DAISO(ダイソー)のGaN採用USB-C/A充電器(20W・770円)を使ってみた。Pixel 9はどこまで充電できる?
スマホ用の充電器は、気付くと「付属していないのが当たり前」になりました。
とはいえ、有名メーカーの急速充電器は2,000〜3,000円ほどすることも珍しくありません。そこで気になったのが、100均ショップのDAISOで販売されているGaN採用のUSB-C/A充電器です。
価格は税込770円。USB Type-CとUSB Type-Aを1つずつ備え、USB-C単独使用時には最大20WのUSB PD充電に対応します。

今回はGoogle Pixel 9を0%から充電し、実際の充電ペースを確認してみました。
結論からいうと、最速充電を求めるなら30W以上の充電器が向いています。
ただし「USB-CとUSB-Aを1台で使いたい」「旅行用・予備用として安くそろえたい」なら、770円でこの仕様はかなり魅力的でコスパもいいです。
DAISOの20W GaN充電器の主な仕様
今回使ったのは、USB Type-CとUSB Type-Aを各1ポート備えた20Wモデルです。

ポイントは、2ポート搭載でありながら、USB-C単独なら最大20WのUSB PD充電ができることです。
ただし、USB-CとUSB-Aを同時に使うと、合計出力は最大15Wまで下がります。スマホを急速充電したいときは、USB-Cだけを使うのがおすすめです。

そもそもGaNとは?
GaNとは、窒化ガリウムという半導体材料のことです。
従来の充電器で使われてきたシリコンと比べて、電力変換の効率を高めやすく、高周波で動作させやすい特徴があります。
そのため、充電器では次のようなメリットにつながります。
小型化しやすい
高出力化しやすい
電力変換時のロスを抑えやすい
ただし、GaN採用だからといって、必ずしも「発熱しない」「充電が速い」という意味ではありません。
充電器の大きさ、出力、設計、接続する機器によって発熱や速度は変わります。GaNは、コンパクトな充電器を実現するための技術の一つ、と考えるのがよさそうです。
770円でUSB-CとUSB-Aを両方使えるのが強み
最近のスマホやタブレットはUSB-Cが主流です。
一方で、ワイヤレスイヤホン、スマートウォッチ、モバイルバッテリーなどでは、まだUSB-Aのケーブルを使う場面もあります。
USB-Cしかない充電器だと、古いケーブルや付属ケーブルをそのまま使えないことがあります。その点、この製品はUSB-CとUSB-Aを1つずつ備えているため、持ち物を選びにくいのが便利です。
たとえば、こんな使い方に向いています。
USB-Cでスマホを充電する
USB-Aでワイヤレスイヤホンやスマートウォッチを充電する
旅行用の予備充電器として持ち歩く
家族や来客用の充電器として置いておく
2ポート同時使用時は合計15Wまでなので、2台をどちらも急速充電する用途には向きません。それでも「スマホ+小型機器」をまとめて充電するには十分です。
Pixel 9を0%から充電してみた
今回はGoogle Pixel 9を0%の状態から、USB-Cポートを使って充電しました。
結果は以下のとおりです。

30分で約24%、2時間で満充電になりました。
「20Wならもっと速いのでは?」と感じるかもしれませんが、充電速度は常に最大出力で一定ではありません。
スマホはバッテリー残量が少ないときほど速く充電し、満充電に近づくほどバッテリー保護のために速度を落とします。端末の温度、室温、ケーブル、充電中の操作でも結果は変わります。
そのため、この結果はあくまで今回のPixel 9での実測値です。

Pixel 9の最速充電には20Wでは少し足りない
Googleの公式仕様では、Pixel 9は別売りのGoogle 45W USB-C充電器を使った場合、約30分で最大55%まで充電できると案内されています。
また、Pixel 9の有線充電は最大27Wです。
今回のDAISO充電器はUSB-C単独で最大20Wなので、Pixel 9のフル速度で充電することはできませんが、それでも時間をかければ充電完了までいけます。
実際、今回の30分で約24%という結果は、Google純正45W充電器使用時の「約30分で最大55%」よりゆっくりです。
ただし、20Wでも外出前のちょっとした充電や、就寝中の充電には十分使えます。
速度を最優先するなら30W以上。
価格とUSB-Aポートの便利さを優先するなら、この20Wモデル。
という選び方が分かりやすいと思います。
詳細に見ると、USB-C単独使用が前提
この充電器のUSB-Cポートは、USB PDとPPSに対応しています。
PPSは、接続した機器に合わせて電圧を細かく調整する規格です。対応スマホでは、効率よく充電できる可能性があります。
ただし、今回の製品のPPS出力は最大で約20W相当です。
そのため、Pixel 9の最大27W充電や、より高出力なスマホの急速充電を狙うには出力不足になります。
また、USB-Aポートも単独では最大18Wに対応しますが、USB-Cと同時に使うと合計15Wに制限されます。

スマホをなるべく速く充電したいなら、USB-Cポートだけを使う。これがこの充電器の基本です。

買うなら30Wモデルのほうがよさそう。ただしUSB-Cx1のみ
Pixel 9を使っていて、できるだけ速く充電したいなら、30W以上のUSB PD・PPS対応充電器を選ぶほうがよさそうです。
DAISOには、GaN採用・最大30W出力のUSB-C単ポートモデルもあります。価格は税込880円で、20Wモデルより110円高いだけです。
30WモデルはUSB-Cポートのみですが、Pixel 9の最大27Wに近い出力を狙えます。

USB-Aのケーブルも使いたいなら20Wモデル。
Pixel 9をなるべく速く充電したいなら30Wモデル。
この違いで選ぶのがよさそうです。
私はUSB-Aでも充電するものがいくつかあるので、20W版を選びました。充電速度はそこまで気にしないという考えです。
まとめ:
770円で買える「ちょうどいい」2ポート充電器
DAISOのGaN採用USB-C/A充電器は、770円という価格を考えると、かなり実用的な製品でした。
特に良かった点は、次の3つです。
USB-CとUSB-Aを1ポートずつ備えている
USB-C単独なら最大20WのUSB PD充電に対応する
GaN採用のコンパクトな充電器を770円で買える
一方で、Pixel 9のように27W以上の充電に対応するスマホでは、性能を最大まで引き出せません。
それでも、旅行用、職場用、家族用、予備用としては十分な性能です。USB-Aケーブルをまだ使う人にとっては、むしろ30WのUSB-C単ポートモデルより使いやすい場面もあるでしょう。
「とにかく最速」を求めるなら30W以上。
「USB-CとUSB-Aを1つで使えて、安く済ませたい」なら、この770円モデル。
そんな位置付けの充電器でした。
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ネットでも近いスペック(20W版 / 30W版)のものがいくつかありましたので、ご紹介します。
DAISO USB充電器
45W 版のものを購入したので、レビュー投稿しました。ご参考になれば幸いです。
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