1年A組 正直先生 ②/全5話【創作台本・世にもになるまで書いてみた・105作目】
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○ 主人公の自宅・リビング
その日の夜。
主人公 ソファーに座りながら、ビール片手に晩酌中。
主人公の隣に妻が座る。
妻 今日も1日お疲れ様です。
主 ん。
妻 どう? 新しい学校は慣れた?
主 いやぁ、どうだか・・・ 良い職場ではあるんだが・・・
うん・・・ やっぱ都会と田舎は違うね。
妻 何それw 嫌なことでもあんの?
主 んー・・・ 嫌というか・・・ みんな正直すぎんだよな。
妻 いいことじゃん。
主 そうなんだがな・・・
正直つーか、どいつもこいつもバカ正直っていうかさ。
妻 ふーん。どんなとこが?
主 そうだな・・・
授業プリントを1から作ってたり、学級日誌に毎日長文のメッセージ書いてたり・・・
朝早く来てグラウンドの掃除やってる奴もいるんだぜ? 変だろ?
真面目すぎてこっちがおかしくなりそうだ。
妻 ・・・・・・別に? 良い先生じゃん。あなたが不真面目なだけでしょ。
主 いいか? 教師ってのはいかに手を抜けるかが命なんだよ。
じゃないとあんな仕事量こなせないだろ?
だってのに、今の職場ときたら・・・ 抜く暇が1秒たりとも無ぇ。
妻 ・・・・・・・・・あなたみたいな人が担任じゃなくてよかった。
主 おい。どういう意味だそれは。
妻 わかるでしょ。
アナタみたいに仕事をサボろうとする教師にろくな奴いないってこと!
少しは周りの先生方見習った方がいいわよ。
主 お前もアイツらと同じ事言うか・・・
ま、考えてみますよ。
妻 ・・・・・・というか、何でそんなに「正直」が嫌なの?
主 ・・・前の学校で色々あったんだよ。
妻 はぁ。
主人公 ビールを一口飲む。
○ 前の学校・廊下
白黒の映像(無声・BGMのみ)。
若かりし頃の主人公(新卒)。
主人公 廊下で「じゃれ合っている」男子生徒の集団を発見。笑顔で声を掛ける。
男子生徒の集団 苦笑いで主人公と会話。集団の中で1人顔が引きつっている。
主人公 満足そうに集団の前から去って行く。
男子生徒の集団 主人公がいなくなったことを確認し、顔が引きつっていた生徒を取り囲む。その顔には怒りが滲む。
男子生徒 涙目になって震えている。
○ 主人公の自宅・リビング
主人公 妻に話を続けていた。
主 俺が正直にいじめを報告したばっかりに、そいつは・・・
そこからなんだ。
学校現場で正直に生きていてもいいこと無いって思うように・・・
妻 うーん・・・ そのクソガキが悪いんであってあなたのせいじゃ・・・
主 まぁな・・・ だが・・・ そうだよなぁ・・・
主人公の中で葛藤はある様子。
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