石見家にご注意を! ③/全6話【創作台本・世にもになるまで書いてみた・129作目】
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○ マンション・エントランス
さらに翌日。
主人公 この日も井戸端会議に強制参加させられている。
いつもと違い、エントランスに置かれたテーブルを囲むようにして座っている。
A それで大家さん、大事な話って?
大 皆さん。ちょっと協力して欲しいことがあるの。
これを見てちょうだい。
大家 自作のプリントを参加者に配る。
主 ・・・え?
主人公が持っているプリントのカット。タイトル部分には太文字で「石見家追い出し計画」と書いている。
主 あの・・・ これは・・・
大 書いてある通りよ!
出て行くのを待つんじゃなくて、私たちが追い出すの!
そうしたら、このマンションは平和になるでしょ!
もちろん、法には触れないような方法でね。どう?名案でしょ?
A さすが大家さん! これならすぐに出て行きそうね!
B これって当番制なの?
大 ええ、そうよ。
私たちだけじゃなく、ここの住人全員に協力してもらうから!
くれぐれもアイツらにはバレないようにね!
主 あの、さすがにこれは・・・
大 あら? 【主人公の名字】さんはアイツらの味方するわけ?
主 そういう意味では・・・
大 じゃあ、あなた方の追い出し計画も考えなくっちゃね~w
A まぁ、大家さんったら意地の悪いことを~w
主人公以外の参加者 高笑いが止まらない。
主人公 かなり居心地が悪そう。思わず苦笑い。
○ マンション・駐輪場
石見 ママチャリを押しながら、駐輪場にやってくる。
石 (舌打ち)誰だよゴミ捨てたヤツ・・・
石見がいつも停めている場所に、ゴミが散乱している。
石見 しぶしぶ拾い集める。
その光景を遠くから取り巻きAが見て、ニヤニヤ笑う。
○ マンション・集合ポスト
石見 スマホを見ながら、自分らのポストから郵便物を取ろうとする。
石 (違和感に気付いて)うっわ!最悪なんですけど。。。
石見の手にスライムがべっとりくっついている。
その様子を遠くから取り巻きBが見て、小さくガッツポーズをする。
○ 石見の自宅・石見の部屋
夜。ベッドで眠る石見のカット。意外にも夫婦別々で寝ている。
石見 耳を塞ぎながら布団に入っている。
石 (イライラしながら)うるさっ・・・!!
石見 布団を被り、騒音からなんとか逃れようと試みる。
○ 石見家の隣人の自宅
隣人 ヘッドホンを着けながら、エレキギターを大音量でガンガン弾いている。
大家 同じくヘッドホンを着けながら、隣人の自宅にお邪魔中。かなり満足そう。
○ 主人公の自宅・リビング
主人公のスマホ画面。大家からの指令メールが届いている。「明日はあなたが追い出し当番」的な内容。
主 (ため息)
主人公の子ども ため息をつく主人公を心配そうに見つめる。
子 ・・・? まま、どうしたの?つらいの?
主 ・・・あ、ごめんね。なんでもないよ~ じゃ、幼稚園行こっか!
子 うん・・・
主人公 やや無理矢理に子どもを幼稚園に向かわせる。
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