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最初にお読みくださいませ。

1.こういう方に向けて書きました。

このnoteは、孫子の一部を抜き書きして「こんな風にビジネスに生かす」的な「ビジネス孫子」ではなく、ガッツリ孫子を読んでみたい、ただひたすら孫子というものに深く向き合ってみたい、学んでみたいという方に向けて作りました。読んだらすぐ何かに役に立つのではないか、と期待する方にはご希望に沿えないように思います。ごめんなさい。

2.「訓読文」を載せることにこだわりました。

本サイトでは、『孫子』十三篇について、原文、返り点・送り仮名付き訓読文、書き下し文、現代語訳を対応させて掲載しています。
特に、訓読文をどうしても、ぜったい載せたかったのです。
だってなぜなら、これだけあまたある孫子のサイトで、返り点や送り仮名がついた「訓読文」を見つけられなかったからです。
作ってみてわかりましたが、これはあまりに手間がかかりすぎて、やってみようという気にならないよな、と思いました。でもどうしてもなにより僕が欲しかったのです。
可能なら縦書きにしたいところですが、やっぱり無理でした。

3.返り点や送り仮名のつけ方には諸説あります。

訓読文の返り点や送り仮名のつけ方が間違っているかもしれません。返り点、送り仮名については、古来さまざまな読み方・解釈があります。本サイトでは、複数の解釈を参考にしつつ、きくりん氏がもっとも自然で、一貫性があると考える読みを採用しています。
きくりん氏は国語の先生でもなければ学者でもありません。それどころか高校生の時は漢文が苦手でした。間違っていたら鼻で笑いながら心の中で修正をお願いします。

4.書き下し文も諸説あります。

訓読文も書き下し文も諸説ありまして、取り方によってはだいぶ意味も変わってしまうことがあります。これはもうしかたないのです。
原文は古代の中国語で、日本に伝わってきたときにはすでに書いた人はいません。過去、幾多の学者さまや研究者さまたちが、日本語として読めるように返り点をつけて書き下し文にしてくださっていますが、解釈の違いもあれば昔の日本語のおおらかさによる表記の揺れもあります。書写して伝わってきたのでどこかで書き間違いもあったでしょう。そんなわけで、「これが絶対正しいんじぇけぇ」とは誰にも断言できないと思います。
したがってこちらも、複数の解釈を参考にしつつ、きくりん氏がもっとも自然で、一貫性があると考えるオリジナル版です。

5.現代語訳もそこそここだわっています。

現代語訳は、逐語訳に拘泥するのではなく、兵法書としての意味が現代の日本語で無理なく伝わることを重視しています。ただし、原文の趣旨から離れすぎないよう配慮しています。
世の中の孫子の現代語訳は、どうもなんか英語の直訳のように、意味は分かりますが日本語として自然じゃないなと感じるものが多いです。かといって、あまりに意訳しすぎると原文の意味するところが曲解されるかもしれません。ですから、あくまで現代語としてスムーズに読み進められる文章にしようともくろみました。もくろみが功を奏しているかは別にして。

6.はじめて孫子を読む方へ

「孫子」に興味をもって読んでみようと思った時点で「お目が高い」と僕は思います。しかも、断片的に抜き書きして解説するものではなく、白文や訓読文にトライしてみようなどというのは、正気の沙汰ではありません。
このサイトでは「1.原文」→「2.訓読文」→「3.書き下し文」→「4.現代語訳」という順番で記載していますが、初めてお読みになる方は、まず現代語訳で全体の意味をつかみ、その後に書き下し文、原文、訓読文を確認していただくと読みやすいと思います。
漢文に慣れている方は、原文と訓読文を先に読み、必要に応じて書き下し文や現代語訳を参照してください。

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