DRUGSTORE HAZARD ②/全8話【創作台本・世にもになるまで書いてみた・144作目】
~あらすじ~
大学生の主人公は、ある日を境に、ドラッグストア「クスリの○○」が次々と増殖し始める異変に巻き込まれる。
その裏では、ある狂気の計画が進んでいて・・・
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○ 主人公の自宅・リビング
翌朝。
主人公 あくびをしながらリビングにやってくる。
主 (あくび)
母 おはよう。あんたもう起きたの? やけに早いわね?
主 ・・・いいだろ別に。
母親 ムシューダのような防虫剤(未開封)を手に、不思議そうな表情を浮かべている。その近くには、なぜか「るるぶ」的なガイドブックが。
主 ・・・なにそれ。
母 これ?
「クスリの○○」さんから開店祝いにって。新聞受けに入ってたのよ。
今時珍しいわよねぇ。
あ、そうだ。お母さん、今日から友達と温泉旅行に行ってくるから!
主 は? 聞いてないんだけど。
母 カレンダーに書いてたじゃない! とりあえず、お父さんと仲良くね~
主 いや、ちょ・・・
母親 防虫剤をテーブルに置き、ガイドブックを読み始める。
主人公 事態を飲み込めてはいないが、とりあえず洗面所に向かう。
父 まずいまずい! 忘れ物!!
作業着姿の父親 大慌てで家に戻ってくる。
主人公と父親 肩がぶつかる。
主 いった!!
父 おう、ごめんな。怪我は・・・
主人公の室内着(白Tシャツ)に、父親の作業着に付いた油汚れが付いてしまう。
主 ・・・最っ悪。
主人公 怒りを隠せず、大きな足音を立てながら、自室に戻る。
父親 言葉をかけようとするも、その場に立ち尽くしたまま。主人公との距離がまた離れてしまった。
○ 商店街
しばらくして。
主人公 商店街に並ぶ店を眺めながら、大学に向かっている。
主 (心の声)・・・また、ドラッグストア増えてね?
しかも、やけに「クスリの○○」多いし。。。
店 あら!【主人公の名前】くん、おはようさん!
主人公 声の方を振り向くと、店先から肉屋のおばちゃんが手を振っている。
○ 肉屋
主人公 渋々、肉屋に立ち寄る。
店 あれ?お友達はいないのかい?
主 今、大学行くとこ。これから会うよ。
店 あらそう! 良かったら、いくつか持ってくかい?
主 いいよいいよ。毎回申し訳ないし・・・
主人公 ショーケースの上に、例の防虫剤が吊されているのを発見。
主 (防虫剤を指さして)開店祝い使ってるんだ。
店 そう! もしかして【主人公の名前】くんちも貰ったのかい?
主 うん。今朝届いたみたい。
店 あらそう! にしても、クスリの○○さん律儀よね~
これからご贔屓にしようかしら?
主 ははは・・・
(スマホで時間を見て)やべ! おばちゃん! もうすぐ電車来るから、また!
店 あら、悪かったねぇ。。。いってらっしゃ~い。
肉屋のおばちゃん 主人公を見送り、姿が見えなくなったのを確認して、客の呼び込みに戻る。
店 さてと・・・
いらっしゃいませぇ~
揚げたてのコロッケ・メンチカツはいかがですか~
ショーケースの一部分のカット。アハ体験のように、揚げ物からビタミン剤や胃腸薬へと変化し始める。
○ 大学・キャンパス構内
夕方。講義終わり。
主人公と友人Aが、家に帰るため、駄弁りながら、駅に向かっている。友人Bは不在。
A なー、この後暇?
主 暇だけど、どしたん?
A いやー、ちょっと飲みたくてさー。
主 まぁ、終電まで付き合うよ。
A さすが。じゃあ、アイツも誘うか!
A スマホで友人Bに連絡する。
主 てかさ、なんでアイツ今日来なかったん?
A ただのサボりだろ。
主 いやいや、昨日めっちゃ元気だったじゃんか。
A よくあること、よくあること!
(電話先のBに向かって)おう、もしもし?
今から【主人公の名前】と飲みに・・・
(Bをからかうように)は?ポイントカード? 何言ってんだよw
(主人公にスマホを渡し)【Bの名前】のヤツ、寝ぼけてるぜw
主人公 Aからスマホを受け取り、Bと会話する。
主 おう、もしもし?
B (声のみ・やや元気無く)・・・いらっしゃいませ。
主 はぁ? なにお前、バ先いんの?
B (声のみ・やや元気なく)・・・そこになければないです。。。
主 (気味悪がって)わ、わかった! また今度誘うわ!
B (声のみ・やや元気なく)ありがとうございました。。。
お大事に。。。
主人公 通話を切り、友人Aと顔を見合わせる。
A な? 変だろ?
主 ・・・あぁ。すっげぇ気持ち悪かった。妙によそよそしいっていうか・・・
A ・・・・・・まぁ、いいか!
アイツはほっといてさ、とっとと店探そうぜ!
主 お、おう。。。
友人A カバンから財布を取り出す。その時、例の開店祝いが、カバンから落ちる。
A やべ、金下ろすの忘れた。どっかATM寄っていいか?
主 いや、それよりもこれ落としたぞ。。。
主人公 友人Aに防虫剤を渡す。
A お、さんきゅ。
主 さんきゅじゃなしに。お前も貰ったのか?
A あー、お前昨日いなかったし、知らないのか。
昨日、学食とか校門前でさ、おっさんがめっちゃ配ってたんだよ。
断ったんだけど、あまりにもしつこかったからさ~
主 ・・・俺んちも届いてたんだよね。
A マジ!?
2人 駄弁りながら駅に向かう。
〇 暗い部屋
その日の夜。ある暗い部屋での一幕。
暗い部屋での一幕。
室内ではボロボロの白衣を着た男(50代男性・細身メガネ)が、壁に貼られた商店街の白地図に色を塗っている。
時折、フラスコやビーカーのカットが映る。禍々しい色の液体が溜まり、ボコボコと音を立てている。
男 今日は4店舗か。。。順調、順調。。。
扉をノックする音。
女 (声のみ)失礼しまーす。店長、レジ締め終わりました。
女性店員 部屋に入ろうとするが、男=店長が阻止。映画『シャイニング』のように、扉の隙間に顔を出す。
男 ありがとう。先上がっていいよ。
女 わかりました。お先に失礼・・・
男 あ、そうだ。「あの計画」は誰にも話してないよね?
女 ・・・言ってません。
男 よかった。じゃあまた明日ねぇ。
女 ・・・はい。お疲れ様です。。。
女性店員 その場から去って行く。
店長 誰もいないことを確認し、再び部屋に閉じこもる。
※ ここでCMに入って欲しい。
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