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パレスチナについて発言している参院選候補者一覧(比例代表編)

 2025年7月20日(日)投開票の第 27 回参議院議員通常選挙の立候補者の中で、イスラエルのパレスチナに対する国際法違反行為について問題視して取り上げてきた候補者について紹介します。本記事は、比例代表編になります。

→ 選挙区編はこちら

https://note.com/somoudjapan/n/nb6ee8f978035

 参議院での比例代表制は、全国一区のため、以下の候補者には、全国どこからでも投票できます。比例区の投票は、「政党名」または「個人名」のどちらでも投票できます。「個人名」で投票した候補者が当選しなくても、その票は、その個人を擁立した政党の票として換算されるため、死票(無駄な票)は少なくなります。選挙区と比べてより自分の応援したい候補を応援しやすい制度でもあるので、もしパレスチナに関心のある方は、以下のような候補の個人名で投票することによる意思表示もできます。

 イスラエルによる「国際法に対する戦争」は、世界中の全ての市民に関わる問題です。それは、現在進行形で経済的に加担させられているという意味でも、また私たちを保護しているものと同一のものである国際法が毀損されているという意味でも関係しています。本来であれば、「パレスチナについて十分に発言していない候補者」こそ問題化されるべきですが、残念ながらほとんど全員が該当してしまうため、「パレスチナについて発言している候補者」を取り上げています。パレスチナに対するジェノサイドと不法占領を公論の場で取り扱うものとするために、声を上げている候補者を応援しましょう。

 こちらのリストは、全国比例代表に立候補してる方々の氏名全員について検索をかけた上で、イスラエルへの抗議・パレスチナへの連帯を(強度の違いはありますが)継続的に表明してきた方々を取り上げて紹介しています。もしリストに漏れている方で、同じように発信してきた方をご存知であれば、以下のメールアドレスまで、連絡いただければ幸いです。
 なお、取り上げた候補者の他の政策に関する素晴らしい点や、問題含みの点に関しては、ここでは触れていません。あくまでパレスチナに関してのみの着目であることに留意の上、参考情報の一つとして使ってくださればと思います。

連絡先:SomoudJapan★proton.me (★を@に変更してください)


共産党

小池晃(現職)

▪️参議院本会議(2024年12月4日)にて、ICC逮捕状履行とイスラエル製ドローン導入中止を要求

 国際刑事裁判所、ICCは、イスラエルのネタニヤフ首相に対し、戦争犯罪、人道への罪の容疑で逮捕状を出しました。日本は国際刑事裁判所に加盟をしています。所長は日本人です。日本も逮捕義務を果たすと宣言すべきではありませんか。
 九月の国連総会決議は、各国に対し、市民や企業、団体にイスラエルの無法を支援させない措置、武器や関連機器の提供、移転の禁止などを求めました。
 日本はこの決議に賛成しています。賛成したのですから、決議が求める措置を具体化すべきであります。防衛省は、イスラエル製ドローンの導入検討を中止すべきではありませんか。イスラエルに軍事支援を続ける米国に対し、ジェノサイドへの加担をやめるよう迫るべきではありませんか。

2024年12月4日参議院本会議議事録(https://kokkai.ndl.go.jp/#/detail?minId=121615254X00420241204&spkNum=14&current=18


▪️「生放送!とことん共産党」で北海道パレスチナ医療奉仕団団長の猫塚義夫氏と対談


井上さとし(現職)

▪️日本パレスチナ友好議員連盟の一員として、パレスチナ国家承認やUNRWA支援再開を要求


▪️参議院内閣委員会(2024年4月23日)にて、AIプログラム「ラベンダー」に言及し、デュアルユース技術を批判

 今、イスラエルは、ガザへの空爆に際して攻撃目標を自動的に生成、設定するAIプログラム、ラベンダーを使用していたと報じられております。これ、イスラエル軍がハマスのメンバーの電話、住所、通信、行動パターンなどの情報をAIに学習をさせるとともに、このガザ住民二百三十万人に対する大量監視を通じて得たデータを入力をして、ハマスメンバーとの類似の程度に応じて一から百の段階に分類をし、数値の高い人物が自動的に標的に設定されると、こういうことが行われたわけで、これがデュアルユース技術の軍事転用の現実として既に進行しているわけですよね。
 ですから、これ繰り返しになりますが、この法案でそれに転用できるような技術を幅広く指定をして、それが、機微度が高まったらまさに特定秘密に移行していく、そういうことができるようになっているというのがこの法案なんではないですか。

2024年4月23日参議院内閣委員会議事録(https://kokkai.ndl.go.jp/#/detail?minId=121314889X00920240423&spkNum=142&current=69)より


▪️「イスラエル・パレスチナにおける武力行為の即時停止へ国際社会と日本の働きかけを求める集会」の賛同議員に連名


はたやま和也(元職)

▪️スタンディングで人道支援募金を呼びかけ


▪️「ガザの、パレスチナの命を救え!」集会とデモ行進に参加


社民党

大椿ゆうこ(現職)

▪️参議院外交・安全保障に関する調査会(2024年2月7日)にて、イスラエルによるAIシステムの軍事利用を批判

 イスラエルのガザ侵攻攻撃で、AIシステムによって攻撃目標が自動的に設定されていることが民間人の死者が極端に多い背景にあるとの報道も聞きました。AIが次々と標的を提示して、ハマスの報復を際立たせるために意図的に巻き添え被害の許容件数も多く設定されているため、民間人の被害が従来の戦闘時より極端に多くなってしまっているという指摘もあります。  
 国際的なルールを作るよりも前に現実は既に進んでしまっているのではないか、ガザの現状はAI活用の未来を既に表しているような現状ではないかなというふうに感じるんですけれども、岩本参考人といたしましては、これを、この現状をどうお受け止めになっているか、御所見をいただければと思います。

2024年2月7日参議院外交・安全保障に関する調査会(https://kokkai.ndl.go.jp/#/detail?minId=121315362X00120240207&spkNum=26&current=108


▪️GPIFによるイスラエルへの投資に反対する院内集会に立ち会い


かい正康(新人)

▪️イスラエル大使館前で繰り返し抗議を表明


▪️パレスチナ連帯、シオニズム批判を明示したnote記事を多数発信


▪️ストップ・ジェノサイドを、政策として推進

https://www.sinsyakai.or.jp/board/data/f1001_00.pdf


立憲民主党

石川大我(現職)

▪️参議院特別委員会(2024年6月14日)にて、イスラエルのピンクウォッシングを批判

 世界的にはピンクウオッシュというふうに呼ばれておりまして、分かりやすい例では、イスラエルがやっぱりLGBTフレンドリーをアピールして、自らの虐殺行為を覆い隠そうとしています。イスラエル兵がパレスチナでレインボーフラッグを掲げまして、批判を受けたことは記憶に新しいところだというふうにも思います。

2024年6月14日参議院特別委員会講義録(https://kokkai.ndl.go.jp/#/detail?minId=121314536X00520240614&spkNum=51&current=24


▪️「イスラエルはガザ侵攻と無差別空爆をやめよ!即時停戦を!2.26院内集会」に参加


川田龍平(現職)

▪️参議院予算委員会(2024年12月17日)にてパレスチナ国家承認を要求

 日本政府には、停戦の実現と人道支援、復興支援を現実にしていただくと同時に、この国家樹立こそがこれ民族の悲願であり、イスラエルと対等な立場で交渉できる二国家解決をして和平プロセスを実現するためのオスロ合意に立ち戻って、交渉の舞台を是非日本政府としてつくり上げていただきたい。  
 ここへ来て、スペインやノルウェーといった国も国家承認しています。何度も国境を越えるための人道支援の物資を送り続けても、今届かないという状況があります。そんな中、諦めずに何度も頑張っている方たちがいて、もう本当にこの冬にも、この寒さの中、餓死する、そういう人が出ているというような状況で、日本が、この日本という国がこのパレスチナの国家承認というメッセージを送るということは、彼らにとっては希望です。決してむなしいというものではありません。無駄ではありません。

2024年12月17日参議院予算委員会講義録(https://kokkai.ndl.go.jp/#/detail?minId=121615261X00520241217&spkNum=30&current=15

▪️日本パレスチナ友好議員連盟の一員として、ガザ地区の停戦実現と人道支援を求める緊急提言


岸まきこ(現職)

▪️「イスラエル・パレスチナにおける武力行為の即時停止へ国際社会と日本の働きかけを求める集会」に参加


▪️X(旧Twitter)で即時停戦に向けた取り組みを要求


れいわ新選組

伊勢崎賢治(新人)

▪️ガザ戦争の背景を専門家として新聞で解説

 一般にパレスチナ問題といわれるこの問題の本質は「シオニズム問題」だ。戦後70年間、世界で幅を利かせてきたイスラエルやシオニズムに対する世界の見方が、この戦争を契機に劇的に変わるだろう。
〔……〕
 今回のガザ戦争にいたる経緯は、本当に大雑把に言うと、半世紀以上をかけて拡大してきたイスラエルによる軍事占領の中で、苦痛に耐えかねた被占領者の一部が過激化し“テロ事件”を引き起こした、ということになる。
 その当事者であるハマスはテロリストであるとの喧伝が進行する中で、ハマスは民主的に選ばれた「政体」であることは既に述べた。
 現在まで、アメリカは依然として「イスラエルの自衛の権利」を保護し、安保理決議において「停戦」の一言の挿入を妨害するために拒否権を使い続けている。
 イスラエルの軍事占領とはいっても、その所業は、入植者、つまり民間人の武装を側面支援しながら、半世紀以上をかけパレスチナ人から土地を収奪してきたものだ。

「ガザに一刻も早い停戦を!――紛争調停実務家からみたガザ戦争 東京外国語大学名誉教授・伊勢崎賢治氏に聞く」、長州新聞、2023年11月10日、https://www.chosyu-journal.jp/heiwa/28102


▪️パレスチナ国家承認、ICC逮捕状への協力を新聞で呼びかけ

 外交圧力とは、日本政府にとってはパレスチナ国家の承認以外にはない。巷では、いわゆる「二国家解決(Two State Solution)」がいわれているが、これはもはや飾り言葉でしかない。現実は単なる一国支配だ。イスラエルという自己増殖する非常に奇妙な国家の中で起きている少数民族へのジェノサイド――これがガザだ。
 国際社会は、そのガザの人たちに接触すらできない。「強大で閉鎖的な一国が国内で起こしているジェノサイド」という認識を持たなければならない。だからこれはもはや戦争でもない。ジェノサイドだ。
 そのわれわれのマインドセットも含めてすべてを変えるには、「二国家解決」を目標にするのではなく、パレスチナを一つの国家として承認することが必須だ。

「日本は一刻も早くパレスチナの国家承認を 東京外国語大学名誉教授・伊勢崎賢治」、長州新聞、2024年12月28日、https://www.chosyu-journal.jp/kokusai/33297

 日本はどうか? 日本は遅ればせながら2007年にICC(ローマ規程)に加盟した。批准しないだけでなく、もし自国や同盟国の軍人がハーグのICC本部に収監されたら武力でそれをとり戻すという「ハーグ侵略法」までつくってICCを妨害してきたのがアメリカだ。日本はアメリカの従属国にもかかわらず、超党派議連をつくってICC加盟を成し遂げた。僕もそれに協力したが、この意味は大きい。
 そして現在、日本はICCの最大援助国でもある。だからこそ日本は、あえてフランスにならわず、停戦の仲介に主体的に関わるにしても、それを例外的措置として、ICC逮捕状への協力を明確に表明すべきだ。

同上

▪️シンポジウム「Cease All Fire Now! 6 シンポジウム『殺すな」に出演


吉田幸一郎(新人)

▪️ガザで過ごした経験もある、福岡パレスチナの会のメンバー


▪️政策として「パレスチナの平和支援」を提唱


▪️パレスチナ連帯デモを先導


長谷川ういこ(新人)

▪️日曜討論でイスラエルのジェノサイドを非難、全世界のパレスチナ連帯デモに連携するよう呼びかけ


▪️ワリード・シアム駐日大使の講演会(@京大)に参加



他の参考になる情報

「パレスチナの平和実現に向けての考え」アンケート

 京都デモを主催している「パレスチナの平和を求める会・京都」が今回の候補者に実施したアンケートの結果を公開しています。回答者は 47 / 209 名です。質問項目がよく考えられていて充実した内容となっています。ぜひ参考にしてみてください。また公開されたばかりで届いていない人もいると思われるので、拡散していただけたらと思います。

https://x.com/PalestinaKyoto/status/1942241509182763085


「ガザ「人道危機」国会議員」アンケート

神戸でパレスチナ連帯活動を続けている疋田香澄さんらを中心に現職の衆議院・参議院両方の議員に対して、行ったアンケートがあります。今回の候補者に限った情報ではないですが、党全体の傾向などもわかりやすいので、参考にしてみてください。

https://x.com/zenkokuproject/status/1847957765848740252



文責:quoila & Mark
画像:Rin


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