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孫子 - 用間篇(六)


1.原文

 昔殷之興也、伊摯在夏。周之興也、呂牙在殷。故惟明君賢將能以上智爲間者、必成大功。此兵之要、三軍之所恃而動也。


2.訓読文

 むかしいんおこ$${\scriptsize^{ル}}$$$${\scriptsize^{リ}\scriptsize_{レ}}$$$${\scriptsize^{ニ}}$$。しゅうおこ$${\scriptsize^{ル}}$$りょ$${\scriptsize^{リ}\scriptsize_{レ}}$$いん$${\scriptsize^{ニ}}$$。ゆえ$${\scriptsize^{ニ}}$$$${\scriptsize^{ダ}}$$めんくんけんしょう$${\scriptsize^{ノミ}}$$もっ$${\scriptsize^{テ}\scriptsize_{二}}$$じょう$${\scriptsize^{ヲ}\scriptsize_{一}}$$$${\scriptsize^{ス}\scriptsize_{レ}}$$かん$${\scriptsize^{ヲ}}$$もの$${\scriptsize^{ニシテ}}$$、かなら$${\scriptsize^{ズ}}$$$${\scriptsize^{ス}\scriptsize_{二}}$$たいこう$${\scriptsize^{ヲ}\scriptsize_{一}}$$。$${\scriptsize^{レ}}$$へいかなめ$${\scriptsize^{ニシテ}}$$、さんぐんところ$${\scriptsize_{二}}$$たの$${\scriptsize^{ミテ}}$$而うご$${\scriptsize^{ク}\scriptsize_{一}}$$なり


3.書き下し文

 むかしいんおこるや、り。しゅうおこるや、りょいんり。故にめいくんけんしょうのみじょうもっかんす者にして、必ずたいこうす。れ兵のかなめにして、さんぐんたのみて動くところなり。


4.現代語訳

 かつて、殷王朝が興った時、王に抜擢された伊摯が間者として夏の国で諜報活動を行っていた。同様に、周王朝が興った時には、呂牙が殷の国で諜報活動を行っていた。
聡明な君主や卓越した将軍のみが、優れた知恵を持った人物を間者として用い、必ず大きな功績を成し遂げることができる。こうして間者の情報をうまく用いることが戦争の要であり、軍事計画の基礎となるのである。

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