DAISO(ダイソー)のGaN採用45W USB-C充電器を買ってみた。1,100円でMacBook Air にも使える? → 使えます
以前、DAISO(ダイソー)で販売されている20W対応のUSB充電器を購入しましたが、今回はさらに出力の大きい45W版を購入してみました。
価格は税込1,100円。USB-Cポートを1基搭載し、USB Power Delivery(USB PD)とPPSに対応したGaN-USB充電器です。

スマートフォンだけでなく、MacBook Airや一部のUSB-C対応ノートPCまで充電できる仕様が、ダイソーで1,100円というのはかなり思い切った価格です。
今回は製品の仕様を確認したうえで、手元にある次の機器へ接続して、実際の出力を測定します。
iPhone 17 Pro
Google Pixel 9
MacBook Air / iPad Pro
Nintendo Switch 2
※ 充電出力はバッテリー残量、端末の温度、画面の状態、バックグラウンド処理、ケーブルなどによって変わります。
先に結論
税込1,100円で、最大45WのUSB PDとPPSに対応する
USB-Cポートは1基だけで、複数台の同時充電はできない
MacBook Airでも45Wでの充電可能
iPhone 17 Proが高速充電に求める40W以上という条件を、定格上は満たす → 実際は 33W〜24Wでの充電
Pixel 9で使われるPPSにも対応するが、最大に近い充電(26W)を確認
Nintendo Switch 2で任天堂が案内する「54W以上」には届かず、純正ACアダプターの代用品としては使えるが完全代替品にはなれない。
45Wは常時出続ける数字ではなく、接続した機器が必要とする電力だけが供給される(例: MacBook Air )
GaN採用は小型化に有利だが、発熱や長期的な信頼性まで自動的に保証するものではない
DAISOの 45W版は 1,100円であり、DAISO内では「高額商品」になります。そのため陳列棚には「商品カード」として並んでいる場合が高いです、購入もしくはDAISO店舗で探す時はご注意ください。(商品カードはレジ近くの店員に渡し、商品と引き換えるためのカードです)
個人的には、DAISO の 30W 版は大きさや値段からコスパがいい( 30W版に関しては別記事で紹介する予定です)
DAISO製なので、不良品など個体不良による交換期間は14日以内となる
スマートフォンとMacBook Airを1台ずつ充電する用途なら、かなり魅力的です。一方、複数ポートやSwitch 2への正式な対応、1年〜半年のメーカー保証を重視するなら、ほかの製品も検討するのも一つの手です。
製品の仕様
パッケージと本体の表示をもとに、主な仕様を整理します。

45Wは、20V×2.25Aで出力した場合の最大値です。
USB PDでは5V、9V、12V、15V、20Vの複数の電圧を用意し、接続した機器と充電器が通信して使用する電圧と電流を決めます。
PPS(Programmable Power Supply)では、その時点の端末に合わせて電圧をより細かく調整できます。Pixelなど、PPSを利用するスマートフォンで効率よく充電するために重要な仕様です。

GaNを採用すると何が変わるのか
GaNは「窒化ガリウム」と呼ばれる半導体材料です。
一般的なシリコンを使った回路と比べて、電力変換時の損失や発熱を抑えやすく、高出力の充電器を小型化しやすい利点があります。
今回の製品も、45W出力に対応しながら約37mm四方に収まっています。折りたたみ式プラグなので、バッグの中へ入れたときに金属部分が飛び出さないのも便利です。
ただし、GaNと書かれていれば必ず低温、高効率、高品質というわけではありません。
実際の発熱や変換効率は、回路設計、使用する部品、放熱構造、負荷のかかり方によって変わります。GaNは製品を作るうえでの材料の一つであり、安全性や耐久性を保証する名称ではありません。
注意点:常に45Wで充電されるわけではない
製品名に「45W」とありますが、接続中ずっと45Wが出続けるわけではありません。
USB PD対応機器を接続すると、充電器は自分が対応する電圧と電流を機器へ伝えます。その情報を受けたスマートフォンやパソコン側が、必要な電力を要求します。
つまり、最終的な充電出力を決めるのは充電器だけではありません。
接続した機器の充電仕様
バッテリー残量
バッテリーと本体の温度
本体が消費している電力
使用するUSB-Cケーブル
バッテリー保護や充電上限の設定
これらの条件によって、出力は常に変化します。
バッテリー残量が少ないと比較的大きな電力を受け入れやすくなりますが、完全に放電した直後はバッテリー保護のため低い電力から始まる場合もあります。残量が増えたり本体温度が上がったりすると、充電速度は徐々に落ちていきます。
そのため、測定器に45Wと表示されなかったとしても、すぐに製品の不具合とは判断できません。
DAISOの20W版との違い
以前購入した20W版は、USB-AとUSB-Cを1基ずつ搭載しています。USB-Cだけを使った場合は最大20Wで、古いUSB-Aケーブルも接続できることが利点です。
DAISO 20W 版との大きさの比較
前回購入した DAISO 20W 版と 今回の45W版 との大きさの比較です。
一回り大きくなっていることが写真でも分かるかと思います。

ひとまわりほど大きくなります
今回の45W版は、USB-Cポートが1基だけです。

スマートフォンとイヤホンなどを同時に充電したい場合は、20W版の2ポートが便利です。
一方、1台だけをできるだけ速く充電したい場合や、MacBook AirのようなUSB-C対応ノートPCにも使いたい場合は、45W版の方が向いています。
USBケーブルも大事
充電器だけ45Wに対応していても、ケーブル側が適切でなければ期待した出力は得られません。
今回の最大出力は20V/2.25Aなので、仕様上は3Aに対応する60WクラスのUSB-Cケーブルで足ります。100Wや240W対応ケーブルでなければ使えない製品ではありません。
ただし、品質や仕様が不明なケーブル、端子が緩いケーブル、内部が傷んだケーブルは避けたいところです。
今回の記事では、測定するときは同じケーブルを使い、充電器だけを交換して比較します。ケーブルが変わると、その影響なのか充電器の差なのか判断できなくなるためです。
USB-Cケーブルも購入してみた
240Wまで充電できる「測定可能」なケーブルも購入しました。

このケーブルの場合、先端部に「電流(A)」「電圧(V)」「容量(W)」が順番に表示されます。
表示が不要であれば、DAISOでもUSBケーブルが販売されています、また比較的安価なものもAmazonでも取り扱っています。ケーブル類は常時使うものなので、ノーブランド品よりもある程度メジャーなものがいいかもしれません。
MacBook Neo で使う場合
MacBook Neo は 最大35Wまでの充電に対応しています。
実際に 45W 充電器で測定したところ、20〜33Wぐらいで充電できました。
満充電になると充電する必要がほぼ無くなるので、5W程度に落ち着きました。

MacBook Air で使う場合
Mシリーズを搭載するMacBook Air には、30W 以上でのUSB-C電源アダプターで充電できます。

今回の充電器は20V出力に対応し、最大45W〜60Wなので、定格上はMacBook Airでも充電できる条件を満たします。
私の MacBook AIr でも 45W近い出力を確認できました。このぐらいの充電速度であれば、バッテリーが減ることなく作業もできます。
iPadで使う場合
USB-Cを搭載するiPadもUSB PDで充電できますが、受け入れる最大電力はモデルによって異なります。
私の iPad Pro では 20〜35Wぐらいで充電されていました。
平均すると27W程度でしょうか。少なくとも使う分には問題ない範囲での充電速度です。

iPhone 17 Proで使う場合
Appleによると、iPhone 17 Proは40W以上のUSB-C電源アダプターと対応ケーブルを使った場合、20分で最大50%まで充電できるとされています。
今回のDAISO充電器は最大45Wなので、アダプターの定格だけを見れば40W以上という条件を満たします。
実際バッテリー残量が10%以下で充電した所、約30W前後で充電されました。(充電がある程度進んでいくと充電速度(W数)は落ちていきます)

(念の為、冷却ジェルパッド上で充電)
80%前後の時は、10〜15W前後の充電速度でした。このあたりはバッテリー負荷へのコントロールがされているとも思えます。
Pixel 9で使う場合
Googleは、Pixel 9について、Google 45W USB-C充電器を使うと約30分で55%まで充電できると案内しています。
Pixelシリーズの急速充電では、PPSへの対応が重要です。今回のDAISO充電器もPPSに対応しています。

ただし、Pixel9は「最大27W」までの充電となっています。
そのため、実際に使ってみた写真のように26W前後での充電ができました。
Nintendo Switch 2 : 検証中 15W前後の充電を確認
Nintendo Switch 2もUSB-Cで充電しますが、今回の45W充電器を純正ACアダプターの代わりとして積極的には勧められません。
任天堂は、市販のACアダプターを使う場合、プレイモードにかかわらず利用するには54W以上の出力を案内しています。
本45W充電機器で試したところ、今のところ「15W前後」の充電を確認しています。ただ、それ以上、20Wや30Wでの充電を確認できていません。
※ 任天堂は市販のACアダプターについて動作確認や安全性を保証していません。Switch 2で継続的に使う場合は、純正ACアダプターまたは任天堂が示す条件を満たす製品を選ぶのが安全です。
発熱は「熱いか」だけで判断しない
45Wで連続して充電すると、本体はある程度温かくなります。小型のGaN充電器では、内部の熱が外装へ伝わること自体は不自然ではありません。
一方で、触れ続けるのが難しいほど熱くなる、焦げたようなにおいがする、充電が何度も途切れる、異音がするといった場合は、「初期不良」「故障」の可能性が高いので、まずは使用を中止してください。
安全性について確認しておきたいこと
AC充電器は、コンセントへ直接接続する製品です。価格だけでなく、本体とパッケージの表示も確認しておきたいところです。
PSEマーク
製造・輸入・販売事業者名
定格入力と定格出力
使用上の注意
本体やプラグの破損
USB-C端子の緩み
PSE表示があることは、日本で販売するための法的な基準を満たすことを示しますが、製品が一生故障しないことや、すべての機器との互換性を保証するものではありません。
濡れた場所、高温になる車内、布団や衣類で覆われる場所では使わず、プラグや端子にホコリがたまらないようにしたいところです。
この45W版が向いている人
iPhoneやPixelの急速充電を試したい人
MacBook Air用の小型な予備充電器が欲しい人
USB-C機器へ移行済みでUSB-Aを使わない人
出張や旅行用の充電器を安く用意したい人
PPS対応充電器を低価格で試したい人
向いていない人
2台以上を同時に充電したい人
USB-Aケーブルを引き続き使いたい人
65W以上を要求するノートPCを使う人(例:ゲーミングPC)
Switch 2の純正ACアダプターを置き換えたい人
長期保証やメーカーの詳しいサポートを重視する人
まとめ:1,100円で45Wは高コスパだが、30Wでも十分
DAISOのGaN採用45W USB-C充電器は、税込1,100円ながらUSB PDとPPSに対応しています。
20W版のようなUSB-Aポートや2台同時充電機能はありませんが、その代わり、USB-C機器1台へ(条件があれば)最大45Wを供給できます。
スマートフォンだけでなく、MacBook Airや一部のUSB-C対応ノートPCまで充電できることが大きな違いです。
ただし、45Wは常に出力されるわけではありません。
実際の充電速度は、接続する機器やバッテリー残量、温度、使用するケーブル、端末側の充電制御によって変わります。
現時点での印象は、30W以上での充電ができるスマホやMacBook向きだと思います。
使っているスマートフォンやノートPC、ゲーム機などによって、充電器に必要な出力が異なり、最大出力ができない場合もあります。
高出力で充電できればコスパは良いと思います、ただ、個人的にはUSB充電機器の「大きさ」が気になりました。
また、DAISOの30W版も購入しましたが、個人的には30W版の方をお勧めします、理由などは別記事で紹介したいと思います。
個人的な結論として、この45W版USB-C充電器は、「ノートPCなど45Wでの充電ができればコスパはとてもいい」ということです。
※ DAISO製は14日以内の初期不良の交換までとなるので、早めの動作確認は必要です、その点を注意してください。もしくは Anker や CIO のようにサポート体制や延長保証があるような メーカー品や、Amazon.co.jp 販売でのAmazon直販品もおすすめです。
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