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医者の不養生では済まされない。— コンサル倒産急増が告げる、『高級な正論』が売れない時代の到来


皆さん、こんにちは。Social Pentagon マーケ部(仮)です。

私たちは、社会に潜む見過ごされがちな課題を「ビジネスの力」で解決しようと取り組んでいる、ソーシャルビジネスのスタートアップです。



「企業の経営を助けるプロ」であるはずのコンサルティング会社が、いま次々と倒産しています。2025年のコンサル業界の倒産件数は高止まりしており、中小のみならず、グローバルファームですらリストラや部門閉鎖の嵐が吹き荒れています。

「人の会社の心配をしている場合か?」そんな皮肉が聞こえてきそうですが、これは笑い事ではありません。なぜ、最高峰の頭脳集団が、自らの経営危機を防げなかったのか?今回は、AI時代に露呈した虚業の限界と、就活生が憧れるキラキラした世界の裏側について解説します。


2. 名言の引用:実行なき戦略


名言の引用:(モーリス・チャン、TSMC創業者)


「戦略などなくていい。実行こそが戦略だ」


美しいパワーポイント、完璧なロジックツリー。しかし、どんなに立派な戦略も、現場で実行されなければただの「紙切れ(またはPDF)」です。今、企業が求めているのは「書き手」ではなく「やり手」なのです。




3. 【矛盾】なぜ先生が死ぬのか


コンサルタントは、企業の「お医者さん」に例えられます。悪いところを見つけ、処方箋(戦略)を書くのが仕事です。

皮肉なことに、その治療現場で起きているのは医療崩壊に近い事態です。患者(企業)は治らないのに、高額な治療費を請求され続け、ついには医者(コンサル)自身も食いっぱぐれるという共倒れの構図。

近年、大手化粧品メーカーや電機メーカーなど、有名コンサルがガッツリ入り込んでいたにもかかわらず、業績が悪化・迷走した事例は枚挙にいとまがありません。経営者は気づき始めました。「あいつらの言う通りにしても、会社は良くならないぞ」と。


4. 【原因】AIが暴いた知の格差と無責任


最大の要因は、間違いなく生成AIによる情報の民主化です。

かつて、コンサルの価値は情報格差にありました。「御社が知らない海外の事例を調べてきました」これに数千万〜数億円が支払われていましたが、その優位性は完全に過去のものとなりました。市場調査や競合分析レベルなら、AIが数秒で、しかもタダ同然でやってくれます。

加えて、実行責任の欠如(言いっ放し)への反発もあります。「我々は戦略を描きました。実行できないのは御社の現場が無能だからです」かつてはこの論理で逃げ切れましたが、今はもう許されません。「手を動かさない評論家」にお金を払うほど、日本企業に余裕はなくなっているのです。


5. 【二極化】巨人たちは泥仕事へ舵を切った


では、業界すべてが沈んでいるのかと言えば、そうではありません。アクセンチュアマッキンゼーボストン コンサルティング グループ(BCG)といったトップ企業たちは、いち早く、生き残りをかけた大転換を行っています。

彼らが今、注力しているのは綺麗な戦略ではありません。

アクセンチュア:
もはやコンサルというより「IT実装部隊」。AIの導入から運用の請負まで、泥臭い実行を丸ごと引き受けることで収益を確保しています。

マッキンゼー / BCG:
「QuantumBlack(マッキンゼー)」や「BCG X」といったAI・テック部隊を主役に据え、アドバイスではなく、「自社開発のAIツール」や「データ基盤の構築」を売るモデルへ変貌しました。


つまり、勝っている巨人たちは、自らを否定するかのように「口だけ出す商売」を辞め、「手を動かす(システムを作る)実業」へと脱皮したのです。 この変化についていけない「中途半端な戦略ファーム」だけが、今、バタバタと倒れているのです。


6. 【警告】就活生よ、パワポ職人になるな


それなのに、就職活動ではいまだにコンサル業界が大人気です。
「成長できそう」「給料が高い」「転職に有利」。

そこで、私たちはあえて苦言を呈します。今のコンサルに入って身につくスキルの大半(資料作成、リサーチ、ロジカルシンキング)は、最もAIに代替されやすいスキルです。

トップファームに入って「AI実装の最前線」に行けるなら別ですが、ほとんど現場を知らず、きれいな資料を作るだけの「高級な事務屋(パワポ職人)」になった若手が、30代以降になって放り出された時、行き場はありません。実業(事業会社)では、評論家ではなく「泥臭く数字を作る人」しか必要とされていないからです。


7. まとめ:これからは伴走の時代


もちろん、全てのコンサルが悪だとは言いません。生き残っているのは、「戦略」だけではなく、「実行(Execution)」まで泥臭く入り込むファームです。

「こうすれば儲かりますよ!」と外野から叫ぶのではなく、「一緒に汗をかいて、儲かるまでやりましょう!」と腹を括れるパートナー。これからの時代、価値があるのは「Knowledge(知識)」ではなく、「Outcome(結果)」だけです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。




いかがでしたでしょうか。「考える」ことと「やる」ことはセットです。次回も、皆さんの生活やビジネスに潜む課題について、一緒に考えていきたいと思います。



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