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DRUGSTORE HAZARD ①/全8話【創作台本・世にもになるまで書いてみた・144作目】

~あらすじ~
大学生の主人公は、ある日を境に、ドラッグストア「クスリの○○」が次々と増殖し始める異変に巻き込まれる。
その裏では、ある狂気の計画が進んでいて・・・

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これまでの話はこちら!


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○ ドラッグストア店内

 会計終わり。
 女性店員(20代女性・黒髪ポニテ) 爽やかな笑顔を浮かべながら、商品の入ったレジ袋を渡す。

女 ありがとうございました! またお越し下さいませ!

 主人公(20代前半・大学3年生) 無愛想な表情で受け取る。

主 ・・・ん。

○ 商店街・ドラッグストア入口

 時刻は夜20時ごろ。外はもう暗い。
 ドラッグストアの店看板カット。商店街にある小さな老舗ドラッグストア。(今作では仮店名として、クスリの○○とする)
 主人公 買物を終え、レジ袋片手に退店。

 やや寂れた商店街に立ち並ぶドラッグストアのカット数点。マツモトキヨシ・ココカラファイン・ツルハ・・・ 様々な大手ドラッグストアが乱立している。

 主人公 建ち並ぶ店に目もくれず、帰宅。

○ 主人公の実家・店舗

 主人公の父親 店のシャッターを閉める。
 なんと、主人公の実家は商店街の自転車屋(○○サイクル的な店名)。

父 ふぅ・・・ これでよしっと。。。

〇 主人公の実家・リビング

 数分後。リビングでは主人公の父と母が、お茶を飲みながら世間話をしている。

母 3丁目に空き店舗あるでしょ? 
  あそこ、次のテナント決まったみたいよ。
父 そうか、そりゃ良かったな。で、何ができるんだ?
母 ドラッグストア。
父 またか。 近くにもあっただろ?
母 ええ。
  真横にはマツキヨ、道路挟んで真向かいにはサンドラッグ、
  2丁目にもマツキヨがあって、4丁目にも・・・
父 (小さなため息)ドラッグストアなんて1軒あれば十分じゃないか。
  そんなに増やしてどうすんだ。。。
母 減るよりかはいいでしょう。 

 引き戸が開く音。

主 (声のみ)ただいまー
母 あら、もうこんな時間か。おかえり~ お風呂湧いてるわよ~

 主人公 リビングに入ってくる。

主 ん。今入る。

 主人公 そっけない返事をし、2階の自室へ向かう。

父 なぁ。風呂あがったら大事な話が・・・

 主人公 父を無視し、そのまま自室へ向かう。

父 (ため息)
母 お父さん。あの子の人生なんですから、自分で決めさせてあげたら・・・
父 わかってるんだ。でもなぁ・・・

 父 どこか悲しそうな表情を浮かべながら、お茶を一口飲む。
 母 そんな父に言葉を掛けずに、優しいまなざしを浮かべながら、じっと見つめる。

〇 大学・部室

 翌日。
 主人公が所属する軽音サークルの部室。
 主人公とその友人A・Bが駄弁っている。

A そうだ。お前、インターンどうする? 先輩から誘われてんだよねー。
B あ~ 行かなきゃとは思ってるんだけどさ~ どうすっかな~
A え、まさかもう内々定あんの?
B ちげぇよ。ただ面倒だってだけ。
  でも、行った方が有利っていうじゃん? 

 友人A・B 就活の話で盛り上がっている。
 その一方で、主人公は、のど飴をなめながら、スマホをポチポチいじったままで、話に参加していない。2人の話には聞き流しているだけ。

A なぁ、お前どうする? 来る?
主 え? あー・・・ 俺はいいかな。
B は? お前大丈夫か? てか就活やってんのか?
主 ・・・何もしてない。
B 嘘だろ? さすがにまずいって!
A おい、こいつはいいんだよ。実家の自転車屋継ぐんだよな?
  いいよなー、実家が自営業って!
主 継ぐなんて一言も言ってないし、継ぐつもりもない。
A じゃあどうすんだよ。
主 ・・・・・・まぁ、どうにかなるだろ。
B 楽観的だなぁ。
A そうだ! 今からさ、コイツんち行こうぜ!
主 はぁ!? 突然なんだよ!?
B お、いいねぇ。行こうぜ!
たしかここから近いんだっけ? 俺行ったことないんだよね~
A 確かここから2駅だよな? 
主 そうだけど、ホントに行くのか?
A 当たり前だろ! 
  なんだったら、お前んちに就職しよっかな~ 
  お前継がねぇんだし、丁度よくね?
B じゃあ俺も働かせてもらおっかな~!
主 あのなぁ・・・

 友人A・B 主人公の実家へ向かい始める。
 一方、主人公はイヤイヤながらも、2人に付いていく。

〇 商店街

 時刻は昼過ぎ(14~15時)。
 主人公の実家がある商店街。八百屋・魚屋・電気店といった様々な店舗が映る。日中にも関わらず、人はまばら。
 主人公と友人A・B そんな商店街を散策中。

主 別にわざわざ来るほどでもねぇだろ・・・
B いやいや! 俺はこういう場所好きだぜ?
A てかさ、ドラッグストア多くね?
 (指で近くの店を数える)1,2・・・ ここら辺だけで3店舗あんだけどw
B うわw めっちゃ便利じゃんw
A だよなw お前どこ派?
B マツキヨ。お前は?
A 俺は~・・・

 友人A・B 話が盛り上がる。
 主人公 友人たちに自分の育った場所を見られているのが恥ずかしいのか、どこか浮かない表情。
 そんな彼らに、肉屋の店頭から店員(60代女性・典型的なおばちゃん)が話しかける。
 店員のおばちゃんの白衣は、長年使っているのか、年季が入っている。

店 あら! 【主人公の下の名前】くんかい!?
主 (いやいやながら)・・・おばちゃん。今勘弁してよ。。。
店 アンタ何嫌そうにしてんのさ~! おや、この子たちは友達かい?
A はい、そうです!
B 大学の友達でーすw
店 そうなの! 仲良くしてくれてありがとうねぇ~
  よかったらコロッケ食べてきなさい! 
  おばちゃんサービスしてあげるからさ!
A いやいや! 俺らお金出しますから!
店 いいのいいの! あんたら、学生でしょ? 
  節約しなきゃいけないでしょ!
B ・・・じゃあお言葉に甘えますか! 俺、このコロッケ~
A じゃあ、俺これ~
主 ・・・・・・。
店 おや、アンタいらないのかい? 大好きなメンチカツあるよ?
主 ・・・・・・じゃあ一個もらうよ。
店 はいよ。ちょっと待っててね~

 主人公と友人A・B コロッケを楽しみに待つ。

 肉屋の引きの画。肉屋を中央に3軒並んだカット。左横にタバコ屋。右横に中華料理屋。
 だが、タバコ屋の外観が、まるでアハ体験のように、だんだんと「クスリの〇〇」に変貌していく。。。

 画面が暗転。
 おどろおどろしい英字体のタイトルテロップ『DRUGSTORE HAZARD』
 ※イメージは公共広告機構の『DRUGS KILL TEENS』のロゴ。 


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