150年ぶりの再会/大英博物館日本美術コレクション百花繚乱
大英博物館 日本美術コレクション
百花繚乱
概要
展覧会公式サイト:🔗
展覧会チラシ:🔗
作品リスト:🔗
みどころ:YouTube
会期:2026年7月25日(土)~10月18日(日)
東京都美術館(上野)
*前川國男設計

ここまで来ると静か・・・・


4万点に及ぶ大英博物館の日本コレクションから、江戸時代の屏風、掛軸、絵巻の絵画作品と、歌麿、写楽、北斎、広重など代表的な8人の浮世絵師による版画を中心に、優れた作品を厳選して見ることができる。
感想
展示数が多い。200点くらい。
”百花繚乱”というだけあり、私には”乱”が強かった。
庭にたくさん花が咲いていて、”あれもこれも感”という感じがあった。
ある程度最初から、量が多い、浮世絵中心ということで行く前にちょっと構えていたけれど予想通り。
先日の「ピカソmeets ポールスミス」は作品数が83点。
作品と作品の間に余白もあって歩きやすかった。
今回は、200点あまりで作品の間隔も狭いから、人が分散しにくい。
途中もう無理かも・・・と思ってしまうくらい、過密だった。
正直に書くと、
『観光名所をたくさん紹介されたものの、渡された地図が”私には”見にくくて歩きにくい』という感じ。
写真もほぼ撮影不可だったので備忘録をどう書くか迷う。
今回の企画展は、
①大英博物館の日本美術コレクションに貢献した5人
②各地に分散した奈良の談山寺の襖絵が150年ぶりに再会
③江戸絵画
④日本を凌ぐ大英博物館の浮世絵コレクション
がメインなのだと受け止めたが、展示室のパネルが頭に染み込まず、
①と③や④の結びつきがパッと分かりにくくて・・・帰宅して整理したら掴めた。
また浮世絵以外の展示品で作品の詳細がないのが残念だった。
例えば「色絵菊文人物鈕蓋付壺」。伊万里だなと思うが、記載がない。

また結構作者不詳なものが多かった。(これは仕方がない)
功労者5人

陶磁器も他にもあったが
結びつきがよく分からないから
展示コレクションとのつながりのところは
不確定要素
5人の功労者とコレクションの対応を見ると、今回のコレクションで浮世絵が多くなるのは分かる気がする。
そもそも当時日本において、美術として捉えられていない浮世絵*に、芸術性を見出し、その作品を大量に蒐集・保護したのも英国だからだ。
*今みたいな感覚での美術。当時の日本人も鑑賞などはしていたと思う。
できれば、視覚で入るような解説パネルがあると嬉しかった・・・。
百花繚乱でもいい。
でも、花を増やすなら庭の構造を見せてほしい。
人物5人を横並びにして、その下に主な関連性(「肉筆画」「浮世絵」「考古資料」「陶磁器」など)や、何をしたか、貢献度を簡単に示してくれた方が頭に入った。
私が欲しかったのは、花の数を増やすなら、この花はどこから生えてる?どの木に咲いている?が見やすいことだった。
これは展示が悪いということではなく、展示思想と私の思考の接続方式の相性が悪かっただけなので念の為。
150年ぶりの再会/襖絵

襖絵の再会についてはこの動画が分かりやすい。
もともと、奈良の談山寺にあった襖絵が、廃仏毀釈(数多くの貴重な仏像、仏具、経典、お寺の建物が失われた)で、
・大英博物館
・青森県の旧家宮越家(詩夢庵)
・シアトル美術館
に分散してしまったが、今回の展覧会で150年ぶりに再会を果たしたということなのだ。
宮越家の「詩夢庵」が素晴らしい。
中泊町尾別の旧家宮越家の9代当主・正治は、大正9年(1920)33歳の誕生日を迎える夫人イハのために、瀟洒な離れ「詩夢庵(しむあん)」と、枯山水・池泉庭園を融合した「静川園(せいせんえん)」を完成させました。
詩夢庵は、建具や調度に贅が凝らされ、なかでも3ヶ所の窓の装飾は、ステンドグラス作家・小川三知に依頼しました。これらの作品は、当時のデザイン潮流を意識しながらも、和の意匠を巧みに織り込み、技巧的なガラス技術の粋が盛り込まれていることも相まって、三知の最高傑作と評価されています。
静川園は、大正15年(1926)逓信大臣・安達謙蔵が訪問した名園として知られます。日本画家・橋本関雪が京都東山に造成した国名勝「白沙村荘」の影響が随所にうかがわれ、園内には達磨像を安置する達磨堂や各種の石造物、またかつては茶室も存在しました。詩夢庵を囲むように、大石武学流庭園、枯山水庭園、池泉庭園の3種類の庭園が配置され、四季折々の景観を楽しむことができます。
ステンドグラスも庭園も大好きなので行ってみたい。
サイトを見るだけでも素晴らしいことが分かる。
青森ははるか昔に一回行ったきり。
こういうところを訪ねるのもいいなあ。
青森は、北海道から函館方面に行ってフェリーで渡っていくのも楽しそう。
検討してみよう。
3箇所に分蔵されていた襖絵

琴棋書画仙人図襖
アメリカ/シアトル美術館所蔵



春景花鳥図襖
青森県の旧家 宮越家所蔵


秋冬花鳥図襖
イギリス/大英博物館所蔵


狩野宗眼重信 「名所風俗図襖(三保松原・清見寺)」
この3枚の襖絵の場所に、狩野宗眼重信 「名所風俗図襖(三保松原・清見寺)」もあったがこの襖絵も良かった。




江戸絵画も良かったが写真が撮れないので振り返りにくい。
円山応挙(京都のイメージ)が出てくるから、ここでいう江戸絵画は、浮世絵じゃなく、江戸時代の絵なのかと一度咀嚼が必要で、後半の江戸絵画は浮世絵なのかな、と理解した。
円山応挙・岸駒・柴田是真・谷文晁・鈴木其一・・・
知っている人の作品が多数並ぶ。
日本画の展覧会に行っていると大体見ている面々。
初里帰り作品。
解説には虎の子供が3匹いると、そのうちの1匹が他の2匹を攻撃するので、母虎はその1匹を他の子虎と一緒にできない為、7往復して川を渡ると書いてあった。(が5往復でも良さそうでそういう解説もある。)
また絵師・蒔絵師の柴田是真。
私はこの人は植物画から入ったのだが、いろんなところで植物以外の作品も見て、動物、昆虫、人物、風景、歴史、怪異など本当に才能豊かだったな絵師だったといつも思う。
谷文晁の「虫行列図」も良かった。
作品のイメージ(リンク)を貼っておく。
虫は苦手だが、この作品は非常に可愛らしく微笑ましい感じがした。
浮世絵
このサイトが浮世絵の全体感把握に良さそう。
とにかく作品数が多く疲れてしまった。
鈴木春信
江戸時代中期の浮世絵師。
細身で可憐、繊細な表情の美人画で人気を博した( Wikipedia)。
この作品は黒と白の対比が美しいと解説にあった気がする。
この人の浮世絵は全般的に綺麗で良かった気がする。
歌川広重 各所江戸百景
この浮世絵「名所江戸百景 亀戸梅屋鋪」は可愛らしかった。
Instagramにはないけれど、「名所江戸百景 両国花火」も良かったので絵葉書を数枚買った。友達に出そうと思う。
歌川広重 東海道五十三次
歌川広重の「東海道五拾三次之内 庄野 白雨」はいつも印象に残る。
今回も展示品にあった。
そしてこれを見ると川瀬巴水の雨の版画が連想される。
「東海道五拾三次之内 鞠子 名物茶屋」
「東海道五拾三次之内 蒲原 夜之雪」
も良かった。
鞠子 名物茶屋といえば私の好きな「とろろ」と思ったら、絵の中にちゃんとあってこの頃からあるんだなあ・・・・としみじみ。
絵は検索したら知足美術館のサイトが出てきた。
ここで確認できる。🔗
葛飾北斎
富士山の絵や、花と鳥を描いたものなど多数掲載。
5月17日にチュルリョーニス展を見に行った際、同時に「北斎 富嶽三十六景」ですごくたくさん見たので、”見たような”気がする作品が多かった。
肉筆浮世絵
最後の肉筆浮世絵は比較的じっくり見た。
これは正装した遊女を描いた喜多川歌麿の晩年の作品。
この「蛍図」は、英国ジョージ王子と久保田米僊(日本画家)の合作。
王子が紙に描いた墨の点に、米僊が羽や光を描き加えて蛍に仕上げたそうだ。
この「蛍図」の近くにあった中村芳中の「四季草花図屛風」が好きだった。
ミュージアムショップ
大英博物館公式グッズ
今回は日本美術コレクションより、大映博物館公式グッズを買ってしまう。
最近お財布の紐が、緩いどころかなくなって、見当たらない。
ちょっと、どうかしている。
が・・・・イギリス大好きな私が素通りできるはずがなかった。
東京駅美術館の企画展の葉書を数枚で終わらず、また諭吉とさようならする。
黒ベースの他のトートの最後の一つが売り切れたのだが、お店の方が『OKもらったので』と裏から出してくださったのがこれ。
私は白派なので歓喜(笑)

いったい何個あれば?
でもそれぞれ、ちゃんと使っている

The British Museum
古代エジプトの女神バステトをかたどった青銅の像
「ゲイヤー=アンダーソンの猫」もいる
ロンドン・アイ(観覧車)もある!
さらに可愛い傘が・・・・。
この夏、傘買ったばかりなのに。しかも晴れ女だからあまり使わないのに。
ものすごく可愛くて抗えなかった。

ビッグベンなど
イギリス🇬🇧好きにはたまらない
傘にハスの花が描かれているのは、古代エジプトを象徴する重要な聖なる植物であり、大英博物館を代表する貴重な展示コレクションの一つだからだそうだ。
ロンドンの街並みや大英博物館の建物の他、館内に展示されている世界中の歴史的な名作やシンボル(エジプトのキャット神や、古代の工芸品など)が地図に描かれている。
この傘は、大英博物館の限定グッズだそうだ。
柄がすごいから、服がシンプルで無地な時に持ち歩こうと思う。
この場所の風景
+100円でこれが見れたのに時間が足りなかった。
チケットがあれば別の日でもいいとのことので、友達と行こうねと話している。
百花繚乱とはいえ・・・200点は多かった・・・。
じっくり見るのに時間がかかって、かつ疲労感。
近くにいたご年配のご夫婦の会話が聞こえた。
旦那様:「少し座って休むかい?」
奥様:「今座ったら立てなくなりそう。だからいいわ。ちょっとずつ立ち止まって歩くのが疲れるのよね・・・」
心の中で非常に共感した。
足が痛かった・・・。
おまけ
美術館の後、上野でランチを食べ、銀座で時計を受け取り、伊東屋でちょっと買い物してから、友達が「ミッフィ展も行きたい」とのことで一緒に行くことにした。

普通に美味しい
しつこくなくて重たくなくてよかった

ミッフィ展でまたトートバッグを買ってしまった。
これは前回ミッフィ展の帰りにショーウィンドウで見つけて、
え!?
見そびれた!
と思ったもの。
絵葉書2枚とマステも2個購入。

箍が外れている。
北の大地に行く前にこんなに諭吉、じゃない栄一とさようならしていいはずがない。



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また栄一さんが仲間を連れて帰還するよう、働くのみ。
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