エアロプラザ3階に位置するカプセルホテルで、宿泊だけでなく時間単位のショートステイも可能です 。
大浴場の存在: この施設の最大の特徴は、足を伸ばしてくつろげる大浴場を備えている点です 。これは、関空内で唯一の温浴施設であり、シャワーだけでは物足りない場合に最適です。
シャワーブースも完備: 大浴場に加えて、個別のシャワーブースも複数設置されているため、プライバシーを重視する方も安心して利用できます 。
ビジター利用: 宿泊者でなくても、1時間1,800円で大浴場を利用できるプランがあり、タオルなどのアメニティも無料で提供されます 。
結論:関西国際空港では、関西エアポートが運営する「KIX Lounge Premium」と「KIX Lounge Kansai」にシャワー設備が設けられ、上級会員やビジネスクラス利用者を中心に快適に利用できる環境が整っています。
一方で、より幅広い利用者に開かれた選択肢として、24時間営業の「NODOKA」や大浴場を備えた「ファーストキャビン関西空港」、国際線ゲート内のシャワールームがあります。これらは会員資格や搭乗クラスを問わず利用でき、特にプライオリティ・パスを持つ旅行者にとって便利で実用的なリフレッシュ手段となっています。
中部国際空港セントレア(NGO)
中部国際空港セントレアは、他とは一線を画すユニークなアイデンティティを持っています。それは、飛行機を眺めながら本格的な温浴施設を楽しめる「温泉空港」であることです。関空と同様に、まず知っておくべきはセントレアのどの空港ラウンジにもシャワー施設はないという事実です 。
最大の魅力:SOLA SPA 風の湯
セントレアのリフレッシュ体験は、この施設に集約されています。
場所: 第1ターミナル4階のスカイタウン、保安検査前にあります 。
体験: ここは単なるシャワーではなく、展望風呂、サウナ、休憩スペースを備えた本格的な日本の「銭湯」です。最大の特徴は、滑走路に面した展望デッキで、離着陸する飛行機を眺めながら湯船に浸かるという、他では味わえない特別な体験ができます 。

料金とアメニティ: 料金はタオル付きで大人1,500円、タオルなしで1,300円(税込)です 。必要なものは全て揃っているため、手ぶらで立ち寄れます。
プライオリティ・パス特典: 併設の「くつろぎ処」でプライオリティ・パスを提示すると、3,400円分のクレジットが付与されます。これを利用して「風の湯」に入浴できるため、会員は無料でこのユニークな体験を楽しめます 。
手軽で迅速な選択肢:TUBE Sq(カプセルホテル)
場所: 第1ターミナル1階、こちらも保安検査前です 。
シャワーのみプラン: 1時間900円(税込)でシャワーのみを利用できるプランは、セントレアで最も速く、そして最も安価にリフレッシュする方法です 。
アメニティ: シャンプー、コンディショナー、ボディソープといった基本的なアメニティは完備されています 。
結論:セントレアにはJALやANAのラウンジにシャワーはありません。その代わりに「SOLA SPA 風の湯」で展望風呂やサウナ、本格的な温浴体験を提供しています。短時間で済ませたい人には「TUBE Sq」のシャワープランも便利です。
つまりセントレアは、航空会社のステータスに依存せず、誰でも利用できる施設にリフレッシュ機能を集約した空港です。展望風呂という独自の体験がSNSでも人気を集め、空港そのものを「目的地」にしている点が最大の特徴です。
最後までご覧いただきありがとうございます!
もしこの記事が役に立ったと思われたら、ぜひ「いいね」「フォロー」で教えてください。とても励みになります。
