#3【本業編】転職ナシで同期を出し抜く「最強の昇級戦略」:年収アップする目標設定術
2026/02/22 更新
こんにちは、そのはです。
前回の記事では、資産1,500万円の土台づくりとして、YouTubeで学んだことと、それを行動に変える方法を書きました。
知識を入れたら、次は実行です。
そして資産形成における最初の大きな一歩は、
やはり 入金力(稼ぐ力)を上げること だと思っています。
巷では「転職で年収アップ!」「副業で月5万円!」といった話がよく出てきます。
もちろんどちらも有効な手段ですが、
私はそれ以上に、本業の昇級 が強いと考えています。
理由はシンプルで、一度上がった給与は、その後の人生で効き続けるからです。
私は転職経験はありません。
その代わり、会社の中で昇級・昇進を狙って動き、
同期比較でも評価を積み上げてきました。
今回は、今の会社にいながら年収を上げていくための考え方 を、
「毎期の目標設定」の視点を中心にまとめます。
1. まず前提:昇級で見られているのは「頑張り」ではない
昇級審査や面談で見られるのは、
「この人、頑張っているな」ではありません。
見られているのは、もっと実務的な部分です。
「この人は、次の役職に見合う成果を、将来にわたって生み出せそうか?」
つまり、評価されるのは“過去の努力”ではなく、
次のポジションでの期待値 です。
ここを踏まえると、目標設定の役割が変わります。
目標設定は、単なる提出書類ではありません。
「私は次の役職の視点で仕事をしています」と伝えるための、戦略ツールなのです。
2. 目標設定の土台はSMART(ただし本当に差がつくのはR)
目標設定のフレームワークとして、SMARTは有名です。
ここは王道なので、まずは素直に使ってOKです。
S(Specific):具体的
M(Measurable):測定可能
A(Achievable):達成可能
R(Relevant):関連性
T(Time-bound):期限がある
特に、多くの人が見落としがちで重要なのが、Rです。
なぜなら、昇級で強い目標は「自分が頑張りたいこと」ではなく、
会社が今ほしい成果に繋がっている目標 だからです。
たとえば、
「新しい技術を勉強したい」
「資格を取りたい」
これ自体は悪くないです。
でも、それだけだと評価側から見ると“個人の努力”で終わりやすい。
一方で、
会社のコスト削減方針に対して、この施策を主導する
部署の生産性課題に対して、この改善を数値で出す
という形にすると、同じ行動でも一気に評価されやすくなります。
要するに、SMARTは全部大事ですが、
昇級狙いならRをどう作るかが勝負 です。
3. Rを作るコツ=「縦と横の網」で目標を見る
ここがこの記事の核です。
私は目標を考えるとき、
いつも 「縦」と「横」 のつながりを意識していました。
縦のつながり:上の目標から降ろしてくる
縦のつながりは、上から下の整合性です。
経営目標
部署の方針
チームの重点
自分の目標
この線がつながっていると、目標の説得力が一気に増します。
逆に、ここが切れていると、どれだけ良い目標でも
「それ、今やる必要ある?」になりやすいです。
評価の場では、成果だけでなく、
“どのレイヤーを見て仕事しているか” も見られています。
なので、目標説明のときに上位レイヤーとの接続を言語化できるだけで、
かなり印象が変わります。
横のつながり:組織の「穴」を埋めにいく
もうひとつ大事なのが、横のつながりです。
関連部署の目標
同じ部署の他メンバーの目標
誰も拾えていない課題
組織を一枚の網として見ると、
だいたいどこかに「穴」があります。
しかもその穴は、意外と重要です。
みんな忙しいので、
「重要だけど担当が曖昧」な領域が放置されがちなんですよね。
ここを拾えると強いです。
なぜなら、単に自分の担当をこなす人ではなく、
組織の穴を埋められる人 として見てもらえるからです。
昇級・昇進の評価で、この差はかなり大きいです。
4. 目標の作り方:Must × Can × Want で決める
縦横で「会社が求めていること(Must)」が見えたら、
次はそこに自分を乗せます。
ここで使うのが、次の3つです。
Must:会社・組織が求めていること
Can:自分ができること
Want:自分がやりたいこと
この3つが重なるところに目標を置くと、強いです。
Mustだけだと、やらされ仕事になりやすい。
Wantだけだと、評価に繋がりにくい。
Canだけだと、成長が止まりやすい。
だから、3つを掛け合わせる。
そのうえで、目標は2段構えにするとさらに良いです。
① メイン目標(少し背伸び)
「頑張れば達成できる」くらいの目標です。
いわゆる「コンフォートゾーン」の少し上を狙います。
ここで大事なのは、無難すぎないこと。
達成率100%を狙うより、評価されるラインを狙った方がいい場面も多いです。
② ムーンショット目標(視座を見せる)
達成難易度が高い目標も据えます。
ここで見せたいのは、結果そのものよりも 視座 です。
「自分は一つ上の役職の仕事を見ている」
このメッセージが伝わる目標を1つ混ぜるだけで、
目標全体の印象が変わります。
5. ケーススタディ
ここで、架空の会社を想定した場合の、目標設定の具体例を見てみましょう。
前提
たとえば、こんな状況を想定します。
会社の経営目標は「来年度、業務効率を20%向上」
営業部門は「データ活用基盤がなくて困っている」
自分はまだリーダー経験が薄いエンジニアで、いきなり大規模なマネジメントは難しい
このとき、昇級を狙う目標は「自分にできる範囲の作業」だけで組むと弱いです。
目標の組み方(例)
まず縦のつながりとして、
経営目標の「業務効率化」に乗ります。
たとえば、AI開発環境の整備や、開発フローの改善など、部署の生産性に効くテーマを置く。
次に横のつながりとして、
営業部門の課題に触れます。
データ活用基盤の試験導入や、連携フローの整備など、「部署を跨いだ成果」を1つ入れる。
最後にムーンショットとして、
次期システムの要件定義や、小さくてもプロジェクト主導の役割に手を挙げる。
こうすると、目標全体で次のメッセージが出せます。
会社目標を見ている
自部署だけでなく他部署も見ている
しかも次の役職の仕事に手を伸ばしている
これが、昇級を狙う目標の形です。
6. 昇進を勝ち取るための「ポスト獲得」戦略
ここからは、目標設定より一段実務寄りの話です。
昇進には、どうしても運が絡みます。
一言で言えば、「ポストが空くかどうか」です。
ただ、この“運”も完全な運任せではありません。
ある程度は、自分で引き寄せられます。
ポストが空く前に、先にその仕事をやっておく
昇進は、役職についてから育ててもらうものではなく、
「もうできそうだから任せる」 で決まることが多いです。
なので、狙うべきは「任命された後に頑張る」ではなく、
任命前にそれっぽい働きを始める ことです。
たとえば、
一段上の視点で判断する
一段上の人がやっている仕事を部分的に巻き取る
会議での発言も、担当者視点だけでなく全体最適で話す
こうした積み重ねがあると、ポストが空いたときに候補に上がりやすくなります。
また、会社によっては「任命文化」が弱く、
待っていても話が来ないこともあります。
その場合は、遠慮せずに手を挙げるのが大事です。
「やります」と言える人は、それだけで希少です。
ポストが詰まっているなら、「上を押し上げる」動きも有効
年功序列気味の会社だと、ポストが詰まりがちです。
このとき、ただ待つのはもったいないです。
有効なのは、上司の仕事を一部巻き取って、
上司がさらに上のレイヤーの仕事に集中できるようにする動きです。
一見遠回りですが、かなり実務的な戦略です。
上司が上に上がれば、自分のポストが空く。
しかもその過程で「上司の仕事を回せる人」として自身の実績も残る。
また、直属上司だけに評価が閉じる組織なら、
関係部署や、上司の上のレイヤーにも認知を取っておくのは有効です。
ここは露骨にやると逆効果ですが、
成果共有の場や横連携の会話の中で、自然に見える形で積み上げるのがコツです。
昇進と別で、「確実に上がるところ」は先に拾う
昇進は相対評価なので、運の要素があります。
一方で、資格手当や一部の役職手当のように、比較的“絶対評価”に近いものもあります。
ここは、かなり大事です。
昇進のような大きい勝負をしつつ、
同時に「確実に取れるベースアップ」を拾っていく。
資格手当
役割手当
制度上の加点対象
このあたりは、地味ですが効きます。
資産形成の観点でも、こういう固定的な増加は強いです。
毎月の入金力にそのまま効いてきます。
7. まとめ:本業の昇級は、入金力を底上げする“継続火力”
本業の昇級は、派手さはありません。
でも、転職や副業と比べても、かなり手堅く強い戦略だと思っています。
理由は、一度上げると効き続けるから です。
これが入金力の土台になります。
今回のポイントをまとめると、次の3つです。
① 目標設定は「提出物」ではなく戦略ツール
頑張りアピールではなく、
「次の役職に見合う人材か」を伝えるために使う。
② SMARTの中でも、昇級狙いはR(関連性)が重要
会社や部署の目標とつながっているかで、評価の通り方が変わる。
③ ポストは“空くのを待つ”だけではない
一段上の仕事を先にやる。
必要なら、上を押し上げる動きも含めて設計する。
本業で入金力を上げられると、資産形成全体がかなり楽になります。
次のフェーズとしては、
この本業の収入を土台にしつつ、どうやってさらに加速させるか(副業・仕組み化)という話に繋がっていきます。
それでは。
