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カリフラワー ③【連載台本・世にもになるまで書いてみた・88作目】

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〇 畑近くの駐車場

 主人公 回収員にカリフラワー2箱を手渡す。

主 お願いします。
回 はい。【主人公名】さんはえっと・・・ 〇㎏だから2箱分か。
  中身確認しますね。

 回収員 箱からカリフラワーを一つ一つ取り出し、確認し始める。
 横の窓口ではなにやらひと悶着が。

回 おい! これカリフラワーじゃなくてゆり根だろ!
男 やべ・・・ バレないと思ったのに・・・
回 我々にバレないとでも思ったか! ちょっと話を聞かせてもらおうか!
男 やめてくれ! 俺はほんの出来心で・・・

 男 回収員たちに裏へと連れていかれる。
 主人公 やれやれといった表情。

回 よし。ちゃんとあるな。中身も・・・ うん。全て素晴らしい。
  丹精込めて育てたのですね。
主 ありがとうございます。
回 来月もよろしくおねがいしますね。
主 はい。かしこまりました。

 主人公 一仕事を終え、帰ろうとしたその時。
 近くである一人の女性を見つける。
 女性 すれ違う人に何やら懇願している。

女 お願いします・・・! 
  余っているカリフラワーはありませんか!? 
  お譲り頂けないでしょうか!!

 通りすがる者は皆無視。

女 (一人にすがりついて)お願いします・・・! 
  今日までに用意しないと私は・・・!
人 うるせぇ!

 通行人の一人 女を突き飛ばす。
 女 今にも泣きそうな様子。地面に叩きつけられ服は泥だらけに。
 見かねた主人公 心配そうに駆け寄る。女にタオルを渡す。

主 あの・・・ 大丈夫ですか・・・? これ使ってください。
女 ありがとうございます・・・

 女 タオルで泥を落とす。

主 何かあったんですか?
女 はい・・・ 
  実は今日収穫に来たのですが、
  私の管理不足で害獣に食い荒らされてしまって・・・
  今月分のカリフラワーがどうしても用意できなくて・・・
主 ・・・・・・あの。良かったら持ってきます?
女 え・・・!? い、いいんですか!?
主 ええ。ちょうど余っていたところなので・・・
女 でも来月分の蓄えとかに使うはずの・・・
主 いいんですいいんです。困ったときはお互い様ですから!
女 (涙ぐみ)・・・ありがとうございます!
主 じゃあ取ってきますね! ここで待っててください!
女 はい・・・!

 主人公 余りのカリフラワーを取りに行く。


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