美を味わう 懐石のうつわと茶の湯@静嘉堂文庫美術館
東京国立近代美術館の鑑賞の後、ランチをしてから静嘉堂文庫美術館へ行くことにした。
静嘉堂文庫美術館
東京駅から徒歩5分に移転した静嘉堂文庫美術館。
重要文化財の明治生命館内にある。
前より私は行きやすくなった。
静嘉堂は、岩﨑彌之助(1851~1908 彌太郎の弟、三菱第二代社長)と岩﨑小彌太(1879~1945 三菱第四代社長)の父子二代によって創設・拡充され、現在、国宝7件、重要文化財84件を含む、およそ20万冊の古典籍(漢籍12万冊・和書8万冊)と6,500件の東洋古美術品を収蔵しています。
「静嘉堂」の名称は中国の古典『詩経』の大雅、既酔編の「籩豆静嘉へんとうせいか」の句から採った彌之助の堂号で、祖先の霊前への供物が美しく整うという意味です。


ホワイエ
重要文化財の重厚な建築美を活かした吹き抜けの空間


照明も明るすぎず、ホワイエは天井が高く、個人的に落ち着いて鑑賞できる空間で好き。
美を味わう
懐石のうつわと茶の湯
今開催中の展覧会「美を味わうー懐石のうつわと茶の湯」に行ってきた。
会期
2026年4月7日(火)~6月14日(日)
[前期]4月7日(火)~5月6日(水・祝)
[後期]5月8日(金)~6月14日(日)
出品目録:🔗
懐石とは、正式な茶会である茶事の中で、抹茶を喫する前に出されるもてなしの料理。本展では、国内外で作られた静嘉堂所蔵の懐石の器を、千利休や豊臣秀吉ゆかりの茶道具の優品とともに展示します。茶事を演出する器の趣おもむきと、多彩なデザインをお楽しみください。
ホワイエと4つの展示室。
最後の展示室には国宝「曜変天目」が展示されていた。
午前中、東京国立近代美術館でたくさん鑑賞した後だったが、さすが茶の湯の世界、静かで不思議と疲れなかった。
静嘉堂文庫美術館で”懐石のうつわ”を中心に取り上げる展示は、1992年の美術館開館以来初の企画だそうだ。
gallery1 懐石の流れ
茶事の流れの解説と共に徳利や燗鍋などいろんな道具が並ぶ。

桃山〜江戸時代(17世紀)
gallery2 懐石料理の華、「向付」のさまざま


gallery3 茶事を彩る、懐石のうつわ


静けさが増す空間

右 祥瑞写松竹梅文瓜形銚子(江戸時代 19世紀)

色絵菊文八角鉢
江戸時代(19世紀)
華麗な仁清とはちょっと異なる落ち着いた仁清・・・。

白釉輪花透かし鉢
江戸時代(17世紀)

有田 古九谷様式(江戸時代 17世紀)

色絵定家詠十二ヶ月花鳥図色紙皿
江戸時代(18世紀前半)

朝鮮時代(15世紀)

明時代(17世紀前半)
改めて、出光美術館や戸栗美術館その他諸々今まで見てきた作品たちが頭の中で繋がってくる・・・。
gallery4 懐石から茶へ
千利休と豊臣秀吉のゆかりの茶道具
かの千利休が作った茶杓が目の前に・・・。
いろんな人の手を経てきたのだと思うと感慨深い。
(もちろんこの茶杓だけでなく、美術品とはそういうものだけれど)

竹茶杓 銘 両樋(りょうひ)
桃山時代(16世紀)

(表皮を全て削いで丸く仕上げた格調高い造り)

竹茶杓 銘 かりがね
桃山時代(16世紀後半)〜江戸時代(17世紀前半)
細川三斎(細川忠興)は千利休の「利休七哲」の筆頭に数えられる高弟で、師の「わび茶」を最も忠実に受け継いだ武将。

一城一国に匹敵する価値とも言われる

後期には、「松本茄子」(こちらも天下三茄子の一つ)が拝見できるので行きたいところ・・・。
茶の湯の世界
今は離れているけれど、一時期茶道を習ったことは大事な時間となっている。
茶事のこと、どういう風に道具が使われるのか、そういったものがお稽古に触れたことで実体験として繋がったからだ。
また習いたいなと思うけれど、今は外から見て満足している。
私がこの世界が好きなのは、やっぱり”静けさ”と共に”美”を味わうことができるからだと思う。
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来週はいよいよ東山魁夷。
体力と気力を維持しなくて楽しんでこようと思う。
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