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親族 ③【連載台本・世にもになるまで書いてみた・84作目】

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 数分後
 渋々ながらサイン会を行うトモヤ。
 トモヤの前に立っているのはトモヤの親族とみられる男性(40代・細身・人見知り)

ト ・・・・・・
男 ・・・・・・

 お互い人見知り&初対面ということもあり、会話はない。
 油性ペンでサインを書く音だけが響く。

ト ・・・あの。僕とはどういったご関係で。
男 あ・・・ その・・・ 
  お父様の弟さんの奥さんの兄の・・・・・・ 父方の親戚です。
ト あ、そうなんすね・・・ (サインを手渡す)
男 はい・・・ ・・・サイン大事にします。ありがとうございました。
ト ども・・・ 

 主人公 書くのに疲れたのか、一度立ち上がり休憩。
 行列を見ると、かなりの長蛇の列。案内役を買って出たキヨミに話しかける。

ト ・・・あの。一回お手洗い行ってきていいすか?
キ もちろん! みなさーん! トモヤくんが一度休憩入ります~ 
しばらくその場で待機を・・・

 トモヤ お手洗い(本当は自室)に小走りで向かう。
 向かう道中で行列に並ぶ人をチラ見。行列に並ぶ人々はトモヤに黄色い声援を送る。
 行列に並ぶ人はバラエティ豊か。家族連れ・老夫婦・大学生の集まり・・・ まるでテーマパーク。

 そんな時、トモヤと男性がぶつかり倒れてしまう。
 トモヤ すぐに起き上がり男性に謝罪。
 行列に並ぶ人々も心配そうに彼らを見つめる。

ト す、すみません・・・ お怪我はありませんか・・・?

 ぶつかったのはなんとアラブ人。彼も「親族」の一人だった。

男 لا أنا بخير.
  شكرا لاهتمامك.
  تومويا-سان، هل تأذيت؟
ト は、はい??
男 (ゆっくりと)تومويا-سان، هل تأذيت؟
ト (恐る恐る)い、いえす??
男 (慌てて)ذلك صعب! علينا أن نأخذه إلى غرفة الطوارئ على الفور!
ト け、結構です!!
男 (追いかけながら)اه انتظر!
 
 トモヤ 全速力で宴会場を後にする。
 


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