「祈りのうた」
街角の空気が冷え、
人が行き交う音のなか、
ひとりの男性が
立っている。
スポットライトも
肩書きもない。
ただ、生きてきた日々が
胸の奥に折りたたまれた
──そんな背中。
最初の一音が
空気を震わせる。
歌というより
彼の声は“祈り”だった。
強がりを隠した朝。
誰にも言えない沈黙。
心の中の暗闇。
そっと拾い上げる声。
押さない。
励まさない。
"ここにいるよ"
そう小さく灯す声。
声が高くなるたび、
忘れたはずの痛みが
少しずつゆるんでいく。
胸の奥の
“立ち上がれなかった日”が
ひとつずつ、
形に変わっていく。
「You raise me up」
そのフレーズは
誰かにすがる音ではない。
再び自分の足で
前へ進みたいと思う覚悟。
この歌声を聞いた人は
きっと、
胸のどこかにあかりが灯る。
そんな歌だから。
こちらのYouTube動画を元に記事を書きました。
出典動画:YouTube▶️ Nozomi Film Music Martin Hurkens - You raise me up
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