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ヒーローベルト②【連載台本・世にもになるまで書いてみた・61作目】

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○ 事務所・会議室

 数ヶ月前。
 部屋ではマネージャーが主人公を待っている。机の上には謎の紙袋。
 主人公 恐る恐る入室

主 失礼します。
マ 急に呼び出してすまない。まぁ、まず座ってよ。
主 (座って)あの・・・ 話ってなんですか・・・?
マ この前、特撮のオーディション受けたでしょ? タイトル何だっけ・・・
主 「ジャスティスボンバー」ですか?
マ それ! その結果なんだけどね。
  ・・・君に主役を演じてもらえないかって連絡が来てね。
主 え!? それって合格ってことですか!?
マ ・・・・・・ああ!! やったな!【主人公名】!
主 ・・・ありがとうございます!!
マ お前ずっと言ってたもんなぁ。いつか特撮に出たいって。
主 子どもの頃からの夢だったんです。
  ドッキリじゃないですよね?
マ 当たり前だろw で、プロデューサーからお願いがあるみたいでな。
主 お願い?
マ これをクランクアップの日まで着けて欲しいんだって。

 マネージャー 紙袋から「変身ベルト」を取り出す。

主 ・・・変身ベルト・・・ですか?
マ ああ。プロデューサーさんがかなりこだわりの強い方みたいでな、
  「ヒーローを演じる者は、日頃からヒーローでいなければならない」んだって。
主 はぁ。
マ だからこのベルトを・・・
主 いやいやいや! 他の仕事の時どうするんですか!
マ それは・・・ 俺が何とかしとくからさ。とりあえず着けてくれよ。
主 わかりましたよ・・・

 主人公 服の上からベルトを着けようとする。

マ あーダメダメ! 地肌に着けてほしいんだって。
主 はぁ!? 風呂入るときどうすんですか!?
マ 防水加工はしてあるみたい。だから・・・
主 わかりましたよ・・・ 着替えてくるんでちょっと待ってて下さい。

 主人公 渋々更衣室へ。

 数分後。
 主人公 ベルトを着け終わり、再びマネージャーの話を聞いている。

マ で、もう一つ条件があるみたいで。
主 まだあるんすか。
マ 「ヒーローらしからぬ行動・言動」は厳禁だと。
主 はぁ・・・
マ もし破ったらベルトから「強めの電流」が流れるみたいだから気をつけてな。
主 ・・・え?
マ そうだ。試しにさ、ちょっと軽く肩叩いてみてよ。
主 こうっすか?

 主人公 マネージャーの肩を叩く。
 その瞬間「強めの電流」が流れる。

主 い゛・・・!?

 主人公 痛さの余り立てなくなる。

マ こんな感じになるみたいだから気をつけてね。
主 (幽かな声で)・・・はい。
マ 早速明日打ち合わせがあるから、○○テレビの・・・

 マネージャー 明日の打ち合わせ場所を伝える
 主人公 倒れたまま耳を傾ける。


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