透明人間のいる教室①【連載台本・世にもになるまで書いてみた・66作目】
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〇 グラウンド(夕方)
学祭の閉会式直前。
大半の生徒が名残惜しそうな雰囲気。
ある女子生徒A 何かを思いつき友人に提案する。
A ねぇ! せっかくだし皆で写真撮んない!?
B 賛成! みんな~! 【Aの名前】が集合写真撮るって~!
クラスメート達 ぞろぞろと集まり始める。
乗り気な奴もいれば、そうでない奴も。
B あれ? 先生いなくね?
A いいじゃんいいじゃん! どーせ「忙しかった」って言われるんだし!
B たしかにw みんな集まった? あ! 〇〇先生! 撮って撮って~!!
B たまたま通りがかった先生にスマホを渡し、集合写真を撮ってもらう。
カメラのフラッシュ音。
〇 集合写真のアップ
集合写真。
皆いい笑顔。
段々と写真がズームアウトしていく。
〇 2-A教室(朝)
ズームアウトすると、そこは2-Aの教室。
学祭明けて1週間経った月曜日の朝。8時10分ごろ。
多くの生徒が友人達と駄弁っている。
野球部の集まり・イケイケ女子の集まり・オタ同士の集まりと様々。
段々と駄弁る声がフェードアウトし、主人公の一人語りに。
主 (語り)・・・・・・この前の学祭で確信したことがある。
主人公 スマホを取り出し操作し出す。
スマホと学生服の袖が空中に浮いている。
主 (語り)・・・俺は『透明人間』なんだと。
画角が変わり、主人公の全身が映る。
その姿は学生服を着た透明人間。
主 (語り)
信じられないかもしれないがこれは紛れもない事実だ。
正確に言えば、俺はこの2年A組でだけ「透明人間」になれるのである。
主人公の姿に驚く者は誰一人としていない。
朝の日常がそのまま続いている。
〇 廊下
教室札のアップ。
タイトルテロップ『透明人間のいる教室』
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