誰でもよかった ③(終)【創作台本・世にもになるまで書いてみた・116作目】
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○ 格闘技場・VIPルーム
客席最上階にあるVIPルーム。真っ暗な部屋に2人の男女。
男 椅子に座り、マジックミラー越しに無人のリングを眺めている。
女 男の後ろで直立不動。おそらく彼の秘書。
男 いやぁ。今回の挑戦者も口だけだったな。
女 ・・・そうですね。
男 結局、「誰でも」といっても自分より格下のヤツだけなんだよな。
ああいう腑抜けが襲うのって。
女 ・・・仰るとおりです。
男 さて、次の挑戦者を決めようか。リスト。
女 ・・・こちらです。大臣。
男 うむ。ありがとう。
そうだな・・・ お、こいつは格闘技経験有り・・・
お~ 初の女性挑戦者ってのもいいなぁ~
女 ・・・・・・大臣。一つお伺いしてもよろしいですか?
男 おう。何でも聞いてくれ。
女 ・・・・・・選ぶ基準ってなんですか?
男 ん? そんなのないぞ?
女 ・・・ない。
男 あぁ。「誰でもいいから」な。(高笑い)
無人のリングのカット。
左上にタイトルテロップ『誰でもよかった』
右下に「世にも」のロゴ。
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